技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

暗黙知の可視化、技術・技能伝承へのAI活用とそのポイント

暗黙知の可視化、技術・技能伝承へのAI活用とそのポイント

オンライン 開催

第4部のみアーカイブ配信となっております。当日の講演はございません。

開催日

  • 2026年1月28日(水) 10時00分17時00分

プログラム

第1部 AIによる暗黙知の形式知化と熟練技術・技能伝承への活用

(2026年1月28日 10:00〜12:00)

 熟練技能者の退職や人材不足により、暗黙知の継承は多くの産業で喫緊の課題となっています。経験や感覚に基づく知識は属人化しやすく、共有されないまま失われています。
 本講演では、AIを活用して暗黙知を形式知化し、組織のナレッジとして再利用するための体系的アプローチを解説します。Human-in-the-loopによる協働学習、LUPIや弱教師あり学習による効率的なデータ化、さらにGraphRAGを用いた知識検索やAIインタビュアーの活用など、最新事例を通じて「技術・技能伝承の未来像」を紹介します。

  1. 導入と背景
    1. イントロダクション
      • 技能伝承の危機とAIによる知識継承の新潮流
    2. セミナーの目的
      • 暗黙知を形式知化するための体系的アプローチ
    3. 暗黙知とは
      • 経験・感覚・判断に基づく非形式的知識の構造
    4. 暗黙知流出の現状
      • 熟練者退職と属人化がもたらす知識損失コスト
    5. AIと生成AIの役割
      • 予測するAIから説明するAIへの進化
  2. 製造現場における暗黙知と技能伝承
    1. 製造現場の課題:技術と技能の違いが生む伝承の断絶
    2. ドメインナレッジの重要性
      • 異常検知・予知保全における判断構造の継承
    3. 技能伝承のデジタル化
      • 技能を“人の外に出す”アプローチ
  3. AIによる技能継承の実践と仕組み
    1. 人工知能の発展段階
      • ルールベースから深層学習への変遷
    2. Human-in-the-loop
      • 熟練者の知見をAIに教える協働学習設計
    3. 画像・映像解析の応用
      • LUPIによる技能模倣と少量学習
  4. データとアノテーション設計
    1. データ整備とラベリング
      • 暗黙知を教師信号に変える基盤づくり
    2. 熟練者との協働アノテーション
      • 人の判断をデータ化する設計思想
    3. 弱教師あり学習
      • ラベルコストを抑え精度を高める次世代学習手法
  5. 生成AI・RAGの応用とナレッジ化
    1. 生成AIの基礎
      • トランスフォーマー構造とハルシネーション問題
    2. RAGとGraphRAG
      • 専門知識を統合し説明性を高める検索技術
    3. 生成AIによるナレッジマネジメント
      • 会話・日報・音声を活かした知識化
  6. 最新応用と今後の展開
    1. AIインタビュアーとAgentic RAG
      • 現場知識を動的に抽出する実践事例
    2. まとめ
      • 良いデータ・継続的更新・人とAIの協働によるナレッジ活用
    • 質疑応答

第2部 熟練技術継承へのAI・生成AI活用とポイント

(2026年1月28日 12:45〜14:45)

  1. なぜ技術は伝わらないのか? – 技術導入・継承を阻む3つの「壁」
    1. 立場の壁:立場による期待値のズレと目的の不一致
    2. 認識の壁:技術に関する認識の曖昧さ
    3. 文脈の壁:熟練者の思考プロセスと業務文脈への理解不足
  2. DX現場で求められる知識グラフの構造:材料開発の経験から見えた「繋ぐべき情報」
    1. ステークホルダー間の期待と目的を繋ぐ
    2. 技術の本質的価値と課題を明確にする
    3. 業務プロセスと暗黙知の可視化
  3. 技術導入・継承の壁を越える知識グラフとAIの実践的活用
  4. まとめ
    • 質疑応答

第3部 暗黙知の見える化、熟練者動作のデジタル技能可視化と技能伝承活用方法

(2026年1月28日 15:00〜17:00)

 昨今の製造業において、指導者を含む人材不足は深刻な課題であり、デジタル技術を活用した技能の可視化と伝承は極めて必須である。
 本講演では、モーションキャプチャーを用いた技能分析・技能伝承、およびヘッドマウントディスプレイのVR技術を用いたモーション訓練ゲームによる技能訓練事例を紹介する。モーションキャプチャーによる技能分析では、唯一独自に開発した挙動曲面を紹介する。技能訓練のためのモーション訓練ゲームでは、暗黙知で知られ可視化し難いと言わるカンやコツをゲームから自然に習得できる研究事例を説明する。

  1. はじめに
    1. 技能分析と技能伝承方法の現在
    2. 技能分析方法の限界と課題
  2. モーションキャプチャーの概要と実用例
    1. モーションキャプチャーの概要と種類
    2. モーションキャプチャーの研究事例
  3. 技能の可視化と伝承のための挙動曲面
    1. 挙動曲面の提案
    2. 挙動曲面による技能評価事例
    3. 挙動曲面を用いた訓練効果
  4. 技能訓練のためのモーション訓練ゲーム
    1. モーション訓練ゲームの提案
    2. モーション訓練ゲームと訓練シミュレータとの違い
    3. モーション訓練ゲーム研究事例と訓練効果
    • 質疑応答

第4部 暗黙知の可視化、技術・技能伝承へのDX・AI技術活用のポイント

(第4部のみアーカイブ配信です。当日の講演はございません。)

 暗黙知 (Tacit Knowledge) の可視化は、熟練者の持つ経験的かつ言語化が難しい知識や技能を形式知 (Explicit Knowledge) へと変換し、組織全体で共有可能にするプロセスである。これは、特に技術継承が課題となっている製造業においては、極めて重要な取り組みとなる。
 本講演では、「製造業において、いかに暗黙知を可視化し、ベテランレベルの技術を、AIを含むデジタルツールを使い継承していくか」について、現状の課題とそれを成功させる組織文化や方法などについて詳述する。

  1. はじめに
    1. セミナー講演の目的
  2. 暗黙知と形式知の理解
    1. 知の分類:暗黙知と形式知
    2. ナレッジ・マネジメントの重要性
  3. 暗黙知可視化の課題とメリット
    1. 暗黙知が失われていく影響
    2. なぜ、いま暗黙知の可視化が急務なのか
    3. 可視化の壁:なぜ難しいのか
    4. 可視化の課題
    5. 可視化のメリット
  4. 暗黙知の可視化の手法とツール
    1. 可視化のための3つのステップ
    2. 具体的な可視化の手法
    3. 活用ツール例
  5. 可視化を成功させる組織文化
    1. 成功の鍵は「心理的安全性」
    2. 暗黙知の可視化を成功させるための組織文化に必要な要素
    3. 定着のための仕組み
  6. 暗黙知の可視化による技術継承の事例
  7. 総括
    • 質疑応答

講師

  • 中山 太洋
    AIVALIX株式会社
    代表取締役 兼 CEO
  • 松本 茂紀
    株式会社 日立製作所 研究開発グループ Next Research Beyond AIプロジェクト
    主任研究員
  • 三橋 郁
    帝京大学 理工学部 データサイエンス学科
    准教授
  • 前田 岳志
    日本アイ・ビー・エム株式会社 IBMコンサルティング事業本部
    アソシエイトパートナー

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 220,000円(税別) / 242,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 250,000円(税別) / 275,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/1/19 技術文章作成力向上と技術報告書作成スキル習得 オンライン
2026/1/19 医薬品製造工場・試験室における紙文書・紙記録から完全電子化/ペーパーレス化へのプロセス・管理とDX、DI、AIを活用した対応策・運用の留意事項 オンライン
2026/1/22 生成AI/AIエージェントを活用した研究開発業務の自動化・自律化 オンライン
2026/1/22 生成AI・機械学習を活用した特許 (技術) 調査・分析と技術マーケティングへの応用 (2日間) オンライン
2026/1/22 英国医療機器UKCA規制セミナー オンライン
2026/1/22 生成AI・機械学習を活用した特許 (技術) 調査・分析と技術マーケティングへの応用 (基礎編) オンライン
2026/1/22 外観検査の自動化技術とシステムの構築 オンライン
2026/1/26 生成AI時代のパテントマップ実践法 オンライン
2026/1/26 外観検査 (2日間) オンライン
2026/1/26 Pythonを用いた実験計画法とその最適化 オンライン
2026/1/26 AI外観検査 (画像認識) のはじめ方、すすめ方、精度の向上 オンライン
2026/1/27 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2026/1/27 AIの選択・精度・効率・構造・コストなどの最適化原理 オンライン
2026/1/27 事業化を成功させる化学プロセス開発・設計における最適化への要点 オンライン
2026/1/28 Excelによる蒸留の基礎と蒸留技術計算への応用 オンライン
2026/1/28 ヒューマンエラーから脱却するための「人間重視のヒューマンエラー防止法」 東京都 会場・オンライン
2026/1/28 データ分析およびAIエージェントの基礎と活用に向けたポイント オンライン
2026/1/29 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2026/1/29 米国・カナダ・ブラジル・オーストラリア・韓国・欧州の医療機器規制入門セミナー オンライン
2026/1/29 生成AI・機械学習を活用した特許 (技術) 調査・分析と技術マーケティングへの応用 (実践テクニック・応用編) オンライン