技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

分子間力や表面張力の考え方と SP値・接触角・界面自由エネルギーなどの測定および制御

ぬれ性・接着性・混合・混練・コーティングなどにも関連する

分子間力や表面張力の考え方と SP値・接触角・界面自由エネルギーなどの測定および制御

~「ぬれない・付かない・混ざらない」を解決するためのコツ / 接着強度、混合混練、塗布密着性の良し悪しや、溶解性パラメータなどの界面現象を見える化~
オンライン 開催

開催日

  • 2026年7月3日(金) 10時15分16時45分

プログラム

第1部 分子間力、表面張力 (界面張力) の基本的な考え方について

(2026年7月3日 10:15〜13:25 (途中で昼食休憩を挟みます))

 分子間にはvan der Waals力と呼ばれる普遍的な引力が働く。この引力が存在するために、微粒子等の分子集合体の形成が可能になる。同時に、微粒子表面は高エネルギー状態になり、表面張力・界面張力が発生し、微粒子分散系が凝集する原因になる。第1部では、分子間と微粒子間に働くvan der Waals引力および後者を特徴づけるHamaker定数について解説する。

  1. 分子間力とは何か:
    • 分子間力が存在しないと分子集合体 (微粒子から細胞、さらに、われわれ人間に至るまで) は存在できない
  2. 分子間van der Waals相互作用
    1. Keesom相互作用:極性分子と極性分子
    2. Debye相互作用:極性分子と無極性分子
    3. 分散力相互作用:無極性分子と無極性分子
  3. 表面・界面とは何か
    1. 表面張力:分子間力の存在のために物体の表面は高エネルギー状態にある
    2. 表面に関わる自然界の意思
      1. 物体は自分の体積を増やしたい (膨張したい)
      2. 物体は表面積を減らしたい
        上記のバランスで物体の大きさが決まる
  4. 分子間van der Waals引力と微粒子間van der Waals引力
    1. London-van der Waals定数とHamaker定数
    2. 微粒子分散系の凝集とHamaker定数 (凝集促進因子)
    3. Hamaker定数と表面張力
    • 質疑応答

第2部 表面・界面張力の基礎と表面張力の測定原理、その注意点

(2026年7月3日 13:35〜15:05)

 表面張力は、液体と固体とのぬれ性や、水と油の乳化性などに関係します。
 本セミナーでは、ぬれ性と表面張力に関する基本事項を説明した上で、表面張力の測定方法と注意点について説明します。

  1. ぬれ性、接触角、表面張力の基礎
    1. ぬれ性と接触角
    2. Youngの式〜接触角と表面張力との関係
    3. 表面張力とは?
    4. 表面張力から何がわかるか?
    5. 表面張力と分子間力との関係
    6. 表面張力と温度との関係
    7. 乳化性と界面張力
    8. Laplace圧
  2. 動的表面張力
    1. 界面活性剤の吸着と表面張力の変化
    2. 静的表面張力と動的表面張力
    3. 臨界ミセル濃度
  3. 表面張力の測定原理と注意点
    1. Wilhelmy法
    2. 懸滴法
    3. 最大泡圧法
    4. 測定事例
    • 質疑応答

第3部 分散性・分散安定性における粒子間力・分子間力の役割

〜ζ-電位・Hamaker定数・Hansen Similarity (Solubility) Parameter〜

(2026年7月3日 15:15〜16:45)

  1. 分散性・分散安定性とは?
    1. 分散性・分散安定性の定義
    2. 分散性の制御因子と評価法
    3. 分散安定性の制御因子と評価法
  2. 分散安定性と粒子間力
    1. 分散・凝集に対する2つの見方
    2. ゼータ電位とは – ゼータ電位の適用時に気を付けること –
    3. 電気二重層の重なりによる2粒子間の静電反発エネルギーとDLVO理論
    4. 分散系の安定性評価とポテンシャル曲線
    5. 凝集速度と安定度比W – 安定性の予測 –
    6. ゼータ電位の測定方法 – 濃厚系用手法と希薄系用手法
  3. 分散性と分子間力
    1. 分散性と濡れ性の関係
    2. 濡れ性とHansen Similarity (Solubility) Parameter – 濡れ性と分子間力との関係 –
    3. Hansen Similarity (Solubility) ParameterとHamaker定数
    4. Hansen Similarity (Solubility) Parameterの実験的決定法
    5. Hansen Similarity (Solubility) Parameterによる分散性予測
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 200,000円(税別) / 220,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 230,000円(税別) / 253,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/9/24 シランカップリング剤の反応、処理層、表面被覆状態、効果の解析 オンライン
2026/9/24 TD-NMR (パルスNMR, LF-NMR) による分散性評価および粒子界面特性評価 オンライン
2026/9/29 塗料・塗装工程の基礎と塗膜欠陥の解析・対策技術 東京都 会場
2026/9/29 「濡れる」「濡れない」 のメカニズムと「ぬれ性」を工業的に活用・評価するためのポイント オンライン
2026/9/30 耐指紋・防汚材料の設計・評価・応用 オンライン
2026/10/6 薄膜の剥離・破壊のメカニズムと密着性の評価・解析および改善の手法 東京都 会場・オンライン
2026/10/7 シランカップリング剤の基礎、界面構造制御と機能材料への応用 オンライン
2026/10/7 塗布膜乾燥プロセスのメカニズムと均一化・制御法 愛知県 会場
2026/10/8 薄膜の機械的特性と密着性評価 オンライン
2026/10/9 シランカップリング剤の基礎、界面構造制御と機能材料への応用 オンライン
2026/10/15 メタオプティクス・メタサーフェス・メタレンズの基礎から設計・解析、製造・評価、応用展開 オンライン
2026/10/15 プラスチックめっきの基礎、技術動向と不良対策 オンライン
2026/10/16 ぬれの基礎と実用的な撥水・撥油/親水処理技術の最新研究開発動向 オンライン
2026/10/16 シランカップリング剤の分析技術 オンライン
2026/10/16 プラスチックめっきの基礎、技術動向と不良対策 オンライン
2026/10/19 ぬれの基礎と実用的な撥水・撥油/親水処理技術の最新研究開発動向 オンライン
2026/10/20 薄膜の機械的特性と密着性評価 オンライン
2026/10/20 スロット塗工の設備設計・高精度化・製造安定化 オンライン
2026/10/21 スロット塗工の設備設計・高精度化・製造安定化 オンライン
2026/10/23 機械設計のための「機械の基礎」総ざらい 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/5/26 表面プラズモン技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/5/26 表面プラズモン技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/30 非フッ素系撥水・撥油技術の開発動向と性能評価
2025/4/21 塗料技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/21 塗料技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版)
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2015/10/1 すぐ分かるラミネート加工技術と実際およびトラブル・シューティング
2015/7/30 ダイ塗布の流動理論と塗布欠陥メカニズムへの応用および対策
2014/8/25 ぬれ性のメカニズムと測定・制御技術
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)