技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

全固体二次電池の研究開発動向

全固体二次電池の研究開発動向

~設計 ・ 課題 ・ 構造化、 および将来展望まで / 半固体、バイポーラ型電池などについても解説~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、全固体リチウム二次電池の実現に必要な部材設計や電池設計を事例を交えて紹介いたします。
また、用途展開と実用化への課題について市場動向をふまえながら解説いたします。

開催日

  • 2023年11月8日(水) 13時00分16時30分

修得知識

  • 二次電池に関する基礎知識
  • リチウムイオン電池の課題と全固体化のメリット
  • 全固体リチウム二次電池の構成部材、設計
  • 全固体リチウム二次電池の市場展開、課題

プログラム

 電池の新たな可能性を拓く技術として「全固体化」が注目されている。可燃性の有機電解液を不燃性の固体電解質に置き換える試みである。電池の安全性が大幅に改善されることはもちろん、電池の使用可能温度域の拡大やエネルギー密度の向上も期待される。しかし、全固体化を実現するためには、有機電解液の使用を前提としてきたこれまでの材料や電池の設計では不十分であり、新たな材料や電池の設計が必要とされている。
 本講演では、全固体化が求められる背景として、リチウムイオン電池の構成や動作原理、課題を解説するとともに、全固体化で必要となる部材や電池設計を紹介する。また、全固体電池の用途展開や実用化における課題など、具体例を交えながら最近の研究開発状況を解説する。

  1. はじめに 〜 電池の基礎
    1. 電池の部材と構成
    2. エネルギー密度と出力密度
    3. 充放電反応とは
    4. リチウムイオン電池の現状と課題
  2. 全固体リチウム二次電池
    1. 電池の全固体化とは
    2. 全固体化のメリットと可能性
  3. 全固体リチウム二次電池の設計
    1. 固体電解質の種類と特徴
    2. 電解液との比較
    3. 固体電解質の合成例
    4. 電極材料の選択
  4. 課題とその解決へ向けたアプローチ
    1. 固体 – 固体界面の形成
    2. イオン伝導助剤の適用
    3. 中間層の導入
    4. 短絡の防止
    5. 半固体電解質
  5. 電池の構造化
    1. 三次元構造化
    2. バイポーラ型電池
  6. 全固体リチウム二次電池の用途展開
    1. 電池の市場
    2. 用途展開
    3. 実電池作製上の課題
    4. 最近の話題、今後の展望

講師

  • 棟方 裕一
    東京都立大学 大学院 都市環境科学研究科
    助教

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 44,000円 (税別) / 48,400円 (税込)
1口
: 57,000円 (税別) / 62,700円 (税込) (3名まで受講可)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/30 粒子コーティングの最前線 オンライン
2025/8/5 電池リサイクルにおける国内外の法規制と動向 オンライン
2025/8/13 廃リチウムイオン電池からの資源回収技術の動向と今後の展望 オンライン
2025/8/20 リチウムイオン電池のバインダーの基礎と開発動向 オンライン
2025/8/20 燃料電池・水電解におけるセル/電極触媒の構造解析と劣化メカニズムの解明 オンライン
2025/8/21 汎用リチウムイオン電池の性能・劣化・寿命評価 オンライン
2025/8/25 LiB電極作製におけるウエットプロセスとドライプロセス オンライン
2025/8/26 LiB電極作製におけるウエットプロセスとドライプロセス オンライン
2025/8/28 リチウムイオン電池バインダーの技術展望 オンライン
2025/8/29 スラリー中の粒子分散制御及び評価の要点 オンライン
2025/8/29 バッテリマネジメントシステムの基礎とバッテリパックの設計手法 オンライン
2025/9/2 バッテリマネジメントシステムの基礎とバッテリパックの設計手法 オンライン
2025/9/3 燃料電池・水電解におけるセル/電極触媒の構造解析と劣化メカニズムの解明 オンライン
2025/9/3 バイポーラ型リチウムイオン電池の材料・製造方法と最新動向 オンライン
2025/9/4 バイポーラ型リチウムイオン電池の材料・製造方法と最新動向 オンライン
2025/9/17 スラリーの分散制御及び評価技術と実プロセスへの応用 オンライン
2025/9/19 スラリーの分散制御及び評価技術と実プロセスへの応用 オンライン
2025/9/26 リチウム二次電池の健全度診断 オンライン
2025/9/30 Liイオン電池 (LIB) 用セパレータの基礎、材料および製造技術と最新動向 オンライン
2025/9/30 リチウムイオン電池のリサイクルの動向と今後の展望 オンライン

関連する出版物

発行年月
2016/8/26 リチウムイオン電池の製造プロセス&コスト総合技術 2016
2016/8/26 2016年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2016/2/26 2016年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2015/12/8 2016年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2015/8/21 2015年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2015/8/17 バッテリー関連技術〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2015/8/17 バッテリー関連技術〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2015/6/30 導電性フィラー、導電助剤の分散性向上、評価、応用
2015/6/26 2015年版 民生機器用蓄電池市場の実態と将来展望
2015/2/27 2015年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2014/12/19 2015年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2014/11/25 リチウムイオン電池〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/11/25 リチウムイオン電池〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/25 2014年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2014/1/6 Liイオン電池の規格・特性試験・安全性試験・輸送手順
2013/12/13 2014年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2013/9/27 リチウムイオン2次電池の革新技術と次世代2次電池の最新技術
2013/5/17 2013年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2013/4/15 リチウムイオン電池 製品・材料・用途別トレンド 2013
2013/1/8 LiB構成材料の技術・コスト分析と市場動向 2013