技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

卑金属のみを用いた固体高分子型水電解用酸素発生電極の開発

卑金属のみを用いた固体高分子型水電解用酸素発生電極の開発

~第一原理計算と機械学習の観点から~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、多くの元素を含む卑金属合金をベースに高性能な水分解触媒を探索する試みについて、第一原理計算と機械学習の観点を中心に解説いたします。

開催日

  • 2023年12月8日(金) 13時30分 16時30分

受講対象者

  • 元素戦略に関心のある方
  • 水電界触媒に関心のある方
  • 第一原理計算と機械学習を用いた物質探索に関心のある方

修得知識

  • 「機械学習力場」の概念・作成方法・応用に関する基礎知識
  • 水分解触媒開発への第一原理計算の活用方法
  • 多数の元素を含む物質を起点とした触媒探索戦略

プログラム

 水を電気分解するための触媒としてはPtやIrが適していることが知られているが、その希少性のため、ありふれた元素で代替する必要がある。しかし、無数にある元素の組み合わせの中から適切な触媒を見出すことは困難である。
 本セミナーでは、多くの元素を含む卑金属合金をベースに高性能な水分解触媒を探索する試みについて、第一原理計算と機械学習の観点を中心に解説する。

  1. 水電解の背景
    1. なぜ卑金属搭載固体高分子型水電解か
    2. 水の電気分解の仕組みと触媒の学術研究動向
    3. 卑金属と腐食
    4. 卑金属電極触媒の開発戦略
  2. 高エントロピー合金触媒の作製と評価
    1. 合金の作製
    2. 電気化学X線測定による評価
    3. 触媒性能評価
  3. 第一原理計算を用いた触媒性能評価
    1. 密度汎関数法のごく簡単な説明
    2. 第一原理計算と遷移状態計算
    3. 遷移状態計算を用いない触媒活性評価
    4. 酸素発生反応の活性評価方法
  4. 機械学習力場を用いた触媒性能評価の加速
    1. 機械学習力場の必要性
    2. 機械学習力場概論:カーネル回帰とニューラルネットワーク
    3. 9元合金の機械学習力場の構築
    4. 機械学習力場を援用した触媒活性評価

講師

  • 大戸 達彦
    名古屋大学 大学院 工学研究科 材料デザイン工学専攻 計算材料設計講座
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)
複数名
: 18,000円 (税別) / 19,800円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 18,000円(税別) / 19,800円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 54,000円(税別) / 59,400円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/16 浸透学習法 (PLM:Percolative Learning Method) の原理と応用 オンライン
2024/5/17 スパース推定の本質の理解と実装応用技術への展開 オンライン
2024/5/21 フローマイクロリアクターの流体制御と流路破断・閉塞対策 オンライン
2024/5/23 ベイズ統計から学ぶ統計的機械学習 オンライン
2024/5/24 マテリアルインフォマティクスの材料開発への適用と活用事例 オンライン
2024/5/24 金属有機構造体 (MOF) の基礎と機能性薄膜としての可能性 オンライン
2024/5/27 燃料電池・水電解の基本および最新技術動向 オンライン
2024/5/27 機械学習による適応的実験計画 オンライン
2024/5/27 外観検査へのAI導入と生成AIによるトレーニングデータ不足への対応 オンライン
2024/5/28 工業触媒の基礎知識 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 金属材料等のリサイクル高度化に向けた分離 (選別) 技術の基礎と資源循環の課題 オンライン
2024/5/30 EVを始めとした次世代自動車の普及展望とリチウム、コバルトなどLiB用金属資源の今後 オンライン
2024/5/31 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ解析 オンライン
2024/6/3 MOF/PCPを利用したCO2の分離・回収技術 オンライン
2024/6/6 ゼオライトの合成、構造解析とその応用技術 オンライン
2024/6/10 機械学習 (ディープラーニング) の基礎・活用・実践 (全3回) オンライン
2024/6/10 Python基礎と機械学習 基礎 オンライン
2024/6/10 固体触媒の基礎と種類、特徴と技術動向 オンライン
2024/6/12 デジタル時代のヘルスケアビジネスの立ち上げ方 東京都 会場・オンライン
2024/6/13 エンジニアのための実験計画法とExcel上で構築可能な人工知能を併用する非線形実験計画法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/11/15 EV用モータの資源対策
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/3/10 メタンと二酸化炭素
2023/1/31 世界のレアメタルリサイクル 最新業界レポート
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/2/26 カーボンニュートラルを目指す最新の触媒技術
2021/10/25 AIプロセッサー (CD-ROM版)
2021/10/25 AIプロセッサー
2021/7/30 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ作成とその解析、応用事例
2021/7/14 AIビジネスのブレークスルーと規制強化
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2021/4/20 触媒からみる炭素循環 (カーボンリサイクル) 技術 2021
2020/11/30 触媒の劣化対策、長寿命化
2020/8/11 化学・素材業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最新調査レポート
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2020/3/26 ビッグデータ・AIの利活用に伴う法的留意点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -