技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチックリサイクル技術の現状・課題・最新動向

プラスチックリサイクル技術の現状・課題・最新動向

オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2024年12月18日〜25日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2024年12月23日まで承ります。

概要

本セミナーでは、プラスチック系複合材料の基礎知識から、講師らが実際に検討している成果を踏まえながら解決方策を解説いたします。

開催日

  • 2024年12月17日(火) 13時00分 16時00分

受講対象者

  • リサイクル全般にかかわる事業を行っている企業関係者
  • プラスチック系複合材料の開発に携わっている企業研究者・技術者

修得知識

  • プラスチック廃棄物の現状と近未来に待ち構えている問題
  • マテリアルリサイクルの基本的な考え方と技術
  • 今後のプラスチック系複合材料に要求される特性

プログラム

 マイクロプラスチックが海洋へ流れ込み生態系を脅かそうとしている現状では、プラスチックの立ち位置は「軽い・錆びない・安い」便利な材料からその特徴のために「環境を汚染する」問題を抱えた材料へ移りつつあります。ただし、情勢が変わろうともプラスチックが便利なことに変わりはなく、今後は生活の質を損なうことなく、環境に寄り添った方針で向き合っていく必要があります。
 本セミナーでは、プラスチック廃棄物の現状を知り、今後待ち受けている課題を講師の視点から挙げます。挙げた課題に関して、プラスチック物性の観点から考察し、講師らが実際に検討している成果を踏まえながらその解決方策を解説します。

  1. プラスチック廃棄物の現状を知る
    1. プラスチック廃棄物とは
    2. 日本はリサイクル率が高い?!
    3. 容器包装材のリサイクル
    4. 自動車部品のリサイクル
    5. 今後待ち受けている課題と要求される材料物性
  2. プラスチック系複合材料の改質技術
    1. ポリマーブレンド
      1. エラストマー分散による強靭化
      2. 硬質ポリマー分散による延性化
      3. 反応相容化
    2. 無機繊維強化
      1. 複合則
      2. 強度発現機構
      3. 衝撃吸収特性
  3. メカニカルリサイクルに関する検討
    1. メカニカルリサイクルの困難さ
      1. 製品であったこと
      2. 組成が簡単にわからない
      3. 安く作れないと使ってもらえない
      4. より良くないと魅力半減
    2. 検討しているリサイクル方策
      1. 従来のメカニカルリサイクル手法
      2. アップグレードリサイクル
        1. ドライブレンディング
        2. 2次処理
      3. 有機繊維強化
        1. 無機繊維との相違点
  4. 終わりに
    • 質疑応答

講師

  • 高山 哲生
    山形大学 大学院 有機材料システム研究科
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年12月18日〜25日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/27 光硬化型材料の基礎と応用のポイント オンライン
2024/11/27 プラスチックのマテリアルリサイクル技術入門 オンライン
2024/11/27 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2024/11/27 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術 オンライン
2024/11/27 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/11/27 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2024/11/28 プラスチック成形品の残留応力発生メカニズム&長期信頼性の予測法 オンライン
2024/11/28 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2024/11/28 熱分析の基礎、測定と正しいデータ解釈 オンライン
2024/11/29 UV硬化接着剤の材料設計と深部硬化 オンライン
2024/11/29 トライボロジー 入門講座 オンライン
2024/12/3 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/12/4 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ オンライン
2024/12/4 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2024/12/4 高分子結晶化の基礎と解析技術および結晶成長 オンライン
2024/12/5 高分子の結晶化と結晶高次構造の特徴・各種分析法 オンライン
2024/12/5 乳化重合・ソープフリー乳化重合によるポリマー微粒子の合成と粒子径・形状制御 オンライン
2024/12/6 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 東京都 会場
2024/12/9 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ オンライン
2024/12/9 架橋技術によるポリマーの性能向上と物性・特性改良方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/6/24 EV用リチウムイオン電池のリユース&リサイクル
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/12/15 欧州のリサイクル 総合分析
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術