技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高感度分析技術の検出限界/定量下限評価

高感度分析技術の検出限界/定量下限評価

~定量分析における誤差の考え方~
オンライン 開催

開催日

  • 2023年9月5日(火) 10時30分16時30分

プログラム

 分析手法を選択し測定を行った場合,測定対象成分の存在量がわずかでは,本当に測定されているか問題となることがある。検出せず・測定不能・〇〇以下との結果を見て,何故検出しなかったのだろうか,再検すれば検出できるのあろうか、誤差範囲であろうかと考えられる。これらの測定系を充分に検討せず測定を行ったことに起因する問題とも言える。今日、これらの分析には自動分析装置に依存しておりソフトから出力される数値をそのまま信じて報告しまいがちである。
 本講座では,分析を行う上で基本性能評価である検出限界および定量範囲 (下限から上限) の信頼性についての考え方を述べてみる。これらの概念については様々な見解があるが,その背景の基本的な統計的考え方について解説する。

  1. 分析の課題
    1. 定量分析における誤差 (共存分析と分離分析)
    2. 誤差の種類 (サンプル量と誤差) 、不確かさ
  2. 繰り返しの統計
    1. 代表値とばらつき (標準偏差と標準誤差)
    2. 分布 (正規分布、対数正規分布)
    3. 点推定と区間推定、信頼区間
  3. 有意差検定
    1. 2種類の標本の平均値の比較
    2. 対の標本の比較
    3. バラツキの比較
    4. 外れ値
      • SG
      • Dixon
  4. 分析系の評価
    1. 校正
    2. 濃度計算と誤差
    3. 校正曲線と測定限界の評価 (下限と上限)
    4. 検出限界 (物質濃度系)
    5. 検出限界 (免疫成分系)
    6. 干渉試験
    7. 回帰式による分析方法の比較
      • 直線
      • 線形
      • 曲線
      • 中央値
      • 重回帰
    • 質疑応答

講師

  • 井野 邦英
    アキュプレック有限会社
    取締役社長

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/28 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 東京都 会場・オンライン
2025/5/28 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった製造や研究開発部門での電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2025/5/28 医薬品製造方法に関する承認後変更管理 (PACMP) の進め方・活用法 オンライン
2025/5/28 中東主要国の薬事・薬価比較と現地対応手法 オンライン
2025/5/28 エンドトキシン試験と次世代 (蛍光法組み換え体ライセート試薬試験、MAT法を含む) パイロジェン試験法の最近の動向について オンライン
2025/5/28 バイオ医薬品のQC業務に絶対必要なタンパク質分析技術の基礎とスキル オンライン
2025/5/28 抗体薬物複合体 (ADC) の技術動向および特許戦略 オンライン
2025/5/28 医薬品の国内外への輸送・保管におけるGDP省令の実務ポイントと逸脱予防 オンライン
2025/5/28 製薬用水設備の設計・バリデーション・適格性評価と管理 オンライン
2025/5/28 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/5/28 バイオ医薬品 原薬製造工程・セルバンク管理/申請コース オンライン
2025/5/28 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2025/5/28 GMPマネジメントレビューの上手な進め方・実践 オンライン
2025/5/29 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント オンライン
2025/5/29 信頼性の高い研究成果を得るための公正な研究プロセスとプロセスアプローチの考え方 オンライン
2025/5/29 中東主要国の薬事・薬価比較と現地対応手法 オンライン
2025/5/29 製薬用水設備の設計・バリデーション・適格性評価と管理 オンライン
2025/5/30 アンメットメディカルニーズ・インサイト情報の発掘法と活かし方 オンライン
2025/5/30 PV領域におけるQMSの本質と役割、導入・運用管理のポイント オンライン
2025/5/30 ゼロから始める初心者向けバリデーション オンライン