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分散系材料設計における分散剤の選定と塗布性の向上

分散系材料設計における分散剤の選定と塗布性の向上

~実用系 分散系材料の設計技術 3カ月連続徹底解説セミナー Bコース~
東京都 開催 会場 開催

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概要

本セミナーでは、分散剤の基礎から解説し、具体的な分散剤の種類や選定方法を詳解いたします。

開催日

  • 2016年12月22日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 実際に分散実験をしたことのある方
  • 分散されたスラリー等を使用したことのある方
  • 最終製品に粒子が含まれている材料を用いている方

修得知識

  • 分散安定化の基本的考え方
  • 分散剤の構造
  • 分散体の設計の例
  • 分散体の塗布時における不具合とその解決方法

プログラム

 粒子を含む材料はますます開発が加速している。従来のコーティング液をはじめとして、電池やフィルムなどの非常に薄い膜を形成するもの。また自動車用のプラステックや風力発電のブレードなどのような大きなものまで、マトリクス中へのフィラーやナノ粒子の分散にかかわる技術分野は広い。ここでは基本的な分散安定化の考え方と、実際の処方例を通じて分散剤の選定の着目点を紹介する。

  1. 分散安定化の基礎
    1. 粒子表面への吸着性
    2. 液中での分散安定化メカニズム、静電気的反発と立体障害
    3. 分散安定化が関与する問題
    4. 微分散が必要?
    5. 沈降防止が課題?
    6. 最終の膜特性の向上?
  2. 分散剤の設計思想
    1. 顔料吸着基の役割と種類
    2. 相溶性鎖の役割と種類
    3. 分散剤として実用化されている分子構造
    4. 分散剤分子量の効果
    5. 構造制御された分散剤
  3. 溶剤系での分散事例
  4. UV系での分散事例
  5. リチウムイオン電池での分散
  6. 固体での分散
    1. ポリオレフィンを主骨格とした分散剤、相溶化剤
    2. セルロース系粒子の分散
    3. ガラス系フィラーの分散
    4. ペレット状のアクリル系分散剤
  7. 水系での分散の注意点
    1. 泡が立ちにくい材料の選定と消泡剤
    2. 下地・素材への濡れ剤の選定
    3. 湿潤剤・分散剤の違いと特徴
    4. レオロジーコントロール剤の種類と特徴
  8. 補足
    1. 層状無機粒子による材料特性の向上
    2. レオロジーコントロール機能
    3. バリヤー効果
    4. 導電性機能
    5. ナノ粒子ディスパージョンのユニークな効果
    6. 耐スリキズ性の向上
    7. 反りの改善
    • 質疑応答

講師

  • 若原 章博
    ビックケミー・ジャパン株式会社 イノベーションディベロプメント
    統括

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

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  • 2名様以上でお申込みの場合、
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

複数コース申込セット受講料について

  • 全3コース
    • 通常受講料 : 138,510円(税込) → 全2コース申込 割引受講料 112,860円(税込)
  • 2コース
  • 通常受講料 : 92,340円(税込) → 全2コース申込 割引受講料 76,950円(税込)

全3日間コース

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