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レオロジーの基礎と測定法

レオロジーの基礎と測定法

~レオロジーを業務で活かすための必須知識 / 樹脂、分散系、ゲル、粘着剤、UV硬化材などを例に~
オンライン 開催

視聴期間は2025年4月9日〜22日を予定しております。
お申し込みは2025年4月9日まで承ります。

開催日

  • 2025年4月9日(水) 10時30分 2025年4月22日(火) 16時30分

修得知識

  • レオロジーの基礎
  • レオロジーの測定方法

プログラム

 レオロジーは、物質の変形や流動を取り扱う比較的新しい科学分野です。原材料から最終製品、石油化学から食品や医薬品など、物質が関与するあらゆるサイエンスやエンジニアリングを横断的にカバーする一般的な概念といえます。使いこなせればレオロジーほど万能で心強い武器はありませんが、一方で専門書には数式が多く、難しく見えて手が出せないという声や、思い切って測定してもデータの妥当性や考察に迷うという意見をしばしば耳にします。
 本講演では数式を極力抑えた上で、講師がメーカーの技術者として経験してきたノウハウや事例を多数示し、中核レオロジストの早期育成を目指します。

  1. はじめに
    1. 実は身近なレオロジー – 触って食べて遊んで納得!
    2. 基本の3点「応力・ひずみ・剪断速度」 – 粘度と弾性率を求める算数
    3. 粘度計とレオメータの違い – 精度だけではありません
    4. フローカーブ (流動曲線) 、静・動的粘弾性測定の理解
    5. レオメータの仕組みと治具の使い分け
  2. フローカーブ (流動曲線)
    1. 身近な物質の粘度挙動
      • 食品
      • 医薬品
      • 塗料など
    2. 降伏値の求め方 – マヨネーズはどの位の力で動き出す?
    3. チクソトロピックループとステップフロー
  3. 熱硬化性樹脂
    1. 典型的な硬化挙動における最低溶融粘度とゲル化点
    2. プロセスウインドウの考え方 – 熱履歴と反応速度など
  4. 分散系
    1. 代表的なエマルションの挙動
      • 安定性評価
      • 構造回復過程など
    2. 代表的なサスペンションの挙動
      • 分散性
      • 物理架橋の寄与など
  5. ゲル
    1. 身近な食品の粘弾性挙動
      • 食感評価とゼリーを滑らせない工夫
    2. ゲルのレオロジー的分類
  6. 粘着剤
    1. 設計と物性評価の考え方
    2. 温度依存性測定のコツと事例
  7. 熱可塑性樹脂
    1. 平均分子量、分子量分布と周波数依存性の関係
    2. Cox-Merz則とは – 安定した溶融樹脂評価のために
  8. 多様なアクセサリーと測定技術の紹介
    • UV硬化
    • 界面レオロジー
    • マスターカーブなど
  9. 質疑応答

講師

  • 髙野 雅嘉 (高野 雅嘉)
    ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社 アプリケーション課
    ケミスト

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,200円 (税別) / 42,020円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

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  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年4月10日〜17日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

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