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高分子複合材料設計に活用するレオロジーの基礎と制御

高分子複合材料設計に活用するレオロジーの基礎と制御

~複合化に関わるメカニズムとレオロジー物性との関係 / 高分子の粘弾性的現象論と分子論的メカニズムとの関係 / 材料設計に反映できる複合化による粘弾性的性質の改善 / レオロジーの技術としての高分子複合材料の設計・制御への活用~
オンライン 開催

視聴期間は2023年6月7日〜20日を予定しております。
お申し込みは2023年6月7日まで承ります。

概要

本セミナーでは、レオロジーの基礎から解説し、高分子の粘弾性的現象論と分子論的メカニズムとの関係、、材料設計に反映できる複合化による粘弾性的性質の改善、レオロジーを技術として高分子複合材料の設計・制御への活用について詳解いたします。

開催日

  • 2023年6月7日(水) 13時00分 2023年6月20日(火) 16時30分

受講対象者

  • 固体・液体を問わず高分子に関連する技術者

修得知識

  • 高分子の粘弾性的現象論と分子論的メカニズムとの関係
  • 複合化による粘弾性的性質の改善に基づき材料設計に反映するための知識
  • レオロジーを技術として活用するためのコツ

プログラム

 レオロジーが主に扱うのは粘弾性という力学挙動であり、典型的な対象物質は高分子です。高分子は、単純化するとひものように長い分子であり、この鎖状分子の運動と粘弾性との関係解明を基盤としてレオロジーは発展してきました。
 本セミナーのテーマは高分子複合材料ですが、まずは基本となる無定形 (ランダムな鎖状態) 単分散 (分子量分布のない) 高分子の粘弾性につき理解いただくことからスタートします。工業材料として多くの高分子が多様な形態で使用されていますが、無定形単分散高分子に対して付加的な分子間相互作用の導入あるいは他の材料との混合などにより性能向上が図られております。これらの効果を本セミナーでは複合という言葉に含め、後半では技術的応用という観点から複合化に関わるメカニズムとレオロジー物性との関係について説明します。

  1. レオロジーの基礎
    1. 連続体力学の基礎
      1. ひずみ
      2. ひずみ速度
      3. 応力
    2. 粘度と非ニュートン流動
      1. 剪断粘度の定義
      2. 擬塑性流動
      3. ダイラタント流動
      4. 降伏挙動
    3. 粘弾性モデル
      1. 粘性と弾性の熱力学的意味
      2. マックスウェルモデルと応力緩和
      3. フォークトモデルと遅延弾性
    4. 動的粘弾性
      1. 振動ひずみと振動応力
      2. 貯蔵弾性率と損失弾性率
      3. 動的粘弾性関数の周波数依存性
      4. 動的粘弾性曲線からの流体と固体の判別
  2. 無定形単分散高分子の粘弾性
    1. 高分子溶液の粘度挙動
      1. 高分子鎖の統計的性質
      2. 低濃度高分子溶液のニュートン流動
      3. 粘度と高分子コイルの体積効果
      4. 濃厚高分子溶液の擬塑性流動
      5. 粘度曲線の普遍性
      6. 高分子の分子量と粘度挙動との関係
    2. 高分子固体および溶融体の粘弾性挙動
      1. 高分子のガラス状態とガラス転移
      2. 高分子のガラス状態における粘弾性挙動
      3. 高分子鎖のミクロブラウン運動
      4. 時間 – 温度換算則
      5. シフトファクターの温度依存性
      6. からみあいと緩和時間
      7. 高分子の分子量とマスターカーブとの関係
      8. Cox-Merzの経験則
  3. 高分子複合材料における高次構造および不均一構造と粘弾性
    1. 会合性高分子溶液の粘度挙動
      1. 会合による過渡的分子間結合
      2. 会合性高分子水溶液のダイラタント流動
      3. 微粒子分散系の粘度コントロールへの応用
    2. 結晶性高分子の粘弾性挙動
      1. 高分子鎖の結晶形態
      2. 結晶性高分子の粘弾性挙動
    3. ゴムの粘弾性挙動
      1. ゴムの架橋構造と粘弾性
      2. 重合硬化反応とゲル化
      3. パーコレーションと臨界挙動
    4. 高分子ブレンドの粘弾性挙動
      1. 非相溶性高分子ブレンドの粘弾性挙動
      2. 高分子の相分離構造と粘弾性挙動
      3. ブロック共重合体の相分離構造と力学物性
    5. 微粒子 – 高分子複合系固体材料の粘弾性挙動
      1. 粘弾性挙動に及ぼす微粒子の充填効果
      2. 高分子複合材料の破壊挙動
      3. ナノ粒子分散高分子の粘弾性挙動
    6. 高分子の伸長流動
      1. 伸長流動の幾何学と伸長粘度
      2. 高分子の紡糸性と分子量分布
    7. 生物由来高分子の興味深い粘弾性挙動
      1. 絹の紡糸と結晶化
      2. ゼラチンの非線形粘弾性
      3. でんぷんのゲル化と臨界挙動
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2023年6月7日〜20日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

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