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プラスチックの劣化における添加剤の役割および安定化機構

プラスチックの劣化における添加剤の役割および安定化機構

~酸化防止剤・光安定剤を中心に~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子材料の劣化原因について基礎から解説し、ブリードアウトや変色防止のため、酸化防止剤/光安定剤の適切な選定法、使用法を解説いたします。

開催日

  • 2017年2月16日(木) 12時30分16時30分

修得知識

  • 自動酸化反応のメカニズム
  • 酸化防止剤・光安定剤の適切な使用方法

プログラム

 自動車のバンパーや内装材、テレビ、食品用容器・包装材料、生活資材・工業用資材等多くのプラスチックが開発され使用されているが、これらのプラスチックが実用化される際には多種類の高分子添加剤が少量ずつ配合されている。中でも、酸化防止剤/光安定剤は熱や光による酸化劣化抑制に効果的であり、プラスチックの長寿命化に貢献している。一方で、酸化防止剤/光安定剤の種類・添加量を誤るとブリードアウトによる外観不良や変色を引き起こす可能性がある。
 本セミナーでは、ポリオレフィンを中心としたプラスチックの劣化機構について説明するとともに、市販されている酸化防止剤/光安定剤を紹介しながらその適切な選択・使用方法について解説する。

  1. ポリマー用添加剤について
    1. ポリマー用添加剤とは?
    2. ポリマーの酸化劣化と添加剤の必要性
  2. 酸化防止剤の種類と効果
    1. フェノール系酸化防止剤
    2. リン系酸化防止剤
    3. チオエーテル系酸化防止剤
  3. 金属不活性化剤の種類と効果
  4. 光安定剤の種類と効果
    1. 紫外線吸収剤
    2. HALS
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

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: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

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