技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ゾル-ゲル法の基礎と材料合成、(新規) 材料開発で活用するための実用的な総合知識

ゾル-ゲル法の基礎と材料合成、(新規) 材料開発で活用するための実用的な総合知識

~原料・材料選択、合成プロセス、条件の最適化、反応メカニズム、解析、応用~
オンライン 開催

視聴期間は2025年2月17日〜3月3日を予定しております。
お申し込みは2025年2月17日まで承ります。

概要

本セミナーでは、ゾル-ゲル法の基礎から解説し、材料選択、最適な反応条件、加水分解・縮合反応、構造解析、機能材料への応用など、多彩な合成プロセスを持つゾル-ゲル法を実務に適した内容で解説いたします。

開催日

  • 2025年2月17日(月) 10時30分 2025年3月3日(月) 16時30分

受講対象者

  • ゾル-ゲル法に関連する技術者、研究者
    • 機能性セラミックス
    • ナノ粒子
    • メソポーラスシリカ
    • 有機-無機ハイブリッド材料など
  • ゾル-ゲル法の応用分野に関連する技術者、開発者、管理者
    • 光学・エレクトロニクス
    • 塗料・コーティング
    • 環境
    • エネルギー
    • バイオ・医療分野 など

修得知識

  • ゾル-ゲル法の基礎知識
  • ゾル-ゲル法の反応メカニズムと活用法
  • ゾル-ゲル法をベースにした新規材料開発に活かせる知識と技術
    • 機能性セラミックス
    • ナノ粒子
    • メソポーラスシリカ
    • 有機-無機ハイブリッド材料など

プログラム

 ゾル-ゲル法は、金属塩や金属アルコキシドを比較的温和な条件で加水分解・重縮合反応し、金属酸化物を合成するセラミックスの低温合成法として注目され発展してきた。合成プロセスが多彩で、バルク体、薄膜 (コーティング膜) 、ファイバー、粒子などいろいろな製品をつくることができるため、新規な材料開発などに応用されてきた。特に近年、有機-無機ハイブリッド材料の合成にこのゾル-ゲル法が使用されるに至って、光機能、電子機能、熱機能、力学機能、化学機能や生体機能などを有する高機能材料が盛んに開発され、光学・エレクトロニクス、塗料・コーティング、環境、エネルギーやバイオ・医療分野へ応用されている。
 本セミナーは、材料選択、合成プロセス、反応機構、反応解析、ナノ粒子や機能性材料の開発など、ゾル-ゲル法の基礎から応用までを実務に適応できるよう包括的にやさしく解説する一日速成講座です。

  1. ゾル-ゲル法の基礎
    1. ゾル-ゲル法開発の歴史
    2. ゾル-ゲル反応とは
    3. ゾル-ゲル法の特徴 (長所と短所)
    4. ゾル-ゲル法の課題
    5. ゾル-ゲル材料の機能と応用
  2. ゾル-ゲル法の概要
    1. 加水分解反応と重縮合反応
    2. 反応メカニズム
    3. ゾル-ゲル反応の制御 (ゾル-ゲル反応の支配因子)
    4. アルキルシリケート-1 (シランカップリング剤)
    5. アルキルシリケート-2 (架橋型有機アルコキシシラン化合物)
  3. ゾル-ゲル法の反応解析とゲル構造解析
    1. 加水分解反応の解析
    2. 重縮合反応の解析
    3. ゲル (ネットワーク) 構造の解析
  4. ゾル-ゲル法による材料合成
    1. ガラスの合成
    2. ファインセラミックスの合成
    3. 成形プロセス (コーティング膜の作製)
      1. デップコーティング
      2. スピンコーティング
    4. 微粒子 (ナノ粒子) の合成
    5. ナノシリカの合成法、種類、構造と粒径制御
      1. 気相法
      2. 液相法
      3. Stober法
    6. シルセスキオキサンの合成
    7. ナノポーラスシリカの合成
      1. 分子鋳型 (テンプレート) 法
      2. コア-シェル法
      3. 細孔壁構造の制御 (機能化)
      4. 応用
        • 触媒
        • 吸着材
        • 断熱フィルム
        • 光制御薬剤
        • DDSなど
  5. ゾル-ゲル法の応用 (高機能材料の開発)
    1. 有機-無機ハイブリッド材料の合成
      1. 合成法
      2. ハイブリッド化による界面・分散性の制御
      3. 特性
      4. 構造解析
      5. 応用 (ハードコート剤)
    2. 種々な有機-無機ハイブリッド材料の調製と特性
      1. 汎用 (熱可塑性) 樹脂
        • PMMA
        • PC
        • PLAなど
      2. 耐熱性・熱硬化性樹脂
        • PI
        • エポキシ樹脂など
    3. 高機能材料への応用
      1. プロトン伝導性材料と燃料電池
      2. 高活性触媒・光触媒
      3. 無機 (セラミック) 分離膜
      4. 表面機能制御 (撥水コート剤)
      5. 生体 (適合性) 材料
  6. 参考図書
  7. 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,200円 (税別) / 42,020円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2025年2月17日〜3月3日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/3 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/2/5 セラミックスの破壊メカニズムと破壊強さ試験・信頼性評価の基礎 オンライン
2025/2/5 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/2/6 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2025/2/7 バイオマス由来モノマーの開発と応用事例 オンライン
2025/2/7 プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 オンライン
2025/2/7 カーボンニュートラル時代のプラスチック入門 オンライン
2025/2/7 高分子材料の相溶性・相分離現象の基礎と相容化剤を用いたポリマーブレンド材料およびマテリアルリサイクルへの応用 東京都 会場
2025/2/12 防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/2/12 プラスチック加飾技術の最新動向と環境負荷低減に向けた展望 オンライン
2025/2/12 プラスチック材料・製品の耐久性向上、劣化度評価、寿命予測 オンライン
2025/2/13 高分子の (黄変・ピンク変など) 変色・劣化の発生メカニズム、変色箇所の評価、その対策 オンライン
2025/2/13 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 オンライン
2025/2/13 プラスチック成形部材の劣化・破損・破壊のメカニズムと評価・改善方法、破面の特徴、トラブル対策 オンライン
2025/2/14 半導体封止材用エポキシ樹脂の種類と特性および解析方法 オンライン
2025/2/14 無機ナノ粒子の合成、表面処理・表面修飾と分散技術 オンライン
2025/2/14 重合反応の基礎・応用 オンライン
2025/2/14 高分子フィルム・繊維の延伸プロセスにおける分子配向形成、結晶化とその制御 オンライン
2025/2/17 高分子へのフィラーのコンパウンド技術の基礎と応用 オンライン
2025/2/17 結晶性高分子の材料設計・改良・加工性向上に必要な基礎知識 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2024/2/29 セラミックス・金属の焼成、焼結技術とプロセス開発
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート