技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品開発における製剤の安定化のポイントと実務対応

医薬品開発における製剤の安定化のポイントと実務対応

オンライン 開催

視聴期間は2024年1月18日〜26日を予定しております。
お申し込みは2024年1月24日まで承ります。

概要

本セミナーでは、製剤の安定化研究に役立つ方法論について解説いたします。
添加剤の選択のための実験計画の立案と解析法、薬物の活性化エネルギーを求めるためのアレニウス則およびワイブル確率の活用法、速度解析のための帰納的シミュレーション法、ICH Q1Eガイドラインに基づく有効期間の推定法、製剤中の結晶多型の定量のための、透過ラマンスペクトルの多変量解析法について詳解いたします。

開催日

  • 2024年1月24日(水) 10時30分 2024年1月26日(金) 16時30分

修得知識

  • 製剤の安定化のための実験計画法 (講師作成の解析ツールを提供)
  • 速度論 (フリーソフトMaximaによる微分方程式の解き方を含む)
  • アレニウス式による薬物の活性化エネルギーの求め方と活用方法
  • ICH Q1E 有効期間の推定 (講師作成の解析ツールを提供)
  • 安定性予測へのワイブル確率紙の適用 (講師作成の解析ツールを提供)
  • 溶出試験中に薬物が分解する場合の補正方法 (デコンボルーション法)
  • 透過ラマンによる製剤中の結晶多型の定量 (Unscrambler®による多変量解析)

プログラム

 本セミナーでは、薬物ごとの各論には踏み込みませんが、製剤の安定化研究に役立つ、以下の方法論について解説させていただきます。

  • 添加剤の選択のための、実験計画の立案と解析法
  • 薬物の活性化エネルギーを求めるための、アレニウス則およびワイブル確率の活用法
  • 速度解析のための帰納的シミュレーション法
  • ICH Q1Eガイドラインに基づく有効期間の推定法
  • 製剤中の結晶多型の定量のための、透過ラマンスペクトルの多変量解析法

 理論の習得だけではなく、実務で使える講師作成の解析ツールを提供させていただきます。

  1. 添加剤のスクリーニングのための実験計画法
    1. 薬物の水分吸着試験#
    2. 添加剤と薬物との混合物の安定性試験
    3. 安定化のための実験計画例
    4. 実験計画法の基礎
      • 1因子実験法 (完全無作為化法)
      • 直交表による実験計画法
      • Box-Behnken法
  2. 速度論 (1次、0次)
    1. 1次速度
    2. Simulationの誤差
    3. フリーの数式解析ソフトMaximaで微分方程式を解く方法
    4. 0次速度
  3. アレニウスモデルによる活性化エネルギーの求め方および活用事例
    1. アレニウス式による活性化エネルギーの求め方
    2. アレニウス式の活用事例
  4. 有効期間の推定 (ICH Q1E)
    1. Q1Eガイドラインの概要
    2. 単一ロットの解析
    3. 単一因子の解析
    4. 複数因子の解析
    5. 母数モデルと変量モデル
  5. 安定性予測へのワイブル確率紙の適用
  6. 溶出試験中に薬物が分解する場合の補正方法
  7. 透過ラマンスペクトルによる製剤中の結晶多型の定量方法
    1. スペクトルの多変量解析法
      • スコアとローディング
      • スコアプロット
      • ローディングプロット
      • 主成分数はどのぐらいが適当か
      • バリデーション (leave-one-out-cross-validation, LOOCV)
      • 未知サンプルの予測
    2. 透過型ラマンスペクトル装置による製剤中の結晶多型の定量
      • 製剤中の結晶多型の定量の流れ
      • 透過型ラマン装置の測定条件
      • 検量線作成用検体のデータ
      • The Unscrambler®X によるPLS回帰の手順
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年1月18日〜26日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集