技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

UV硬化樹脂の硬化度・物性の測定、評価と表面・内部硬化における主要な硬化不良対策

UV硬化樹脂の硬化度・物性の測定、評価と表面・内部硬化における主要な硬化不良対策

~UV硬化での表面・内部では何が起こっているのか / 硬化物性に対するUV照射条件の影響の考察と光源の選択 / 表面および内部硬化性に影響する要因と不良対策 / モノマー・オリゴマー、光開始剤、添加剤の影響、着色や濁りの対策~
オンライン 開催

視聴期間は2024年9月13日〜30日を予定しております。
お申し込みは2024年9月13日まで承ります。

概要

本セミナーでは、UV硬化樹脂について基礎から解説し、UV硬化におけるトラブルと対策、未然防止策について詳解いたします。

開催日

  • 2024年9月13日(金) 10時30分 2024年9月30日(月) 16時30分

受講対象者

  • 紫外線硬化樹脂に関連する技術者、開発者、研究者
    • ナノインプリント
    • 電子部品・光学部品などの接着・乾燥
    • 印刷インキの乾燥
    • 塗料・塗装コーティング剤の乾燥・硬化
    • 光ファイバ等の保護コーティング
    • 光造形
    • 3Dプリンター
    • ジェルネイル等の装飾品 など
  • 紫外線硬化樹脂の初心者、これからUV硬化性樹脂の開発に携わる方
  • 紫外線硬化処理で課題を抱えている方

修得知識

  • 紫外線硬化の基礎
  • 硬化物性に対するUV照射条件の影響と光源の選択
  • 表面および内部硬化性に影響する要因と不良対策
  • モノマー・オリゴマー、光開始剤、添加剤の影響

プログラム

 UV硬化技術は短時間で容易にインキ、コーティング、接着剤などの高分子材料を得ることができ、量産設備も比較的簡便な仕様とできる汎用性が高い技術である。硬化方法の特性から、種々の基材上への「表面加工」として用いられることが多く、硬化度や力学物性を樹脂単体で評価することが難しい。
 本講演では、UV硬化樹脂の硬化度に影響する要因や対策について概説し、基材を含む複合部材を用いた硬化度・各種物性の評価手法を紹介する。また、環境負荷低減に向け、UV硬化に用いられる光源も従来の水銀ランプ方式からUV – LEDへと切り替えられるケースも増えており、LEDを使用する際に注意すべき点についても述べる。さらに、UV硬化樹脂のバイオベース化に向けた取り組みについても研究・開発事例を紹介する。

  1. イントロダクション
    1. 代表的なモノマー・オリゴマー (バイオ由来含めて)
    2. 光開始剤の種類
  2. 硬化物性に対するUV照射条件の影響
    1. コーティングと接着剤のUV硬化挙動の違い
    2. 硬化条件とコーティング物性
    3. 硬化条件と塗膜の耐黄変性
  3. 硬化不良対策
    1. 表面硬化性に影響する要因と対策
      • 化学構造と表面硬化性
      • UV強度と表面物性
      • 膜厚と硬化性
    2. 内部硬化性に影響する要因と対策
      • 光の吸収と透過について
      • 光開始剤やモノマーの吸収特性の影響
  4. 着色や濁り
    1. 着色や濁りの原因
    2. モノマー・オリゴマーの影響
    3. 光開始剤の影響
    4. 添加剤の影響
  5. その他
    1. 生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックの課題
    2. 環境保全と経済活動の両立に向けて
    • 質疑応答

講師

  • 佐内 康之
    東亞合成 株式会社 コア基盤技術研究所
    主査

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,200円 (税別) / 39,820円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2024年9月13日〜30日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/10/16 レオロジー測定を利用した電極スラリーの評価技術 オンライン
2024/10/16 人工皮革・合成皮革の入門講座 オンライン
2024/10/17 流動場での、高分子の結晶化挙動の基礎と成形プロセス中の結晶化解析事例 オンライン
2024/10/18 ゴムの破損劣化要因・対策とゴムの接着トラブル対策および劣化速度と寿命予測の実際 東京都 会場
2024/10/18 イソシアネートの反応機構と構造、硬化物性の制御 オンライン
2024/10/18 リビング重合の基礎知識とリビングラジカル重合の応用技術 オンライン
2024/10/21 バイオマスプラスチックや生分解性樹脂に関する樹脂用添加剤とその選び方、使い方 オンライン
2024/10/21 世界のプラスチック産業・最新加工技術・関連法規制を俯瞰したバイオプラスチック活用戦略 東京都 会場・オンライン
2024/10/22 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な活用方法 オンライン
2024/10/22 非可食バイオマス・リファイナリーと次世代バイオプラスチック最前線 オンライン
2024/10/23 ポリフッ化ビニリデン (PVDF) 樹脂の基礎と応用のための総合知識 オンライン
2024/10/23 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/10/23 二酸化炭素、二硫化炭素を用いた高分子合成と応用 オンライン
2024/10/23 架橋技術入門 オンライン
2024/10/24 ラジカル重合の基礎と分子量・立体構造の制御、最新の重合手法 オンライン
2024/10/24 ゴム材料のトライボロジーと摩擦、摩耗の制御技術 オンライン
2024/10/25 高分子延伸による分子配向・結晶化制御技術 東京都 会場
2024/10/25 摩擦・摩耗の基本的な考え方と高分子材料への活かし方 オンライン
2024/10/25 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2024/10/25 プラスチック加飾技術の最新動向と今後求められる付加価値 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用