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UV硬化接着剤の材料設計と深部硬化

UV硬化接着剤の材料設計と深部硬化

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、UV硬化樹脂について基礎から解説し、UV硬化におけるトラブルと対策、未然防止策について詳解いたします。

開催日

  • 2024年11月29日(金) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 紫外線硬化樹脂に関連する技術者、開発者、研究者
    • ナノインプリント
    • 電子部品・光学部品などの接着・乾燥
    • 印刷インキの乾燥
    • 塗料・塗装コーティング剤の乾燥・硬化
    • 光ファイバ等の保護コーティング
    • 光造形
    • 3Dプリンター
    • ジェルネイル等の装飾品 など
  • 紫外線硬化樹脂の初心者、これからUV硬化性樹脂の開発に携わる方
  • 紫外線硬化処理で課題を抱えている方

修得知識

  • 紫外線硬化の基礎
  • ラジカル重合を利用したUV硬化でアクリレートが用いられる理由
  • 酸素による重合阻害の大きさと重合条件の影響

プログラム

第1部 UV硬化における酸素阻害の影響の可視化と対策

(2024年11月29日 10:00〜11:30)

 ラジカル重合性を示すモノマーは数多くあるが、UV硬化ではほぼアクリレートのみが用いられることが多い。本講座では、イントロダクションとして、なぜアクリレートが使用されるのかを述べ、酸素による重合阻害の影響の大きさについても定量的にイメージを掴めるよう様々なデータを交えて解説する。

  1. イントロダクション
    1. なぜUV硬化でアクリレートが使われるのか
    2. 酸素阻害の影響を可視化するとどうなるのか
  2. 酸素阻害対策と深部硬化性向上
    1. 酸素阻害の影響とモノマー構造の関係
    2. 深部応化可能な開始剤
    • 質疑応答

第2部 パーオキサイド系光重合開始剤の特徴と深部・暗部硬化への応用

(2024年11月29日 12:10〜13:40)

 本講座では、光硬化反応と熱硬化反応の両方を開始することができるパーオキサイド系光重合開始剤について、一般的な特性の他、機能面での特徴や取り扱い上の留意点などについて紹介する。

  1. 有機過酸化物の一般的な特性
    1. 有機過酸化物の特徴と用途
    2. 有機過酸化物の熱分解特性
    3. 有機過酸化物から生成するラジカル
  2. パーオキサイド系光重合開始剤の特性
    1. パーオキサイド系光重合開始剤の光分解
    2. ベンゾフェノン骨格パーオキサイドの特徴
    3. トリアジン骨格パーオキサイドの特徴
    4. チオキサントン骨格パーオキサイドの特徴
  3. 安全な取り扱いについて
    • 質疑応答

第3部 UV硬化型弾性接着剤の特性と不透明材料の接着

(2024年11月29日 13:50〜15:20)

 弊社の有する不透明材料の接着が可能なUV後硬化弾性接着技術と、それを用いた接着性能の特徴についてお話いたします。

  1. 接着・接合について
    1. 接着・接着剤とは
    2. 接着剤の分類
    3. 弾性接着について
  2. UV硬化技術について
    1. 従来のUV硬化技術
    2. UV遅硬化技術
    3. UV遅硬化型弾性接着技術の特徴
  3. UV硬化技術を用いた接着剤
    1. UV遅硬化型弾性接着剤
    2. デュアルキュア技術を用いた接着剤
    • 質疑応答

第4部 FT-IR・ラマン分光法によるUV硬化樹脂の硬化度評価

- 経時変化・深さ方向の硬化度 –

(2024年11月29日 15:30〜17:00)

 硬化樹脂の硬化過程の評価には、FT-IRやラマンといった分子振動分光法が有効である。それらは非破壊で高速に分析ができ、微小領域の分析や 他の分析装置との組み合わせにも対応するため広く利用されている。
 本講は、硬化樹脂の反応についてFT-IRとラマンについて 分析機器の原理や分析手順、中でも深さ方向の硬化評価について実際に分析した結果などを交え解説する。

  1. FI-IR
    1. FT-IRの基礎、スペクトルの解析方法
    2. 分光装置の概要
    3. 樹脂の硬化評価に適したサンプリング方法
    4. FT-IRによる硬化樹脂の分析例
      1. エポキシ樹脂
      2. ポリウレタン樹脂の加熱下における時間変化
      3. UV硬化樹脂
      4. 主な硬化樹脂の赤外スペクトルと帰属
    5. ATRの基礎と原理
    6. ATRによるUV硬化樹脂の分析例
      1. ATRによるUVインクの硬化反応
      2. ATRによるエポキシの硬化
      3. ATRによるUV硬化樹脂のリアルタイム分析
  2. ラマン分光
    1. ラマン分光の基礎と原理
    2. ラマン分光による硬化樹脂の分析例
      1. 深さ分析 UV硬化樹脂の硬化度の深度変化
      2. 薄膜 (酸素阻害の影響)
      3. 厚膜 (UV光減衰の影響)
    • 質疑応答

講師

  • 佐内 康之
    東亞合成 株式会社 コア基盤技術研究所
    主査
  • 小島 章世
    日油 株式会社 研究本部 新規事業開発室 光機能性素材開発
    技術開発担当 グループリーダー
  • 角矢 敦史
    セメダイン株式会社 技術部 開発グループ 研究第三チーム
  • 小松 守
    サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 CAD事業本部 要素技術開発部
    シニアアプリケーション

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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