技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

透明樹脂の設計と耐熱、寸法安定性向上

透明樹脂の設計と耐熱、寸法安定性向上

~透明性、屈折率と耐熱性を両立させる材料設計とは~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年2月13日(水) 10時30分17時00分

プログラム

第1部 耐熱性ポリイミドの透明性発現への機能化設計、開発動向

(2019年2月13日 10:30~12:30)

 耐熱性透明高分子材料が新しいフレキシブルディスプレイ基板のキーマテリアルとし注目されている。耐熱性に優れた高分子材料にポリイミドが知られているが、市販のKapton®の例からもわかるように、通常は黄色~褐色に着色している。これをいかにして無色透明化の考えかたから、製品に展開しているのかを、開発事例から解説する。
 本講座の理解を深めるために、ポリイミドの基礎から、ポリイミドの着色の構造要因を明らかにして、耐熱性と透明性を両立できる透明化設計と透明性に加えて用途展開に必要な機能化設計の考え方についても説明する。

  1. 耐熱性ポリイミドの基礎
    1. 構造と物性の関係
      1. 熱的性質
      2. 力学的性質
    2. 多様な重合方法と工業的な製法
    3. 加工性
  2. 耐熱性ポリイミドの着色要因と透明化設計の考え方
    1. 光学特性の基礎
    2. ポリイミドの着色要因と電荷移動錯体
    3. 電荷移動錯体の生成から考える透明化設計
  3. 透明性を発現した耐熱性ポリイミドの機能化設計
    1. 芳香族系
    2. 脂環族系
  4. 耐熱透明ポリイミドの機能化動向
    1. 低熱線膨張係数化、屈折率制御など
  5. 耐熱透明ポリイミドの製品開発動向
    • 質疑応答

第2部 クレイ複合による透明ソフトナノコンポジット材料の合成と物性

(2019年2月13日 13:10〜15:10)

 粘土鉱物 (クレイ) の性質を理解し、それを層状剥離させて得られるクレイナノシートの取り扱いを熟知することによって、透明性の高い「クレイ-高分子ナノ複合材料」を開発する基礎的知識が習得できる。

  1. 「クレイ (粘土鉱物) 」の種類と構造
    1. 「クレイナノシート (層状剥離) 」の性質と取り扱い方
  2. 「クレイナノ分散ポリマー複合体」の透明性と一般的な物性
    1. In-situ面重縮合による「クレイ-ナイロン66複合体」の合成
    2. 「クレイ-ナイロン66複合体」の物性
  3. In-situラジカル重合による「透明ソフトナノコンポジットフィルム」の合成
    1. 「透明ソフトナノコンポジットフィルム」の構造と物性
    2. 「透明ソフトナノコンポジットフィルム」の機能
    • 質疑応答

第3部 フルオレン骨格を有する透明樹脂の開発

(2019年2月13日 15:20〜17:00)

 光電子材料では小型化・軽量化・高画素化・高耐久化などのトレンドが今なおある。その中でも重要な材料の一つである透明樹脂の高屈折率化、高耐熱化等のニーズへのアプローチの例として、フルオレン骨格を有する光学樹脂の特性・成形性及び応用事例について紹介する。
 特に高屈折、高耐熱、高流動性などの特性向上の効果と、評価方法の例を挙げ、熱可塑性樹脂、光硬化性樹脂などについて、特徴となる物性例を紹介する。

  1. フルオレンとは
    1. フルオレンの特徴
      • 高屈折率
      • 低複屈折
      • 高耐熱
      • 樹脂分散性
      • カーボン親和性 等
    2. フルオレンの用途例
  2. フルオレン骨格を有する光硬化性樹脂
    1. 光学特性 (高屈折率×高耐熱黄変性×高柔軟性)
    2. 主な用途と配合事例
  3. フルオレン骨格を有する熱可塑性樹脂
    1. 光学特性 (高屈折率×低複屈折)
    2. 主な用途と成形性・使いこなすための技術
  4. その他のフルオレン骨格を有する透明樹脂
    • 質疑応答

講師

  • 後藤 幸平
    後藤技術事務所
    代表
  • 原口 和敏
    日本大学 生産工学部 応用分子化学科
    教授
  • 宮内 信輔
    大阪ガスケミカル株式会社 ファイン材料事業部 製品開発部
    部長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/4/3 ラジカル重合の基礎と狙った物性を引き出す設計・制御の実践的アプローチ オンライン
2026/4/3 UV硬化型樹脂の基礎と硬化過程の測定法及び評価・解析手法 オンライン
2026/4/6 高屈折率ポリマーの合成、物性評価と応用展開 オンライン
2026/4/6 ラジカル重合の基礎と狙った物性を引き出す設計・制御の実践的アプローチ オンライン
2026/4/6 UV硬化型樹脂の基礎と硬化過程の測定法及び評価・解析手法 オンライン
2026/4/8 高速・高周波基板向け低誘電樹脂材料の設計と技術開発動向 オンライン
2026/4/8 高分子材料の分析・物性試験における注意点・誤解しやすい点 オンライン
2026/4/8 光酸発生剤の種類、選び方、使い方 オンライン
2026/4/8 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2026/4/9 プラスチックの強度・破壊特性と製品の強度設計および割れトラブル原因究明と対策技術 オンライン
2026/4/9 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2026/4/9 ポリウレタンの原料・反応・物性制御とフォーム・塗料・複合材料分野での新技術 オンライン
2026/4/9 加硫剤、加硫促進剤の使い方とスコーチ・ブルーム・分散性 オンライン
2026/4/9 樹脂の硬化反応におけるレオロジー解析 オンライン
2026/4/10 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2026/4/10 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2026/4/13 化学反応型樹脂の硬化率・硬化挙動の測定・評価法 オンライン
2026/4/14 ゾル-ゲル法の基礎と応用 オンライン
2026/4/14 プラスチック・樹脂における耐衝撃性向上技術と衝撃特性解析 オンライン
2026/4/14 ゴム材料・エラストマー・添加剤の分析手法と劣化解析 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/12/27 次世代高速・高周波伝送部材の開発動向
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート