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粉体の固結の機構・因子・評価・対策

粉体の固結の機構・因子・評価・対策

~どのような固結対策をとるべきか~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年6月27日(火) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 粉体に関連する技術者
    • 医薬品
    • 食品
    • 化粧品
    • セラミックス
    • トナー
    • 肥料
    • 化学原料
    • 電子材料
    • 金属材料
    • 電池材料
    • 粉末治金 など
  • 粉体を扱う入門者、初心者、これから粉体を扱う方

プログラム

 粉体トラブルの要因で最も多い割合を占めるのは付着・凝集・固結である。しかし、固結については、粉体のトラブルを扱う成書においても機構や対策の一般的な解説のみである場合が多く、この知識のみでは固結の原因・対策を具体的に検討することは難しい。また、粉体は多種多様であり、原因・対策の検討に際して同様の事例を見出すことは非常に難しいと思われる。
 固結対策を図るにはまず、物質の種類を限定せずに多くの情報を収集することが必要であると考える。近年、糖類などの固結に関する研究成果が多く発表されている。
 そこで、本セミナーにおいてはこれらの研究成果、さらに検索した特許をベースとして固結のメカニズム、因子、評価、対策について解説する。

  1. なぜ粉は固結するのか
    1. 水による固結
      • 凝縮/溶解/蒸発
      • ガラス転移
      • 水和反応
      • 酸化
    2. 熱による固結
      • 溶融/固化
      • ガラス転移
      • 化学反応
  2. どのような因子が関係しているのか?
    1. 粉体特性
      • 粒子の大きさ
      • 形状
      • 充填率
      • 配合 等
    2. 環境条件
      • 温度
      • 湿度
      • 圧力
      • 保持時間/繰返し数 等
  3. どのように固結性を評価するのか
    1. 粉体特性の評価
      • 水蒸気吸着
      • 臨界相対湿度
      • ガラス転移温度
      • スティッキポイント温度
    2. 固結度合の評価
      • 一軸圧縮強度
      • 解砕度
      • 貫入度 等
  4. どうすれば固結は防げるのか
    1. 原料の対策
      • 粉体特性の改善
      • 粉体表面特性の改善
      • 固結防止剤の添加 等
    2. 装置・構造の対策
    3. 運転・操作条件の対策
    4. 保存条件の対策
  5. どのような固結対策がとられているのか
    1. 原料の対策例
    2. プロセスの対策例
    3. 原料粒子の対策とプロセスの対策の併用例

会場

江東区文化センター

3F 第2研修室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

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