技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

増粘剤・ゲル化剤の基礎およびその特性・用途・評価方法

増粘剤・ゲル化剤の基礎およびその特性・用途・評価方法

~物性、耐久性、ポットライフ、保管保存、「剤」を用いた設備のメンテ等の取り扱いのコツ / レオロジーや触感・付け心地のコントロールのポイント~
オンライン 開催

開催日

  • 2024年3月26日(火) 10時00分 16時00分

受講対象者

  • 増粘剤・ゲル化剤に関連する技術者、開発者、生産技術担当者、品質保証担当者
    • 化粧品
    • 医薬品
    • 製剤
    • 食品
    • 接着剤
    • 乳化剤・界面活性剤 など
  • 増粘剤・ゲル化剤で課題を抱えている方

プログラム

第1部 アクリル系の増粘剤、粘度調整剤、ゲル化剤の特性とその使い方 10:00〜12:00

 増粘剤やゲル剤は主にゲル化や粘度を調整するために使用される。増粘ゲル化効果を有効的に発揮する方法も、 分子量、濃度、温度、更にはその取り扱う条件で多様に異なる。
 本講では、多くの増粘ゲル化剤の効果を統一的に理解するための機構を、 現象論的にさらには分子的観点から解説する。またそれらを統一的に理解する評価法について解説する。

  1. アクリル系増粘剤とは
    1. 増粘剤の種類と分類
    2. アクリル系ポリマーの種類
    3. アクリル系増粘剤の種類
  2. 増粘メカニズムと化学構造
    1. 増粘メカニズム
    2. 濃度と粘度
    3. 化学構造と粘度
  3. アクリル系増粘剤の特性と使用方法
    1. アクリル系増粘剤の特性
    2. アクリル系増粘剤の弱点
    3. アクリル系増粘剤の用途
    4. アクリル系増粘剤の設計、選定法

第2部 ポリグリセリン系オイル増粘ゲル化剤の用途、特長、機構およびその応用 13:00〜16:00

 オイル増粘ゲル化剤とは、オイルに対して、粘度上昇またはゲル化作用を示す化合物の総称である。増粘対象となるオイルの中で3次元の網目構造を形成し、分子運動を制限することで、増粘・ゲル化させる作用を示す。増粘ゲル化剤は、粘弾性やレオロジー挙動をコントロールするため、食品・塗料・化粧品などあらゆる産業・用途で使用されている。
 「増粘」と「ゲル化」は、トレードオフの関係にあり、強度を上昇させるほど、柔軟性が低下して脆くなるという課題がある。ポリグリセリン系のオイル増粘ゲル化剤は、柔軟な構造を有するポリグリセリンと結晶性のある脂肪酸からなり、ゲル化性能と増粘性能を両立できるオイル増粘ゲル化剤である。
 本セミナーでは、オイル増粘ゲル化剤の種類、用途、特長、増粘機構等の基礎的な内容から、オイルゲル化剤の使用方法、評価方法、分子設計等の応用〜実践的な内容まで網羅して学習する。さらに、講師が設計開発したポリグリセリン系のオイル増粘ゲル化剤について、機能、特長、化粧品への応用事例について学習する。
 オイル増粘ゲル化剤の用途、特長、機構およびその応用について、基礎〜実践までわかりやすく解説いたします。ぜひ、ご参加ください。

  1. はじめに
  2. オイル増粘ゲル化剤の基礎
    1. 水系増粘ゲル化剤とオイル増粘ゲル化剤の違い
    2. オイル増粘ゲル化剤の用途例
    3. オイル増粘ゲル化剤の種類
    4. ワックスゲルとオルガノゲル
  3. オイル増粘ゲル化剤の応用・実践
    1. オイル増粘ゲル化剤の使用方法
    2. オイルゲルの評価方法
    3. オイル増粘ゲル化剤の分子設計
  4. ポリグリセリン系オイル増粘ゲル化剤
    1. サステナブル素材 グリセリン
    2. ポリグリセリンエステルの分子設計
    3. オイル増粘ゲル化剤の課題解決
    4. ポリグリセリン系オイル増粘ゲル化剤「BED-102」
      1. 各種油剤に対するオイルゲル化性能
      2. オイルゲルのレオロジー特性
      3. 天然ワックスの改質効果
      4. 化粧品への応用
  5. 終わりに

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/28 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2024/11/28 ダイコーティングの基礎とトラブル対策 オンライン
2024/11/28 プラスチック成形品の残留応力発生メカニズム&長期信頼性の予測法 オンライン
2024/11/28 熱分析の基礎、測定と正しいデータ解釈 オンライン
2024/11/28 粒子の分散安定化と塗布・乾燥における課題、添加剤による解決策 オンライン
2024/11/28 塗布・乾燥工程の基礎と高均質薄膜作製のポイント オンライン
2024/11/29 UV硬化接着剤の材料設計と深部硬化 オンライン
2024/11/29 トライボロジー 入門講座 オンライン
2024/12/3 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/12/4 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2024/12/4 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ オンライン
2024/12/4 高分子結晶化の基礎と解析技術および結晶成長 オンライン
2024/12/5 高分子の結晶化と結晶高次構造の特徴・各種分析法 オンライン
2024/12/5 乳化重合・ソープフリー乳化重合によるポリマー微粒子の合成と粒子径・形状制御 オンライン
2024/12/6 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 東京都 会場
2024/12/9 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ オンライン
2024/12/9 架橋技術によるポリマーの性能向上と物性・特性改良方法 オンライン
2024/12/9 高分子材料の末端基・構造解析テクニック オンライン
2024/12/10 樹脂部品の特性と材料費/加工費/型費の概算法から検図法まで学ぶ超実務設計 オンライン
2024/12/10 フィラー最密充填構造設計とポリマー系複合材料の高熱伝導化 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用