技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

化学分析担当者が知っておくべき分析データの取り扱い基礎講座

化学分析担当者が知っておくべき分析データの取り扱い基礎講座

~信頼性のある測定値を得るための基礎からの学べる実務講座~
オンライン 開催 演習付き

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2023年5月22日〜31日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2023年5月26日まで承ります。

概要

本セミナーでは、化学分析の基本、分析方法のバリデーションについて基礎から、演習問題を交えて解説いたします。

開催日

  • 2023年5月26日(金) 10時30分 2023年5月31日(水) 16時30分

プログラム

 医薬品をはじめ、化粧品や食品などを製造販売するためには、人の命にかかわることから製造管理や品質管理が厳しく定められている。品質を担保するためには、製品について成分や混入物質の可能性などを試験しなければならず、その試験結果が信頼できる必要があります。そのため、分析方法が妥当なものであること、分析装置の校正点検が適格に実施されていること、分析担当者の技能が妥当なものであること、分析システムが適正であることが不可欠です。試験の結果は、分析結果を精確に適切に計算処理され、初めて分析値となります。分析担当者が分析を行うための技能を有することが第一歩となります。しかし、専門技術の高度化により、高校や大学等の教育課程では基礎的な知識や演習に十分な時間が足りなくなっています。
 本セミナーは初学者や学びなおし、OJTを行う管理職に求められる化学分析の基本、更に、その延長線にある分析方法のバリデーションなどを理解するための“基盤的な“基礎講座です。

  1. 実際に化学分析するための準備 (基礎)
    - 器具や具体的な数値を考慮した実験を行うための基盤を解説します –
    1. 化学分析の基本の流れ
    2. 天秤と体積計
    3. 有効数字と四則演算
    4. 濃度の計算
      • 演習問題
  2. 分析データの取りまとめ方
    - 得られたデータについて有効数字や濃度を考えた計算を説明します –
    1. 結果の整理
      • 平均と標準偏差
    2. 検量線の作成
      • 最小二乗法
      • 回帰直線と残差
      • 相関係数
    3. 定量分析の可能性
      • 検出限界と定量限界
    4. 分析結果の精確性
      • 真度と偏り
      • 精度とばらつき
      • 演習問題
  3. 分析結果の品質の信頼性
    - 分析結果は再現性のあるものことを担保するための計算を解説します –
    1. 母集団と標本とは何か
      • 区間推定と信頼区間
    2. 分析結果の再現性
      • 併行精度と再現精度
    3. 測定結果の違いを評価
      • t-検定
      • χ2-検定
      • F-検定
    4. 誤差と不確かさ
      • 不確かさと品質管理
      • 分析法バリデーション
      • 演習問題
  4. 分析の測定装置における具体的な事例
    - 具体的なデータはどのように得るのでしょうか? 具体的に説明します –
    1. HPLCにおける成分の定量
    2. 技能試験の役割
      • 演習問題
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2023年5月22日〜31日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2023/10/3 製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証 オンライン
2023/10/5 タグチメソッドL18実験解析プログラムを作成しながら学ぶPython入門 オンライン
2023/10/6 技術者・研究者のための実験計画法入門 オンライン
2023/10/6 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した「薬品管理」の進め方 オンライン
2023/10/19 データから本質的な情報を取り出す製造業における予測・原因分析・縮約・分類のための統計・多変量解析 実践入門 オンライン
2023/10/23 効果的なプロセスバリデーションのための品質統計入門 オンライン
2023/10/23 化学プロセス開発初期段階におけるコスト試算とスケールアップ検討 オンライン
2023/10/24 ベイズ最適化の材料開発への適用のポイント オンライン
2023/10/25 機械学習の選び方と使い方 オンライン
2023/10/25 化学物質規制の最新動向と現場へのリスクアセスメント対応の進め方 オンライン
2023/10/25 製薬関連の分野における統計的因果推論入門 オンライン
2023/10/25 Orangeで楽してPythonで得するデータサイエンス入門編 オンライン
2023/10/27 化学プロセス開発初期段階におけるコスト試算とスケールアップ検討 オンライン
2023/10/30 分析法バリデーションのための統計解析入門と各パラメータの具体的な計算方法 オンライン
2023/10/30 分析法バリデーション入門 オンライン
2023/10/31 実験計画法の基本、活用手法と直交表の使い方 オンライン
2023/11/8 効果的なプロセスバリデーションのための品質統計入門 オンライン
2023/11/8 研究・実験データの蓄積、管理と活用への仕組み作り オンライン
2023/11/10 医薬品開発における製剤の安定化のポイントと実務対応 オンライン
2023/11/10 統計手法の基礎 オンライン