技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

フィラーの樹脂への分散充填技術と分散性評価

フィラーの樹脂への分散充填技術と分散性評価

~フィラーを活用したコンポジットの設計~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、フィラー充填コンポジットについて取り上げ、フィラーの基礎から解説し、フィラーの表面処理、混練・分散、界面設計、コンポジットの配合設計のポイントを詳解いたします。

開催日

  • 2022年7月5日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ナノコンポジット、カーボンコンポジット、高熱伝導性コンポジットなどの研究開発者、技術者
  • フィラー充塡コンポジットの研究開発、製造に携わる方
  • ナノコンポジット、ナノフィラーに関連するトラブルを解決したい方

修得知識

  • フィラーやコンポジットの系統的な基礎知識
  • コンポジットの配合設計技術、混練・混合技術
  • 分散法や表面処理の考え方やノウハウ
  • コンポジットにおけるトラブル対処法
  • コンポジットにおけるビジネス動向と将来展望

プログラム

 フィラー充填コンポジットが開発され100年以上になりますが、コンポジットは要求特性を満足するために経験に基づき、結果オーライの材料開発現状から脱皮できていません。この様な現状では、フィラーやポリマーの有効利用や材料選択の最適化による環境負荷低減がなされておらず、SDGsが求めている方向に逆行しています。さらに、経験による技術伝承がなされなければ、資源のない日本では国際競争力が大きく低下することにも否めません。
 この様なことから、フィラーの役割を見つめ直し、フィラーとコンポジットにおける技術のポイントを系統的に紹介し、コンポジットの材料設計について解説します。理論に基づいた整理ができれば、コンポジットの材料設計が可能となります。
 最後に熾烈な開発競争が繰り広げられているナノコンポジットについて最新の分散技術、ナノコンポジットの材料設計の考え方、最新のセルロースナノファイバー充填コンポジットの我々の最新の研究開発事例などを紹介します。ナノコンポジットの現状と問題点を抽出し、将来の方向性を考えたいと思います。

  1. フィラーの基礎、性質と機能
    1. フィラーの役割、作用効果
    2. フィラーの化合物としての分類と性質・機能
    3. 用途・目的に応じて使いこなすためのフィラー選択のポイント
  2. フィラーの表面処理のメカニズムと実際
    1. 表面処理の目的と表面処理剤の役割
    2. フィラーの表面処理のメカニズムから見たポイント
    3. 表面処理の実際; 乾式処理、湿式処理
  3. ポリマーとナノフィラーとの混合・混練技術、界面設計と評価技術
    1. ゴム・熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の混練・分散のポイント
    2. ポリマー/フィラー界面の役割とその評価方法、フィラーの分散評価
    3. ナノコンポジットで出来ること・出来ないこと – 本質に迫る –
    • 質疑応答

講師

  • 永田 員也
    富山県立大学 工学部 機械システム工学科
    客員教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/5 タイ分子の基礎とプラスチック製品の高性能化 オンライン
2024/11/5 リビング重合の基礎知識とリビングラジカル重合の応用技術 オンライン
2024/11/6 射出成形技術の基礎と不良対策 オンライン
2024/11/6 プラスチック金型設計・加工技術の基礎から実践的応用 オンライン
2024/11/7 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な活用方法 オンライン
2024/11/8 増粘剤・ゲル化剤の種類とメカニズム、選び方と使い方 オンライン
2024/11/8 ポリ乳酸の基礎から技術・市場開発最前線まで オンライン
2024/11/8 粉体物性の実用的な測定法および付着・凝集性と流動性の評価 オンライン
2024/11/8 ラジカル重合の重合反応と開始剤の種類・選び方、応用 オンライン
2024/11/8 水・湿度による高分子の劣化、加水分解メカニズムとその評価 オンライン
2024/11/11 タイ分子の基礎とプラスチック製品の高性能化 オンライン
2024/11/11 再生医療用足場材料の基礎および求められる物性・材料設計 オンライン
2024/11/12 高分子材料の劣化診断、寿命予測 オンライン
2024/11/12 プラスチックの耐候性向上に関する添加剤の特性と活用のコツ オンライン
2024/11/13 異種材料接着のメカニズムと接着界面の密着性評価 オンライン
2024/11/13 動的粘弾性測定 オンライン実習講座 オンライン
2024/11/13 有機ケイ素ポリマーの構造、特徴とその応用 オンライン
2024/11/13 パウダー化粧品の処方設計のポイントと粉体物性の機器評価方法 オンライン
2024/11/13 リグニンの構造・特性と産業利用の可能性 オンライン
2024/11/13 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン

関連する出版物