技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

フィルム製造プロセスと製膜、加工技術、品質制御

フィルム製造プロセスと製膜、加工技術、品質制御

フィルム製造プロセスと製膜、加工技術、品質制御の画像

ご案内

2012年3月16日:
好評につき完売いたしました。

目次

第1章 フィルム成形におけるレオロジーの基礎と押出・フィルム成形

  • 1. フィルム成形におけるレオロジーの基礎
    • 1-1 はじめに
    • 1-2 成形性とその評価法
    • 1-3 剪断流動性
      • 1-3-1 メルトインデックス (MI)
      • 1-3-2 キャピラリーレオメーター
      • 1-3-3 コーン&プレートレオメーター
      • 1-3-4 樹脂性状とレオロジーの関係
      • 1-3-5 ダイスウェル
    • 1-4 伸長流動特性
      • 1-4-1 伸長粘度)
      • 1-4-2 溶融張力
    • 1-5 フィルム延伸性評価
      • 1-5-1 テーブルテンター
      • 1-5-2 動的延伸測定装置
  • 2. レオロジーと押出・フィルム成形
    • 2-1 押出機の役割とスクリューの種類
    • 2-2 溶融体輸送領域
    • 2-3 ダイス
      • a 円管ダイ
      • b コートハンガーダイ
    • 2-4 スパイラルダイス
    • 2-5 押出特性の予測
    • 2-6 押出物の不良現象とレオロジー
  • 3. フィルム成形
    • 3-1 はじめに
    • 3-2 インフレーション成形
      • 3-2-1 インフレーション成形の理論解析法
      • 3-2-2 理論解析結果と応用展開
    • 3-3 ダイキャスト法
    • 3-4 二軸延伸成形
      • 3-4-1 テンター二軸延伸
    • 3-5 チューブラー二軸延伸

第2章 フィルム成形用押出機スクリュ、Tダイおよび共押出用機器の最適設計・評価技術

  • 1. フィルム成形設備のあらまし
  • 2. プラスチック材料特性編
    • 2-1 プラスチック材料特性 – 摩擦・熱・流れ特性 –
  • 3. スクリュ技術編
    • 3-1 スクリュの輸送理論 – メルトの輸送とソリッドの輸送 –
    • 3-2 単軸押出機のスケールアップ
    • 3-3 ソリッドベッドのブレークアップとバリヤフライト型スクリュ
    • 3-4 スクリュのミキシングエレメント
    • 3-5 ベント式押出機用スクリュ
      • 3-5-1 水槽での流量変動の減衰
      • 3-5-2 ベント式押出機でのサージングと緩和策
    • 3-6 押出機の操業点の概念
    • 3-7 ギアポンプアシススト型押出機
  • 4. Tダイ技術編
    • 4-1 簡易流れ解析の手順と実際
    • 4-2 リップ隙間の変化率と流量変化率の関係
    • 4-3 Tダイの最適流路の設計計算式の導入
      • 4-3-1 粘性抵抗理論の基礎
      • 4-3-2 Tダイの最適流路設計理論
      • 4-3-3 非円形マニホールドの等価円サイズの決め方
      • 4-3-4 Tダイ流路の設計・評価のポイント
  • 5. 共押出用流路の解析技術編
  • 6. その他

第3章 溶液製膜法及び溶融製膜法によるフィルム成形技術

  • 1. カレンダー法
  • 2. 溶液製膜法 (キャスティング法)
    • 2-1 ドープの調合工程
    • 2-2 ドープのキャスティング (流延) 工程
    • 2-3 溶剤の揮発・乾燥工程
    • 2-4 溶液製膜法の特徴
  • 3. 溶融製膜法 (溶融押出法)
    • 3-1 フィルム製造プロセスの概要
    • 3-2 フラットダイ法 (Tダイ法)
    • 3-3 押出工程でのポリマー流動の評価指標
    • 3-4 フィルム成形時の応力・変形解析のための構成方程式とは
    • 3-5 キャスティング工程でのフィルムの変形挙動の解析と安定性評価
    • 3-6 ネックインとエッジビーズ
    • 3-7 フィルム特性に及ぼす成形因子の影響
    • 3-8 インフレーション法

第4章 フィルムの製膜・延伸技術と構造制御

  • 1. キャステイング工程における現象と流動不安定性
    • 1-1 せん断流動域と伸長流動域における現象
    • 1-2 せん断流動域における不安定性現象
    • 1-3 伸長流動域における不安定性現象
  • 2. ドローレゾナンス現象と発生低減策
    • 2-1 ドローレゾナンス現象
      • 2-1-1 ニュートン流体のドローレゾナンス
      • 2-1-2 指数法則流体のドローレゾナンス
      • 2-1-3 粘弾性流体のドローレゾナンス
      • 2-1-4 ドローレゾナンス現象の発生機構
      • 2-1-5 ドローレゾナンス現象の発生抑制策
  • 3. ネックイン現象とフィルム幅制御
    • 3-1 ネックイン現象
  • 4. 延伸工程における現象とフィルム内部構造の発現
    • 4-1 逐次二軸延伸技術
    • 4-2 フィルムの構造
    • 4-3 小角光散乱法による高次構造評価
    • 4-4 一軸延伸挙動
    • 4-5 逐次二軸延伸挙動
    • 4-6 逐次多段延伸技術
    • 4-7 高次構造シミュレーション

第5章 フィルムの表面・界面制御技術

  • 1. フィルムの表面と表面改質技術
    • 1-1 フィルムの表面構造
    • 1-2 フィルムの表面制御方法
      • 1-2-1 添加剤による表面制御
      • 1-2-2 フィルムの表面粗さ
      • 1-2-3 フィルムのスキン層に無機粒子添加
      • 1-2-4 コーテイング層に無機粒子添加
      • 1-2-5 コロナ処理、火炎処理による表面制御
      • 1-2-6 無機材料コートによる表面制御
      • 1-2-7 二元蒸着法による表面制御
  • 2. フィルムにおける界面と界面制御技術
    • 2-1 フィルムにおける表面と界面
    • 2-2 空洞含有PET系フィルム
    • 2-3 合成紙
    • 2-4 ボイド発現のシミュレーション
    • 2-5 おわりに

第6章 コーティングフィルムの乾燥技術と条件最適化

  • 1. 伝熱の基礎-フィルムの加熱・冷却について
    • 1-1 フィルムの温度プロフィール (フィルム厚み方向の温度分布を考慮しない場合)
    • 1-2 フィルムの温度プロフィール (フィルム厚み方向の温度分布を考慮する場合)
  • 2. 乾燥の基礎知識
    • 2-1 湿度の定義
    • 2-2 湿球温度
    • 2-3 乾燥速度曲線
  • 3. 乾燥プロフィールの簡易推算
    • 3-1 基礎式
    • 3-2 乾燥プロフィール計算例
  • 4. 乾燥プロフィール解析 – 明確な定率乾燥期間が見られない場合
  • 5. 熱風乾燥方式
    • 5-1 衝突噴流の流動特性と熱伝達特性
    • 5-2 ノズル列における熱伝達特性
    • 5-3 最適ノズル配列
    • 5-4 多孔ノズルにおける熱伝達特性
    • 5-5 フローティングノズル
  • 6. その他の乾燥方式

第7章 フィルムの巻取と品質制御、トラブル対策

  • 1. はじめに
  • 2. 巻取技術の概要
  • 3. 巻品質について
  • 4. ウェブ力学の基礎とロール内部応力の概念
    • 4-1 ウェブ力学の基礎
    • 4-2 ロール内部応力
  • 5. 巻取方式の種類
  • 6. 解析モデルの概要
    • 6-1 モデル化の歴史
    • 6-2 第1世代 (厚肉円筒モデル) の概要
    • 6-3 内部応力計算例と張力制御プロファイル
    • 6-4 空気層の取扱いについて
  • 7. 内部応力に着目した巻取条件検討例
    • 7-1 コア脱着時のコア変形の影響
    • 7-2 基材とコアとの熱膨張係数が異なる場合の温度変化の影響
    • 7-3 幅方向の変形
  • 8. 解析モデルの高度化
    • 8-1 第2世代 (Altmannモデル)
    • 8-2 第3世代 (Hakielモデル)
    • 8-3 第4世代
  • 9. 基材の偏肉と対応策
    • 9-1 幅方向厚さムラとゲージバンド
    • 9-2 厚さムラとスリッター機種選定に関して
    • 9-3 長手方向の偏肉に起因するロール変形について
  • 10.振動による巻品質の劣化と振動抑制策
    • 10-1 振動の原因と対策
    • 10-2 振動抑制のための解析例

第8章 フィルムのウェブハンドリング技術

  • 1. ウェブとウェブハンドリングの意味
  • 2. ウェブの基本物性
    • 2-1 ウェブの力学特性
    • 2-2 ウェブの表面粗さ特性
    • 2-3 ウェブの摩擦特性
  • 3. ウェブとローラ間のインターフェース問題
    • 3-1 オイラーのベルト公式
    • 3-2 有効摩擦係数の概念
    • 3-3 ウェブ浮上量
  • 4. ウェブのトラッキング能力
    • 4-1 ウェブの直角方向進入性
    • 4-2 ウェブの横方向移動
  • 5. ウェブ搬送中に生じるしわの予測
    • 5-1 しわの発生メカニズム
    • 5-2 ウェブのせん断じわ
    • 5-3 ウェブのトラッキングじわ
    • 5-4 せん断じわの発生メカニズム
  • 6. ウェブの巻取り問題
    • 6-1 ウェブの巻取り方程式
    • 6-2 ロール内部の応力状態
    • 6-3 応力状態とロールディフェクト
  • 7. おわりに

執筆者

  • 金井 俊孝 : 出光興産(株)
  • 井口 勝啓 : 井口CC技術士事務所
  • 山田 敏郎 : 金沢大学
  • 石原 英昭 : 龍谷大学
  • 伊藤 勝也 : 東洋紡績(株)
  • 後藤 義光 : 旭化成エンジニアリング(株)
  • 三谷 修造 : 旭化成エンジニアリング(株)
  • 橋本 巨 : 東海大学

金井 俊孝

KT POLYMER

代表

井口 勝啓

井口CC技術士事務所

技術士 (機械部門)

山田 敏郎

金沢大学

名誉教授

石原 英昭

P&P リサーチ

代表

伊藤 勝也

東洋紡績 株式会社

後藤 義光

旭化成 株式会社
生産技術本部
生産技術センター
加工技術部

部長

三谷 修造

旭化成エンジニアリング 株式会社

橋本 巨

東海大学
工学部

教授

出版社

お支払い方法、返品の可否は、必ず注文前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本出版物に関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(出版社への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

体裁・ページ数

B5判上製本 466ページ

ISBNコード

ISBN978-4-903413-41-9

発行年月

2008年7月

販売元

tech-seminar.jp

価格

52,190円 (税別) / 57,409円 (税込)

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 電子機器の防水設計の基礎と応用・不具合対策 オンライン
2024/4/22 溶融製膜/溶液製膜によるフィルム成形技術の基礎と実際 オンライン
2024/4/22 光学薄膜技術の総合知識と最新動向 オンライン
2024/4/23 ポリマー表面へのタンパク質吸着制御と評価、表面設計 オンライン
2024/4/23 トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) の基礎と耐摩耗対策、摩擦制御法 オンライン
2024/4/23 めっき膜の密着性評価と剥離対策 オンライン
2024/4/24 ディスプレイ向け光学フィルムの基礎・市場と高機能化技術トレンド オンライン
2024/4/24 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/4/25 耐指紋・防汚性材料の設計、評価、応用、今後の展望 オンライン
2024/4/25 プラスチックフィルムの表面処理・改質技術と接着性の改善評価方法 オンライン
2024/4/25 レオロジー測定・データ解釈の勘どころ オンライン
2024/4/25 押出成形のDX化と活用技術 オンライン
2024/4/26 塗布膜乾燥プロセスの解明・考察・本質の理解と塗布膜の設計、不良・欠陥対策への応用 オンライン
2024/4/26 塗装・コーティング現場のゴミ・異物対策実践セミナー 東京都 会場
2024/4/26 スプレードライ (噴霧乾燥) の基本原理、運転管理と実用総合知識 オンライン
2024/4/26 共押出多層フィルムの成形技術、押出安定化とトラブル対策 オンライン
2024/5/6 トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) の基礎と耐摩耗対策、摩擦制御法 オンライン
2024/5/7 ペロブスカイト太陽電池における塗工・乾燥のスケールアップ オンライン
2024/5/7 異種材料接着に向けた金属の表面処理技術と接着性の改善 オンライン
2024/5/8 高分子の接着性改善と表面処理、界面の構造評価技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/11/30 造粒プロセスの最適化と設計・操作事例集
2023/9/29 先端半導体製造プロセスの最新動向と微細化技術
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2022/5/31 分離工学の各単位操作における理論と計算・装置設計法
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版)
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)
2020/5/29 凍結乾燥工程のバリデーションとスケールアップおよびトラブル対策事例
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2018/12/27 押出成形の条件設定とトラブル対策
2018/11/30 複雑高分子材料のレオロジー挙動とその解釈
2018/9/27 プラズマCVDにおける成膜条件の最適化に向けた反応機構の理解とプロセス制御・成膜事例
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2017/9/25 乾燥技術の基礎とトラブル対策
2015/10/1 すぐ分かるラミネート加工技術と実際およびトラブル・シューティング
2015/7/30 ダイ塗布の流動理論と塗布欠陥メカニズムへの応用および対策
2014/8/25 ぬれ性のメカニズムと測定・制御技術