技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

シール技術の基礎講座

シール技術の基礎講座

~不具合事例に学ぶ液漏れ・異物混入防止のシール設計~
オンライン 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、各種シール部品の構造・使い方だけでなく、シールに影響を与えるゴムの基礎や摺動性・摩耗・異音に影響するトライボロジー、隙間腐食など、シールに関わる要素技術について解説いたします。

開催日

  • 2023年10月23日(月) 10時00分 16時30分

修得知識

  • シール技術全般の基礎知識
  • シール部材の劣化メカニズムその対応
  • シールに関係する要素技術

プログラム

 自動車部品を初めとして多くの機械部品には、様々なシール部品が用いられ、シール部品には各種流体の密封性や長寿命化、および運動用シールにおいて省エネや品質向上のため低摩擦・低摩耗性が要求されている。シール部品自体は安価なモノが多いが、シール部品の品質問題が発生すると、流体漏れという製品として致命的なトラブルを引き起こしてしまう。
 シール部品を用いた製品として高品質化を図るためには、

  • シール原理を理解すること。
  • シール部材、例えばゴム材料の品質劣化理論と使用環境に適した材質選定の考え方の理解すること。
  • 寿命予測法の把握
  • 運動用シールの場合は、トライボロジー (摩擦・摩耗・潤滑) 知識の修得すること。
  • 隙間腐食や電食の原理を理解し、腐食による流体漏れを引き起こさないこと

など、様々な基礎知識が必要となる。
 今回の研修の狙いは、代表的なシール部品の基礎知識だけではなく、シール品質に関わる要素技術まで学ぶことで、シール製品に関わる技術者に必要な総合力を習得していただくことにある。

  1. シールの概要
    1. シールとは
    2. 運動用&固定用シール
    3. 使用例
    4. シールの分類等
  2. ゴム弾性に影響を与えるゴム材料の基礎
    1. ゴムの分類と種類
    2. ゴム材料の基礎
      • 高分子材料とゴムの関係
      • 架橋操作
      • ゴム弾性とは
    3. 加硫ゴムのトラブル・ゴム材料の劣化原因・特殊なゴムと製品
    4. 熱可塑性エラストマーについて
  3. シールに関連した要素技術
    1. トライボロジー (摩擦・摩耗・潤滑) の基礎
      1. トライボロジーの原理・シール性とトライボロジーの関わり
      2. 摩擦とシールの関係・摺動部での異音の発生メカニズムと対策
    2. 接着剤によるシール技術
    3. シール構造に起因する腐食と防食
      • 腐食と防食の形態とメカニズム・隙間腐食 (ex.Oリングの場合) ・電食
  4. 各種シール機構の密封原理と用途&取り扱い
    1. オイルシール
      • 構造と機能
      • 特徴と用途
      • 種類
      • シール原理
      • 摩擦トルク
      • 設計・取扱い
    2. メカニカルシール
    3. ガスケット (ex.Oリング) ・リップパッキング・液状シール
    4. ゴム材料の寿命予想・特殊シール
      • ラビリンス
      • 磁性流体
  5. 故障と対策

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/30 ナノ触診原子間力顕微鏡 (AFM) による高分子材料の解析技術 オンライン
2024/5/1 エポキシ樹脂の基礎と硬化剤の選定、変性・配合改質および複合材料用途の動向 オンライン
2024/5/1 結晶性高分子における力学物性と高次構造の関係 オンライン
2024/5/1 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2024/5/2 樹脂材料のEV駆動モータ/パワーデバイスへの実装に向けた高電圧絶縁特性の基礎と評価法 オンライン
2024/5/6 トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) の基礎と耐摩耗対策、摩擦制御法 オンライン
2024/5/8 高分子の接着性改善と表面処理、界面の構造評価技術 オンライン
2024/5/8 自動車の電動化に向けた半導体封止樹脂の設計と評価 オンライン
2024/5/9 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/5/10 熱分析の基礎と測定・解析技術 オンライン
2024/5/10 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/5/10 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/5/13 高分子材料のトライボロジー: トライボロジーの基礎から摩耗・摩擦低減技術の手法と特徴まで オンライン
2024/5/13 車載用プラスチックの基礎と最新動向 オンライン
2024/5/14 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2024/5/14 ブリードアウトの発生メカニズムと制御、測定法 オンライン
2024/5/14 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発 オンライン
2024/5/15 高分子の結晶化、結晶高次構造の制御、分析解析、その応用 オンライン
2024/5/15 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2024/5/15 UV硬化樹脂における硬化不良対策と硬化状態の測定・評価 オンライン