技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子延伸による分子配向・結晶化制御技術

高分子延伸による分子配向・結晶化制御技術

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、フィルムや繊維の延伸による分子配向挙動と配向結晶化に関して、物理的な視点と化学的な視点の両者から解説いたします。

開催日

  • 2018年1月22日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子延伸に関連する技術者
    • フィルム
    • 繊維
    • 包装材料 など

修得知識

  • 高分子の延伸の基礎
  • 延伸による分子配向・結晶化制御

プログラム

 高分子のフィルムや繊維を延伸することによって、分子が配向すると共に、配向結晶化と呼ばれる特徴的な結晶化が起こり、「繊維構造」と呼ばれる特異な構造が形成される。この構造により、強くてしなやかな性質が発現すると共に、光学的性質、熱物性なども大きく変化する。
 この講習では、フィルムや繊維の延伸による分子配向挙動と配向結晶化に関して、巨視的な (物理的な) 視点と微視的な (化学的な) 視点の両者から解説し、延伸による物性制御の原理について習得してもらうことを目指す。

  1. 高分子の延伸工程
    1. 延伸装置と延伸条件
    2. 延伸工程で加わる力と変形
    3. 延伸工程で加わる熱
    4. 延伸の基礎方程式
    5. 延伸形態
      1. 超延伸・ネック延伸・流動延伸
      2. 温延伸と冷延伸
  2. 延伸による構造制御
    1. 分子配向の3要素
      1. 配向形態
      2. 配向度
      3. 配向要素
    2. 延伸による分子配向
    3. 配向結晶化
  3. 延伸による物性制御
    1. 屈折率と複屈折制御
      1. 屈折率楕円体と光学異方性
      2. 複屈折の起源
        1. 誘起複屈折
        2. 配向複屈折
        3. 形態複屈折
      3. Lorentz – Lorenzの式と固有複屈折
    2. 力学物性制御
      1. 極限構造と力学物性
      2. 延伸物の構造と力学物性
        1. 分子配向とヤング率
        2. 強度と伸度

会場

江東区産業会館

第5展示室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/28 高分子材料のレオロジー (粘弾性) の基礎と動的粘弾性測定 オンライン
2025/3/28 基材への塗布層の形成、コーティング液の塗布技術 オンライン
2025/3/28 フェノール樹脂の基礎と応用のための組成物設計の実務知識 オンライン
2025/3/28 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2025/3/28 光学樹脂における屈折率・複屈折の考え方とその測定・制御 オンライン
2025/3/28 固体高分子の破壊とタフニング オンライン
2025/3/28 フィルムの延伸・分子配向の基礎、過程現象の解明と構造形成、物性発現、評価方法 オンライン
2025/3/28 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2025/3/28 樹脂部品開発のためのCAE (Computer Aided Engineering) オンライン
2025/3/31 高屈折率ポリマーの合成法と応用、およびそれらの評価方法 オンライン
2025/4/2 プラスチックの疲労破壊と耐久性評価技術 オンライン
2025/4/4 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2025/4/9 動的粘弾性のチャート読み方とその活用ノウハウ オンライン
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/9 高分子材料の難燃化技術と難燃剤の選定、配合設計およびその実際技術 オンライン
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/10 高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術 オンライン
2025/4/10 ポリ乳酸の高性能化を実現する添加剤の選定と配合設計技術 オンライン
2025/4/10 ゲル化剤・増粘剤の基礎・特性・評価法 オンライン
2025/4/11 自動車用プラスチックにおけるリサイクル・アップサイクルの動きと対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート