技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポリビニルアルコールの基本構造・物性および各種トラブル対策

ポリビニルアルコールの基本構造・物性および各種トラブル対策

~乳化剤・分散剤、バインダー・接着剤、コーティング剤などへの用途展開~
オンライン 開催

視聴期間は2023年6月30日〜7月7日を予定しております。
お申し込みは2023年7月3日まで承ります。

概要

本セミナーでは、ポリビニルアルコール (PVOH) の基礎から解説し、ポリビニルアルコールの取扱いのポイント、保存保管時のトラブル対策について解説いたします。
また、ポリビニルアルコールの光学材料、バインダーや接着剤、ヘルスケア、海洋分解性材料などへの応用展開についても解説いたします。

配信期間

  • 2023年7月3日(月) 12時30分2023年7月7日(金) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2023年7月3日(月) 12時30分

修得知識

  • ポリビニルアルコールの基本物性
  • ポリビニルアルコールの物性制御方法
  • ポリビニルアルコールの用途
  • ポリビニルアルコールのトラブル事例
  • 目標物性に対しての設計思想
  • PVOHを使用した材料設計

プログラム

 ポリビニルアルコールは水溶性高分子の代表格であり、接着性や分散性に優れるだけでなく、近年は生分解樹脂としても注目されています。ポリビニルアルコールは、その多様な特徴を活かし様々な業界や用途で利用検討がなされていますが、最適な材料設計の検討がなされていない事例を目にすることが多くあります。
 そこで本講座では、ポリビニルアルコールの基礎と高機能化に関する解説、さらに多岐にわたるポリビニルアルコールの用途やトラブル事例の紹介を通して、ポリビニルアルコールを利用した材料設計についての知識を養うことを目的としております。受講いただいた皆様の問題解決や製品開発の一助となれば幸いです。

  1. ポリビニルアルコ – ルの基礎
    1. ポリビニルアルコールとは
    2. ポリビニルアルコールの製造工程
  2. ポリビニルアルコ – ルの構造と物性
    1. 構造と基本物性
    2. 微細構造が与える影響
    3. 溶液、固体、皮膜の物性
    4. 生分解性
  3. ポリビニルアルコールの用途
    1. ポリビニルアルコールの特徴を活かした用途紹介
  4. ポリビニルアルコールの高機能化
    1. 特殊変性による機能化
    2. 架橋による耐水化
  5. ポリビニルアルコールに関する各種トラブル要因、その対策
    1. ポリビニルアルコール溶解時のトラブル例
    2. 乳化剤・分散剤への用途展開時のトラブル例
    3. バインダー・接着剤への用途展開時のトラブル例
    4. コーティング剤への用途展開時のトラブル例
    5. 溶融成形への用途展開時のトラブル事例
    6. 使用上および保管上の注意点
    7. 化学物質登録状況、衛生性対応は?
    8. ポリビニルアルコールの生分解性とは?
    9. ポリビニルアルコールを上手く溶解するには?
    10. 水溶液の発泡を抑えたい
    11. 水溶液保管中の増粘やゲル化を抑えたい
    12. ポリマーブレンドして使用したい
    13. アルコールで希釈したい
    14. 曇点の発生とその抑制方法とは?
    15. ガスバリア性の因子とバリア性向上について
    16. 基材への濡れ性、密着性が悪い時の対応は?
    17. 耐水性不足の際の対策、耐油・耐水性の評価方法は?
    18. 耐水性と防曇性を両立させる方法は?
    19. 塗膜のひび割れ、外観荒れの発生メカニズムとその対策は?
  6. 最近の開発事例

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2023年6月30日〜7月7日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/25 高分子材料の分析・物性試験における注意点とそのポイント オンライン
2025/7/29 ラミネート技術の基礎・トラブル対策とヒートシール技術のポイント オンライン
2025/7/30 バイオベース接着剤の動向と開発事例 オンライン
2025/7/30 粘着剤・テープの基礎と材料設計・分析・評価方法 オンライン
2025/7/31 接着・接合メカニズムと界面評価、寿命予測 オンライン
2025/8/4 大気圧プラズマを用いた材料の表面改質とぬれ性の改善 オンライン
2025/8/5 両親媒性物質との分子複合体形成を利用した医薬、香粧品材料の開発とその評価 オンライン
2025/8/6 接着接合技術の基本と劣化メカニズムの解明、評価と最新の研究事例 オンライン
2025/8/7 超分子架橋を駆使した機能性高分子材料 オンライン
2025/8/7 ラミネート技術の基礎・トラブル対策とヒートシール技術のポイント オンライン
2025/8/7 接着・接合の強度評価および強度向上のための破壊力学 オンライン
2025/8/8 超分子架橋を駆使した機能性高分子材料 オンライン
2025/8/8 接着・接合の強度評価および強度向上のための破壊力学 オンライン
2025/8/20 高分子架橋反応メカニズムと架橋密度測定 オンライン
2025/8/22 接着接合技術の基本と劣化メカニズムの解明、評価と最新の研究事例 オンライン
2025/8/25 脂質に関わる基礎知識と油脂の劣化のメカニズム オンライン
2025/8/26 脂質に関わる基礎知識と油脂の劣化のメカニズム オンライン
2025/9/10 粘着・剥離現象の基礎と可視化実験・モデリング オンライン
2025/9/12 PVA (ポリビニルアルコール) の基礎知識と機能化設計 オンライン
2025/9/24 接着不良を未然に防ぎ信頼性の高い接着を行うための必須知識と強度・耐久性の評価・設計法 (2日間講座) オンライン