技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

電気自動車、ハイブリッド車と車載部品の高電圧絶縁品質評価法、関連のIEC国際規格と樹脂材料の高性能化に向けた特性評価

電動化のための基礎と実践技術

電気自動車、ハイブリッド車と車載部品の高電圧絶縁品質評価法、関連のIEC国際規格と樹脂材料の高性能化に向けた特性評価

~EVモータと関連電装品の高電圧化・高周波化・熱対策に向けた絶縁品質評価技術と樹脂材料開発 / EV電動化モビリティの高電圧絶縁評価技術の基礎と実例 / 電動化モビリティの熱対策・電気絶縁技術の最新技術動向 / 電動化に必須の高電圧絶縁技術 / IEC国際規格による電気絶縁評価方法 / 部分放電計測とAC/インパルス絶縁評価法 / 実機インバータ駆動モータの絶縁評価試験~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は、2026年6月27日〜7月3日を予定しております。
  • ライブ配信を欠席し、アーカイブ配信のみ受講をご希望の場合は、通信欄に「ライブ欠席、アーカイブのみ受講」とご記入ください。

概要

本セミナーでは、絶縁材料の劣化要因とメカニズムや評価法、自動車産業の電動化に向けた絶縁材料の耐電圧化、耐熱化、高熱伝導性についての技術ノウハウについて詳解いたします。

開催日

  • 2026年6月26日(金) 10時00分17時00分

受講対象者

  • モータに関連する技術者
  • HEV・EV用モータに関する技術者、開発者

修得知識

  • 電動化モビリティ分野における樹脂材料の開発・応用と高電圧絶縁技術の最新動向
  • 電動化におけるの高電圧化、高周波化、熱対策に向けた高電圧絶縁の課題と対策
  • モータ・材料等の電気的絶縁システムのIEC国際規格と課題点
  • 樹脂フィルム、パワーモジュール、電子回路基板の絶縁評価法
  • EV用平角巻線の高温、高湿、低気圧下でのAC/インパルス絶縁評価法
  • 産業用インバータ駆動モータのIEC規格に準拠したインパルス絶縁評価法
  • 実機EV用ヘヤピンステータのAC/インパルス絶縁評価法と絶縁弱点箇所

プログラム

 世界の脱炭素戦略の中心がモビリティの「電動化」であり、現在、電動車 (xEV) 、空飛ぶクルマ、電動化航空機、電動化船舶などにおいて研究開発が活発に進められてている。
 xEV関連の主駆動系と車載電装部品において、高出力・トルク化、小型・軽量化、高機能化が技術革新のポイントである。例えば、高速充電のためのバッテリーの高電圧化だけでなく、EVモータも駆動電圧800V仕様に高電圧設計されている。これらの800Vアーキテクチャー採用により、EMC (サージ) 、熱と電気的絶縁性能の問題がより厳しくなり、その対策のためのマネジメントと品質評価法が今最も必要とされている電動化技術である。
 小型軽量、高電圧化、高周波化による各要素部品の温度の急上昇は絶縁性能を著しく低下させ、サージが重畳する高い繰り返しインパルス電圧によって部分放電や沿面放電が各絶縁弱点箇所で発生し易くなる。材料の熱劣化や絶縁破壊につながる部分放電発生のメカニズムを十分理解をした上で電動化に対応できる高機能な樹脂材料を開発することが重要である。
 一方、xEV用モータ等の性能を保証する電気絶縁評価法のIEC国際規格はまだ発効されておらず、産業用インバータ駆動モータにおける関連IEC規格を参考にするに留まっており、その規格の適用の妥当性については十分議論されていないのが現状である。
 本講演では、駆動モータ、平角巻線、スロットライナー、バスバー、インバータ、パワーモジュールの基板材料と封止材、PCU等の回路基板、バッテリーパッケージ、等々の各構成部品に関する高電圧絶縁技術について、電気の基礎から徹底解説し、基本から理解することでこれらのモビリティ搭載部品の高品質な絶縁設計と信頼性評価法を習得することを目的としている。
 また、関連の各IEC規格について解説し、電動化モビリティ分野への適用の課題点を理解しながら、自社で実戦できるように解説する。本講演では、実機EV用ヘヤピンステータのインパルス絶縁評価試験の実例を紹介する。これにより、産業用モータとの相違点について理解できる。自社開発の高機能な樹脂素材をEV/HEVの構成部品に応用を検討している場合、その電気絶縁特性の計測と評価は不可欠であり、是非、基礎から学び、品質評価技術を実践して頂きたい。

  1. 電動化モビリティの電気絶縁技術の最新動向
    1. EV/HEV駆動モータの小型軽量化、高電圧化に向けた技術動向
    2. 電動化要素部品の信頼性設計・評価に向けた熱・絶縁技術動向
    3. 高耐熱性、高熱伝導化に向けた高機能樹脂素材の開発動向
  2. 電動化の基礎から学ぶ高電圧絶縁技術
    1. 誰も教えてくれない電磁気と電気回路
      • 電流
      • 電圧
      • パワー
      • 電界
      • 磁界
      • 電磁波
    2. ACとパルス/インパルスはどう違う?
    3. 樹脂材料を急速劣化させる熱の問題とは?
    4. 絶縁破壊とは何か? 絶縁破壊電圧と放電開始電圧の違い?
    5. 絶縁破壊につながる放電とは何か?
      • 部分放電
      • バリア放電
      • 沿面放電
      • コロナ放電
    6. 高電圧化、高周波化すると部分放電 (PD) が発生し易くなるのはなぜか?
    7. 周囲環境 (温度、湿度、気圧、放射線) で大きく変化するPD発生メカニズム
    8. PDはどの箇所で発生し易いのか?
      絶縁の弱点部位 (3重点、電界強度無限大付近) を重点対策
    9. これまでの交流試験とは異なるインパルス電圧波形による評価試験はなぜ必要か?
    10. 樹脂材料の特性表の見方のポイント、熱的特性と電気的特性の計測方法とは?
    11. 樹脂材料の複合的劣化メカニズムとは?
    12. ナノコンポジット材料の高い絶縁特性のメカニズムとは?
    13. パワーモジュール等の絶縁構造、熱抵抗の関係と熱・絶縁劣化メカニズム
    14. 絶縁破壊電圧よりも微弱な部分放電が発生する電圧 (PDIV) を正確に計測するには?
    15. 熱劣化するとPDが発生し易くなる。PDIVの低下で劣化度合を予測できるのか?
    16. PD発生をどのように予測するのか?
      - 絶縁設計に必須知識 –
    17. PD発生をどのように計測するのか?
      - 製品の品質保証に必須の計測技術 –
  3. IEC国際規格による電気絶縁評価方法
    1. インバータ駆動モータ (産業用) の関連IEC規格
      • IEC60034-18-41
      • IEC61934
      • IEC60034-27-5TS他
    2. 電気絶縁システムの熱耐久性、寿命を評価する規格 (IEC61857)
    3. モータ巻線の寿命評価試験 (IEC63263TS)
    4. 駆動モータのPD-Freeの検証とインパルス試験電圧の決め方
    5. ヘアピンモータ (EV用) へのIEC国際規格の適応と課題
  4. 各電動車部品の部分放電計測とAC/インパルス絶縁評価法の実践
    1. AC試験器とインパルス試験器との違い (市販の計測器紹介)
    2. 電源 (AC、インパルス) と各種計測センサーの選定
    3. 実験装置、試験環境設定、計測方法、他
    4. データのばらつきの要因と対策
    5. 印加電圧波形とPDIV特性との関連性
      • 立ち上がり時間
      • パルス幅
      • 周波数
    6. 計測値を左右するセンサー感度とノイズレベル、閾値設定
    7. インパルス電圧の印加方法、データ収集と処理方法の具体例
    8. 恒温恒湿槽を使ったPDIVの温度湿度依存性の計測の具体例と注意点
  5. 実機インバータ駆動モータの絶縁評価試験の実例
    1. EV用平角巻線のPDIV計測と寿命試験
    2. プリント回路基板の高周波絶縁評価試験
    3. 産業用モータのIEC国際規格に準拠した絶縁評価試験
    4. (必見) EV用ヘヤピンステータのインパルス絶縁評価試験と絶縁弱点箇所
  6. まとめ
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,000円 (税別) / 46,200円 (税込)
複数名
: 27,500円 (税別) / 30,250円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/3/11 実務に役立つ現場のモータ技術 (必須6項目) オンライン
2026/3/11 摩擦・摩耗の基礎と試験・評価・解析法 オンライン
2026/3/11 熱伝導性フィラーの充填・表面処理技術とポリマー系コンポジットの開発、微視構造設計・特性評価技術 オンライン
2026/3/12 車載電装部品の熱・高電圧化対策と絶縁評価技術の基礎 オンライン
2026/3/12 ポリマー・高分子材料の重合、製造におけるスケールアップの考え方と実際 オンライン
2026/3/13 プラスチック添加剤の選定と材料の劣化・変色対策 オンライン
2026/3/13 摩擦・摩耗の基礎と試験・評価・解析法 オンライン
2026/3/13 エポキシ樹脂入門 オンライン
2026/3/13 オフライン電源の設計 (3日間) オンライン
2026/3/13 EVにおける熱マネジメント技術の現状および構成要素の動向と課題 オンライン
2026/3/13 オフライン電源の設計 (2) オンライン
2026/3/16 高分子材料の物性分析、分子構造解析技術の基礎と材料開発、物性改善への応用 オンライン
2026/3/16 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2026/3/16 高分子材料のレオロジー (粘弾性) の基礎と動的粘弾性測定 オンライン
2026/3/16 EVにおける熱マネジメント技術の現状および構成要素の動向と課題 オンライン
2026/3/16 超分子結合を用いた機能性材料の設計 オンライン
2026/3/16 ポリウレタンの基礎、分析技術と力学物性制御および高機能化・高性能化 オンライン
2026/3/17 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2026/3/17 シリコーン製品の企画・開発に向けた材料・製品特性の理解と顧客ニーズに対応する開発戦略 オンライン
2026/3/17 プラスチック材料の高強度化、耐久性向上、および劣化の評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/11/29 パワーデバイスの最新開発動向と高温対策および利用技術
2024/9/13 世界のAIデータセンターを支える材料・デバイス 最新業界レポート
2024/8/30 次世代パワーデバイスに向けた高耐熱・高放熱材料の開発と熱対策
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/11/15 EV用モータの資源対策
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術