技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ゲル化剤・増粘剤の基礎と設計・配合・添加・調製及び物性制御技術

ゲル化剤・増粘剤の基礎と設計・配合・添加・調製及び物性制御技術

~ゲルの基本的な概念、高分子ゲル・低分子ゲルの調製と応用~
オンライン 開催

視聴期間は2024年2月13日〜27日を予定しております。
お申し込みは2024年2月13日まで承ります。

概要

本セミナーでは、粘性状態から硬い個体状態まで幅広い性質を持つゲルを扱う、また高機能なゲルまたはゲルを用いた機能性材料を開発するために高分子ゲル・低分子ゲルの基礎と使い方、最新動向、ゲルの振る舞いの把握、架橋点の制御、溶媒などの的確な分子設計について詳解いたします。

開催日

  • 2024年2月13日(火) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 高分子ゲル・低分子ゲルに関連する製品に関連する技術者、研究者、管理者
    • 医薬品
    • 化粧品
    • 化学
    • 食品
    • 農業 等
  • 新素材開発に関心のある方

修得知識

  • ゲルに関する基本的な概念
  • 高分子ゲルの調製法 (高分子合成化学の基礎を含む)
  • 高分子ゲルの応用および最近の研究
  • 低分子ゲルの基礎
  • 低分子ゲル化剤の分子設計
  • 低分子ゲルの応用および最近の研究

プログラム

 ゲルは、多量の溶媒を含みながら、粘性状態から非常に硬い個体状態まで幅広い性質を持つ。そして、ゲルを構成している化合物の化学構造、架橋点の制御、溶媒などを的確に分子設計することで様々な機能を有するゲルが開発できる。このようなゲルは、機能性ソフトマテリアルとして、医療・医薬、食品、化粧品、農業、工業など多くの分野での応用研究が行われている。高分子化合物によって形成されるゲルは、高分子合成化学の発展とともにさらに高機能なゲルが開発されている。一方、非共有結合を主相互作用とした超分子化学の分野から、低分子化合物によるゲル化が注目され、低分子のゲル化剤の開発や機能性低分子ゲルに関する研究が行われている。
 本講演では、ゲルの基本的な概念、高分子ゲルの調製と応用、低分子ゲルの調製と応用について解説する。また、今後の展望について述べる。

  1. ゲルに関する基礎知識
    1. ゲルとは?
    2. ゲルの特性と用途
    3. ゲルの考え方 (分類)
    4. 高分子ゲルと低分子ゲル
    5. ゲル化機構の違い
  2. 高分子ゲルの調製法
    1. 高分子合成とゲル
    2. 機能性高分子によるゲル
    3. いろいろな高分子ゲル
  3. 高分子ゲルの産業利用
    1. 食品分野
    2. 医療・医薬分野
    3. 化粧品分野
    4. 農業分野
    5. その他
  4. 低分子ゲルと低分子ゲル化剤
    1. 低分子ゲル化剤とは何か?
    2. 低分子ゲル化剤の必要性?
    3. 低分子ゲルの作製
    4. 低分子ゲル中での低分子ゲル化剤のふるまい
    5. 低分子ゲル形成の駆動力
    6. 低分子ゲル化剤の分子設計
    7. 低分子ゲルの産業応用
  5. 低分子ハイドロゲル
    1. 低分子ハイドロゲル化剤?
    2. 分子設計
    3. バイオマテリアルへの応用
  6. 低分子ゲルの最新の動向 (学術的観点から)
    1. 機能を持つ低分子ゲル
    2. 低分子ゲルを使った材料
    3. その他
  7. 今後の展望
    • 質疑応答

講師

  • 鈴木 正浩
    信州大学 大学院 総合工学系研究科 生命機能・ファイバー工学専攻
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 32,400円 (税別) / 35,640円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,400円(税別) / 35,640円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2024年2月13日〜27日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/6 プラスチック金型設計・加工技術の基礎から実践的応用 オンライン
2024/11/7 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な活用方法 オンライン
2024/11/8 増粘剤・ゲル化剤の種類とメカニズム、選び方と使い方 オンライン
2024/11/8 ラジカル重合の重合反応と開始剤の種類・選び方、応用 オンライン
2024/11/8 水・湿度による高分子の劣化、加水分解メカニズムとその評価 オンライン
2024/11/11 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2024/11/12 高分子材料の劣化診断、寿命予測 オンライン
2024/11/13 異種材料接着のメカニズムと接着界面の密着性評価 オンライン
2024/11/13 動的粘弾性測定 オンライン実習講座 オンライン
2024/11/13 リグニンの構造・特性と産業利用の可能性 オンライン
2024/11/14 プラスチック金型の特徴と加工・選択技術 オンライン
2024/11/14 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2024/11/14 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2024/11/15 各樹脂別の難燃化技術と難燃剤のブリードアウト、その対策 オンライン
2024/11/19 高分子材料における劣化メカニズムとケミカルリサイクル技術 オンライン
2024/11/19 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2024/11/21 樹脂部品の特性と材料費/加工費/型費の概算法から検図法まで学ぶ超実務設計 オンライン
2024/11/21 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ 東京都 会場・オンライン
2024/11/21 高分子結晶化の基礎と解析技術および結晶成長 オンライン
2024/11/22 プラスチック射出成形の基礎知識とトラブルシューティング オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用