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乾燥操作の要素技術、 乾燥機の選び方、スケールアップ、評価と省エネ化

Microsoft Excelを用いた計算演習を交えて学ぶ

乾燥操作の要素技術、 乾燥機の選び方、スケールアップ、評価と省エネ化

~乾燥法の選び方 / 遠赤外・ダメージレス乾燥などの新技術 / フィルムや塗膜の効率的な乾燥~
オンライン 開催 PC実習付き

概要

本セミナーでは、乾燥技術の基礎から解説し、数式の内容をより深く理解できるように、Microsoft Excel を使った実習を行います。

開催日

  • 2023年6月30日(金) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 乾燥技術に関連する技術者
    • 食品
    • 医薬品
    • 化粧品
    • セラミックス
    • 電子材料
    • 機械部品
    • 化学品
    • 塗装
    • 記録媒体
    • 機能性フィルム
    • コーティング印刷物
    • 農薬 など
  • 乾燥実務に携わっている技術者
  • 乾燥プロセスで最新の省エネ、エネルギー有効利用技術を学びたい方

修得知識

  • 乾燥技術の基礎
  • 実際の乾燥機の設計や性能評価
  • 乾燥手法の最適な選び方
  • 遠赤外・低温乾燥・真空乾燥などの新技術
  • フィルムや塗膜の効率的な乾燥
  • サンプルソフトを基とした、要求に合ったソフトの開発

予備知識

  • Excelの基本的な操作

プログラム

 多くの技術者は、学生時代に「乾燥」について学ぶ時間がほんのわずかであるか、あるいは学ぶ機会が全然ないまま卒業します。しかし、工業、農業、 林業、水産業など多くの分野で「乾燥操作」が必要とされています。したがって、多くの技術者は、独学で「乾燥」に向き合わなくてはなりません。用語解説から伝導伝熱・対流伝熱・放射 (輻射) 伝熱に関する基礎知識から実務への流れを学びます。

第1部 乾燥操作の基礎

  1. 乾燥とは、何か ≪乾燥の必要性≫
    1. 乾燥は水分の蒸発・昇華現象
    2. 乾燥は、なぜ必要か
    3. 乾燥に必要な熱エネルギーの与え方
    4. 乾燥操作の種類
  2. 乾燥は、どのように進むか ≪乾燥の基礎≫
    1. 乾燥による重量と温度の変化
    2. 含水率の表し方 – 乾き基準含水率と湿り基準含水率
    3. 定率 (恒率) 乾燥期間と減率乾燥期間
    4. 乾燥特性曲線
    5. 限界含水率と平衡含水率 – 温度と湿度の影響
    6. 定率 (恒率) 乾燥速度は外的要素で決まる
    7. 湿り材料内の水分移動
  3. 湿った物質は、なぜ乾くか ≪湿度の話≫
    1. 湿度とは何か – 湿度の表し方
    2. 空気に含まれる水蒸気量には限界がある
    3. 飽和水蒸気圧の求め方
    4. 絶対湿度と相対 (関係) 湿度 3.5 湿球温度
    5. 湿球温度を計算で求める
    6. 露点
    7. 露点を計算で求める
  4. 湿り空気の性質 ≪湿度図表の話≫
    1. 湿り空気の諸性質
    2. 湿度図表の描き方と読み方
    3. 等湿球温度線と断熱冷却線
    4. 湿度図表を使って湿球温度と露点を読みとる
  5. 湿った物質をはやく乾かすには ≪乾燥速度の話≫
    1. 予熱期間 – 湿球温度に達するまで
    2. 定率 (恒率) 乾燥速度を速くする方法
    3. 熱風の風速を上げて乾燥を速める
    4. 熱風の温度を上げて乾燥を速める
    5. 材料の表面積を大きくして乾燥を速める
    6. はやく乾かすと 限界含水率が大きくなる

第2部 乾燥機の設計・操作のポイント

  1. 乾燥の事例と乾燥機の選び方 ≪乾燥機の話≫
    1. 乾燥機の種類と選定方法
    2. 固有形状材料の乾燥
    3. 液状・スラリー状材料の乾燥
    4. 粉粒状材料の乾燥
    5. シート・塗装・塗布物の乾燥
    6. 熱に弱い材料の乾燥
    7. 特殊な乾燥方法
  2. 乾燥操作における省エネルギー対策 ≪省エネルギーの話≫
    1. 前工程における対策
    2. エネルギー効率向上の対策
    3. 熱風循環による省エネルギー対策
    4. 熱回収による省エネルギー対策
  3. 乾燥操作におけるトラブル事例と対策 ≪トラブルの話≫
    1. 乾燥機の能力に関するトラブル
    2. ハンドリングに関するトラブル
    3. 製品の品質に関するトラブル

第3部 乾燥機の設計計算

  1. 乾燥に必要な熱量と流入する熱量 ≪熱収支の話≫
    1. 回分式乾燥に必要な熱量
    2. 連続式乾燥に必要な熱量
    3. 回分式乾燥で材料に流入する熱量
    4. 連続式乾燥で材料に流入する熱量
    5. 熱風 (対流伝熱) 乾燥機の性能評価
    6. 伝導伝熱乾燥機の性能評価
  2. 乾燥機の簡易設計 ≪簡易設計の話≫
    1. 回分式乾燥機の簡易設計
    2. 連続式熱風 (対流伝熱) 乾燥機の簡易設計
    3. 連続式伝導伝熱乾燥機の簡易設計
  3. 乾燥機の詳細設計 ≪詳細設計の話≫
    1. 回分式乾燥機の詳細設計
    2. 連続式熱風 (対流伝熱) 乾燥機の詳細設計
    3. 連続式伝導伝熱乾燥機の詳細設計
  4. 連続式熱風乾燥機のスケールアップと省エネ ≪スケールアップの話≫
    1. 湿り材料の処理量を増やす
    2. 熱風の流量を増やす
    3. 熱風の温度を上げる
  5. 材料乾燥の進め方とポイント
    1. 材料加熱の非定常温度変化
    2. 表面蒸発を伴う材料の乾燥
    3. 基板上水膜の乾燥
    4. 水分移動を伴う材料の乾燥
    5. 有機溶剤乾燥の基礎
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

持参品

  • Microsoft Excel (2013以降) がインストールされたノートPC
  • 計算演習に用いるExcelファイルを事前に配布いたします

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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