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燃料電池・水電解の基本を電気化学の基礎から学ぶ速習セミナー

燃料電池・水電解の基本を電気化学の基礎から学ぶ速習セミナー

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、燃料電池を理解するために必要な電気化学の基本事項について解説いたします。
また、燃料電池の心臓部として働いている「電極触媒」について、触媒活性や耐久性などの基本事項を解説いたします。
最後に、電極触媒の研究開発動向や今後の課題・展望について解説いたします。

開催日

  • 2023年11月9日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 燃料電池に関連する業務に携わる方
  • これから燃料電池に関連する業務に携わる方

修得知識

  • 電気化学の基礎
  • 燃料電池の全般的な基礎知識
  • 燃料電池電極触媒の基本
  • 燃料電池電極触媒の研究開発動向

プログラム

 2050年の温室効果ガス排出実質ゼロを目指して世界中で様々な施策が進んでいます。その中で水素の利用は重要な位置づけとなっており、水素を利用する燃料電池、そして再生可能エネルギーを用いた水電解による水素製造技術の開発はますます重要となります。
 本講座の第1部では、燃料電池・水電解を理解するために必要な電気化学の基礎について解説します。第2部の前半では主に固体高分子形燃料電池について、電池を構成する重要部材である電極触媒の活性や耐久性などの基本事項、研究開発動向などについて解説します。第2部の後半では、水電解技術の基本から研究開発動向などについて解説します。特に初心者の方の参加を歓迎します。

第1部 〜 燃料電池と水電解を理解するための電気化学

  1. 電気化学の基礎の基礎 (電気化学の理解に必要な化学の基本事項)
  2. エネルギーの変換
    1. 化学エネルギーから電気エネルギーへの変換
    2. 水素+酸素の反応でのエネルギーの出入り
    3. 化学反応が進む方向
      • エンタルピー
      • エントロピー
      • ギブズエネルギー
    4. 電位と電子エネルギー
  3. 水電解の進み方
  4. 電気化学測定の準備
    1. 電極の電位を知るにはどうする?
    2. 三電極式電解セル
    3. 水電解時の電位と電子の動き
    4. 基準電極について
    5. ネルンストの式
    6. 水素標準電極
    7. 水の電位窓
    8. 各種金属の標準電極電位
    9. 電気化学測定装置の構成と注意点
    10. 水電解の酸素発生反応における電子移動
    11. 酸素還元反応における電子移動
  5. 電気化学反応を支配する因子
    1. 活性化エネルギー
    2. 触媒の働き
    3. 電流の表し方
    4. 触媒活性と分極曲線
    5. 電荷移動律速と物質移動律速
    6. Butler-Volmerの式とTafelの式
  6. 基本的な電気化学測定法
    1. サイクリックボルタンメトリー
    2. 回転ディスク電極法
  7. 電気化学に関する教科書

第2部 〜 燃料電池と水電解の基本

  1. 燃料電池の基本
    1. 燃料電池の概要
    2. 燃料電池の構成部材と要求性能
      1. 各部材に求められる性能
      2. 起電力・過電圧・発電効率 (稼働時)
      3. 膜-電極接合体 (MEA)
      4. 三相界面
    3. 電極触媒の活性・耐久性
      1. 電極触媒の性能向上に求められること
      2. 電極触媒の活性支配因子
      3. Pt比表面積
      4. 電極触媒の比活性・質量活性
      5. 合金触媒
      6. 電極触媒の電子状態
      7. コア-シェル型触媒
      8. 電極触媒の耐久性
      9. アノード触媒の耐CO被毒性
      10. カーボン担体の腐食
      11. 触媒耐久性の評価試験法
      12. NEDOセル評価解析プロトコル
    4. セパレーターについて
      1. FCV用セパレーターの例
      2. セパレーターの研究開発例
    5. 電解質膜について
      1. 電解質膜の基本
      2. 電解質膜の劣化
      3. ラジカル捕捉剤
    6. 電極触媒の最近の研究開発動向
      1. 日本のNEDOプロジェクトの動向
      2. 米国エネルギー省 (DOE) の動向
  2. 水電解の基本
    1. 各種水電解法の概要
    2. 水素製造電力原単位と電解効率
    3. 各種水電解法の基本
      1. アルカリ水電解
      2. プロトン交換膜水電解
      3. アニオン交換膜水電解
      4. 固体酸化物形水電解
    4. 水電解の過電圧
    5. 水電解の最近の研究開発動向向
      1. 日本のNEDOプロジェクトの動向
      2. 米国DOEの動向
      3. EUの動向
  3. 燃料電池・水電解の課題
    1. 貴金属の需要量・供給量
    2. 貴金属の価格
    3. 技術開発ロードマップ
    4. 電極触媒の今後の展望

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 22,500円(税別) / 24,750円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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