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バイオマスフィラーの樹脂への分散、複合化技術

バイオマスフィラーの樹脂への分散、複合化技術

~グリーンコンポジットを実現させる樹脂への植物由来フィラーの分散技術とは / 相溶化剤の使い方とCNF、竹繊維を用いた実際の材料設計事例~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、高分子系複合材料の強化繊維として利用可能な天然 (植物) 繊維について取り上げ、繊維の取り出し、強度など、その基本特性を示すとともに、高分子系複合材料の強化繊維としての実用性と問題点について解説いたします。

開催日

  • 2024年11月25日(月) 11時15分 16時10分

プログラム

第1部 木粉などの天然物を樹脂に配合できる相溶化剤の紹介と適用事例

(2024年11月25日 11:15〜12:00)

 昨今、樹脂量削減のために木粉、米粉、卵殻、石灰石、澱粉などの天然物を樹脂に配合した素材が多く使われるようになってきています。また、リサイクル樹脂の補強のためにガラスファイバーやセルロースナノファイバーを配合した素材が多く使われるようになってきます。これらの混ざりにくい成分を樹脂に混ざるために相溶化剤が求められてきています。
 当社ではマレイン化PPをはじめとした相溶化剤を製造販売しております。高い変性率を基本的な特徴としています。ほかにも他社にない特徴的な相溶化剤をラインナップしております。これらの製品の概要、効果、機構等をご説明させていただきます。

  1. 理研ビタミンのご紹介
    1. 会社概要
    2. 歴史
    3. 事業紹介
    4. 拠点紹介 (国内、海外)
  2. 高分子界面活性剤
    1. 高分子界面活性剤とは
    2. マレイン化PP
    3. エマルション型マレイン化PP
    4. エーテル結合型相溶化剤
    5. マレイン化PLA
    6. 耐衝撃改良/超低融点マレイン化PP
    7. その他の高分子界面活性剤
    8. 環境対応への取り組み
    • 質疑応答

第2部 セルロースナノファイバーの活用に向けた表面処理、複合化技術の開発動向

(2024年11月25日 13:00〜14:30)

 本講演では、話題となっているセルロースナノファイバー (CeNF) のスラリーやポリマーへの分散に不可欠なCeNFの化学的および物理的表面処理、そしてポリマーとの複合化に関し、最近の動向につき紹介する。
 本講により、CeNF充填時の課題、その解決策につきヒントが得られると確信する。

  1. はじめに
  2. CeNF表面の化学的及び物理的特性
  3. CeNFのポリマーとの複合化
    1. CeNF複合化時の課題
    2. 複合化における相溶性
  4. CeNF表面処理とその複合体の研究開発動向
    1. 化学的表面処理
      1. OH基の変性
        1. エステル化
          1. 無水酢酸処理 (アセチル化)
          2. 無水コハク酸処理
        2. エーテル化
      2. COOH (Na) の変性
        1. 酸塩基反応による変性
        2. 金属イオン交換反応
    2. 物理的表面処理
      1. リン酸及びその塩
      2. スルホン酸およびその塩
      3. グリセリン及びグリセリンエステル
      4. 高分子分散剤
      5. 無機物
        • ケイ酸カルシウム水和物
        • 金属粒子
        • 炭素化合物
  5. まとめ
    • 質疑応答

第3部 竹繊維を中心とした天然植物繊維を使った複合材料の実際とその可能性

(2024年11月25日 14:40〜16:10)

 本講演では、最近自動車への適用も話が進められつつある、竹繊維について、他の天然繊維と対比しながら、活用、その複合材料応用について解説する。

  1. 利用可能な天然植物繊維の種類と特性、抽出方法
  2. なぜ竹なのか
    1. 竹繊維とは
    2. 豊富で未利用な竹 (EU,北米にはないバイオマス)
    3. 竹繊維繊維の種類と取り出し方法
    4. 竹繊維の課題
  3. 竹長繊維/短繊維の活用の具体例
    1. 竹風味を生かした長繊維強化材
    2. 竹繊維を用いたFRP
    3. 短繊維を用いた不織布
      • リサイクルカーボン繊維とのハイブリッドについても言及
    4. 竹繊維強化射出成形ペレットの製造とその特性、利用例
  4. 竹粉体による熱可塑性樹脂の充填剤
  5. 竹から抽出したセルロースナノファイバーの実用課題
  6. 竹繊維/綿混紡糸
  7. イネ科植物繊維の活用
  8. おわりに
    • 質疑応答

講師

  • 稲垣 啓介
    理研ビタミン株式会社 化成品改良剤開発部 化成品技術第2グループ
    グループリーダー
  • 小長谷 重次
    公益財団法人 名古屋産業科学研究所
    上席研究員
  • 藤井 透
    同志社大学 先端複合材料研究センター
    嘱託研究員

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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