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世界半導体産業への羅針盤

半導体関連企業の羅針盤シリーズ 2025年12月版

世界半導体産業への羅針盤

~GAA覇権戦争とAIデータセンター経済圏の衝撃への羅針盤 / TSMC・Samsung・Intel・Rapidus戦略と現在地 / ハイパースケーラーの札束飛び交う仁義なき争い~
東京都 開催 オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2026年1月13日〜27日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2026年1月13日まで承ります。

開催日

  • 2025年12月16日(火) 13時00分16時30分

受講対象者

  • 半導体関連企業の経営者、営業、マーケティング、技術者
    • デバイスメーカー
    • 装置メーカー
    • 部品メーカー
    • 材料メーカー
    • 設備メーカー
    • 半導体材料メーカー
  • 半導体を搭載しているセットメーカーの経営者、営業、マーケテイング、技術者
    • PC
    • サーバー
    • クラウド
    • スマホ
    • デジタル家電
    • 自動車 等

プログラム

 生成AIの急拡大により、半導体は従来の企業競争を超え、国家と巨大IT企業が主導する「新たな地政学的戦場」へと変貌した。AIデータセンターでは、GPUやCPUなどのロジック半導体だけでなく、HBM・DRAM・NANDといったメモリ、さらには電力・水・土地といったインフラまでもが奪い合いの対象となっている。この競争の核心を握るのが、次世代トランジスタ技術であるGAA (Gate – All – Around) である。GAAは2025年以降のAI半導体の性能と覇権を左右する決定的技術であり、各社の生存戦略を方向づける「文明選択の鍵」となっている。
 本講演では、TSMC・Samsung・Intel・Rapidusの4社について、GAA開発力、EUV/High – NAの導入状況、量産体制、顧客獲得戦略を最新データにもとづき比較する。また、OpenAIやMicrosoftなどのハイパースケーラーが、前払い契約や専用ライン確保によって先端半導体を囲い込む「資本による覇権争い」がどのように加速しているかを明らかにする。さらに、AIデータセンターの急増が引き起こす電力不足やCO2排出増、地政学的リスクの波及効果も展望する。
 本講演の目的は、GAAを単なる技術ではなく、AI経済の支配構造を決定する基盤として位置づけ、日本がどの領域で勝機を見いだせるのか、戦略的視点から考える指針を提示することである。

  1. はじめに
    1. 自己紹介
    2. 本セミナーの概要と結論
  2. 生成AIが変えた世界のルール
    1. AIデータセンターが引き起こすパラダイム転換
    2. AIデータセンターがGPU・HBM・メモリ・電力を食い尽くす
    3. 半導体は国家の命運を握る「戦略インフラ」へ
  3. GAAトランジスタの新時代へ
    1. GAA (Gate – All – Around) 構造とプロセスフロー
    2. GAAを巡る製造装置メーカーの攻防
    3. GAA、BSPDN、High NA、CFET…次世代技術の分岐点
  4. 先端半導体メーカーの戦略と現在地
    1. TSMC (ファウンドリの王者)
      1. EUV157台体制とN2量産への道
      2. N2に殺到するファブレスとCoWoSのキャパシテイ
      3. N2、A16、A14、A10へのロードマップと技術戦略
    2. Samsung (ファウンドリもメモリも大苦戦)
      1. N3でGAAを導入するも歩留り上がらず
      2. N2で米Teslaと大型契約 (生き延びた)
      3. HBMとDRAMでSK hynixに劣後し苦境に陥る
    3. Intel (かつての半導体王者の凋落)
      1. 「4年で5 Node」が失敗し窮地に陥ったIntel
      2. 「トップ10からの脱落」「AI半導体は手遅れ」「リストラはマラソン」
      3. 社運を賭ける「A14」に顧客がつかなかったら最先端から撤退
      4. Intelの将来は「ファブレス」「身売り」「国営」か?
    4. Rapidus (N2への無謀な挑戦)
      1. NHKスペシャル (9月7日) の紹介
      2. 当てにしていたテンストレントもTSMCに先を越された
      3. 500億円でEUVを買う?
      4. 破綻しているRapidusのビジネスモデル
  5. ハイパースケーラーが仕掛ける資源争奪戦
    1. NVIDIAを中心に形成されるAIサプライチェーン
    2. OpenAI・Microsoft・Googleの前払い契約モデル
    3. 「札束でウェハを奪い合う時代」へ
    4. 台湾・韓国・米国・日本の争点
  6. AIデータセンターがもたらす地政学的インパクト
    1. 電力・水・土地:半導体を超える国家課題
    2. 「1拠点」=「原発1基」の時代が到来
    3. チップ戦争から「電力戦争」への移行
  7. 結論とメッセージ
    1. GAAはトランジスタ技術ではなく「国家戦略技術」
    2. AIデータセンター経済圏が覇権を決する
    3. 日本はどこで戦い、どのように勝つべきか
    • 質疑応答・名刺交換 (会場受講限定)

講師

会場

AP浜松町

B1F Hルーム

東京都 港区 芝公園2-4-1 芝パークビルB館地下1F
AP浜松町の地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 52,250円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

会場受講の複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

会場受講 + アーカイブ配信受講

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  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 27,000円(税別) / 29,700円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 51,000円(税別) / 56,100円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 54,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 81,000円(税別) / 89,100円(税込)
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  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
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ライブ配信 + アーカイブ配信受講

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,700円(税別) / 46,970円(税込)
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アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

会場受講 / Zoomを使ったライブ配信対応セミナー

会場受講 または オンラインセミナーのいずれかをご選択いただけます。
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  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。電子媒体での配布はございません。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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