技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

化学物質管理の基礎と規制動向および安全対策

化学物質管理の基礎と規制動向および安全対策

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、化学物質管理の基本的な考え方から国内外の規制動向、実務に即した具体的な対策としたSDS作成のポイント、ラベル表示の適切な方法、毒性調査や最新の化学物質管理法の実例などについて解説いたします。
また、マイクロプラスチックやナノマテリアルの安全性、PFAS規制などの現状や今日の課題についても説明し、化学物質管理者が果たすべき役割や責任について理解を深めていただきます。

配信期間

  • 2025年11月19日(水) 13時00分2025年12月3日(水) 17時00分

お申し込みの締切日

  • 2025年12月1日(月) 17時00分

受講対象者

  • 企業で化学物質管理を担当している方
  • 化学物質管理責任者を目指す方
  • これから化学物質管理に携わる方
  • 大学、研究機関での化学物質管理者
  • 学校、病院での化学物質管理担当者
  • 化学物質を扱う輸出入管理者
  • 化学物質管理士資格取得を目指す方

修得知識

  • 化学物質管理関連の法令 仕組み、国内外の管理規制
  • SDSやラベル表示、化学物質の毒性、性質の調査法、適性な化学物質管理法
  • 化学物質管理に関する今日的課題への対処法
  • 化学物質管理に関する資格とチャレンジの仕方
  • 化学物質管理者または化学物質管理責任者としてなすべきこと

プログラム

 現在、国内で輸入、製造、使用されている化学物質は数万種類に上りますが、その中には危険性や有害性が不明な物質も少なくありません。こうした中で、化学物質による労働災害 (がんなどの遅発性疾病は除く。) は年間450件程度で推移し、法令による規制の対象となっていない物質を原因とするものは約8割を占める状況にあります。また、オルト – トルイジンによる膀胱がん事案、MOCAによる膀胱がん事案、有機粉塵による肺疾患の発生など、化学物質等による重大な職業性疾病も後を絶たない状況にあります。
 化学物質は我々の生活に不可欠でありながら、取扱いを誤ると、人の健康や環境を脅かす有害な物質として作用します。それ故、適切な管理を行わなくてはなりませんが、そのためには、有機化学、無機化学、生化学、高分子、材料、環境、薬学、分析等々の幅広い分野の知識と、関係する法律 (化学物質審査規制法 (化審法)、化学物質排出把握管理促進法 (化管法)、労働安全衛生法 (安衛法)、毒物及び劇物取締法 (毒劇法)、消防法、化学兵器取締法等々) 、また、REACH等の国際法も知らなければなりません。また、化学物質管理に関し、今何が問題で、潮流は、そしてどのように対処したらいいか、今日的課題についても解説します。
 昨今、労安法が改正になり、職場での化学物質管理者の選任が求められており、化学物質管理だけではなく、「化学物質管理に責任を持つ」人材が求められています。しかし、企業や研究機関の中で、化学物質管理をする人は実質どれだけ能力があるのか、不明なことも多く、不安感を持つのが現状です。そこで、最近設定された化学物質管理士資格についても詳しく紹介します。本セミナーを受講することにより、化学物質管理というもの、管理に関する今日的課題、化学物質管理に関する資格等の理解が得られます。

  1. 化学物質とは
    1. 化学物質管理をする上の化学物質とは
    2. 化学物質の分類
  2. 化学物質管理関連の法律
    1. 化学物質審査規制法 (化審法)
    2. 化学物質排出把握管理促進法 (化管法)
    3. 労働安全衛生法 (安衛法)
    4. 毒物及び劇物取締法 (毒劇法)
  3. 国内の化学物質規制の全体像
  4. 化学物質管理の潮流
  5. 実務上の留意点
  6. 化学物質管理に関する今日的課題
    1. PFAS、PFOS規制
    2. マイクロプラスチック問題
    3. ナノマテリアル (カーボンナノチューブなど) の安全性
  7. これからの化学物質管理
  8. 国外の化学物質管理
    1. EU (REACH)
    2. USA (TSCA)
    3. 韓国、中国、その他
  9. 化学物質管理の資格と化学物質管理士
    1. 化学物質管理責任者 (厚労省) 等
    2. 化学物質管理士という資格,社会的役割
    3. 化学物質管理士取得のための資格試験
  10. Q&A

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年11月19日〜12月3日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/3 高分子の難燃化・不燃化技術と難燃材料の開発及び規制動向 オンライン
2025/10/8 PFAS規制の最新動向と企業がとるべき実務対応策 オンライン
2025/10/9 PFAS規制の最新動向と企業がとるべき実務対応策 オンライン
2025/10/10 化学物質管理におけるリスクアセスメント手法の合理的選択と実態に即した実施の要点 オンライン
2025/10/17 どんどん必要になる「グリーン調達」 オンライン
2025/10/20 どんどん必要になる「グリーン調達」 オンライン
2025/10/24 液中パーティクル、液中粒子の制御、パーティクルカウンターの使い方、応用 オンライン
2025/10/29 ラベル・SDS作成の基礎と注意点 オンライン
2025/10/30 ラベル・SDS作成の基礎と注意点 オンライン
2025/11/18 化学物質管理の基礎と規制動向および安全対策 オンライン
2025/11/19 海外の化学物質法規制の動向と企業対応 オンライン
2025/11/21 海外の化学物質法規制の動向と企業対応 オンライン
2025/11/28 HAZOPから学ぶ化学プラントのリスクアセスメント オンライン
2025/11/28 GHS分類SDS・ラベル作成のルールと混合物におけるグレーゾーンの解決法 オンライン
2025/12/2 やさしく学ぶ化学物質法規制 講座 オンライン
2025/12/8 2026年の労働法改正の実務対策セミナー 東京都 会場・オンライン
2025/12/9 HAZOPから学ぶ化学プラントのリスクアセスメント オンライン
2025/12/11 やさしく学ぶ化学物質法規制 講座 オンライン
2025/12/12 GHS分類SDS・ラベル作成のルールと混合物におけるグレーゾーンの解決法 オンライン
2025/12/12 加速する少子高齢者社会の労働安全衛生管理の実践 オンライン