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セルロースナノファイバーの低コスト化と実用化・用途展開の技術動向

セルロースナノファイバーの低コスト化と実用化・用途展開の技術動向

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、CNFの種類とその特徴・製造方法、現在サンプル提供されているCNF各社の特徴と生産状況、プラスチック複合化の開発推移と京都プロセス (パルプ直接混錬法) の特長、混錬にあたってのポイント、試作開発例など、自社製品にどのようにしてCNFを取込んで行くかのポイント等について、サンプル等を持参して解説いたします。

開催日

  • 2023年3月30日(木) 13時00分 17時00分

受講対象者

  • CNF成形等加工機、試験・分析機器関連の技術職・営業職
  • 自社製品にCNFの応用・実用化検討したい方
  • プラスチック成形加工、コンパウンドメーカー
  • CNF関連加工技術を開発したい方
  • CNF市場を把握したい方

修得知識

  • CNF材料の特徴
  • 樹脂複合化の開発過程とその実際
  • 国内外における社会実装化に向けての動向
  • CNFを自社製品に取り込むポイント

プログラム

 セルロースナノファイバー (CNF) は現在、実用化・事業化検討段階に入っており、CNF製造・サンプル提供企業も増え、メーカー各社では低コスト化量産技術の開発に移っている。製品化・商品化事例も多種多様、多くの分野から出て来ている。一方で、CNFを使ってみたがうまく行かない、実際に使うのは難しいといった声も多く聞くようになった。
 本セミナーでは、多種多様化しているCNFの特徴・製造方法、低コスト化開発動向、プラスチック複合化の実用化開発推移と京都プロセス (パルプ直接混錬法) の特長、混錬にあたってのポイント、試作開発、実用化例など自社製品にどのようにしてCNFを取込んで行くかのポイント等について、大型試作成形サンプル等もお見せしながら解説します。

  1. 多種多様化するナノセルロースについて
    1. セルロースナノファイバー (CNF) の特徴とその製法及び原料
      1. セルロースナノファイバー (機械的解繊)
      2. TEMPO等酸化セルロースナノファイバー (化学処理/解繊)
      3. カルボキシルメチル (CM) 化セルロースナノファイバー (化学処理/解繊)
    2. セルロースナノクリスタル (CNC) の特徴とその製法
    3. バクテリアセルロース (発酵セルロース) の特徴とその製法
    4. キチンナノファイバーの特徴とその製法及び原料
    5. CNF関連サンプル提供企業一覧28社の特徴と提供サンプル等について
      • 2023/2/1 改訂15版の配布によるご紹介
    6. CNF生産各社における低コスト化・量産技術開発について
    7. 年ぶりに刷新された「CNFロードマップ」の紹介、説明
    8. CNFの普及・市場拡大戦略:2030年・2050年新規市場創造目標
    9. CNF材5種の技術ロードマップ 他
  2. CNF/熱可塑性樹脂ナノコンポジットの複合化技術の開発
    1. CNFの疎水化変性によるナノコンポジットの高性能化
      1. 化学変性の考え方
      2. 変性CNFによる性能アップ
        • 解繊性
        • 分散性
        • 強度
        • 耐熱性
        • 寸法安定性
        • 摺動性 等
      3. 低コスト化貢献する「京都プロセス」 (パルプ直接混練法) の特徴
      4. ASA変性とセルロースの耐熱性を向上するアセチル変性
      5. DS (変性反応の程度) による性能の違いと最適化
    2. CNF/熱可塑性樹脂の混練技術とそのポイント
      1. CNF/樹脂混錬の考え方
      2. 変性パルプを用いた「京都プロセス」における混練技術
      3. 混練にあたってのポイント
      4. CNFの解繊・分散とその評価法
    3. CNF強化ポリプロピレンの性能向上手法について
      1. セルロース膨潤剤の効果
      2. 曲げ特性/衝撃特性のバランスが取れた複合化
    4. CNFナノコンポジット用熱可塑性樹脂種の横展開について (特性・性能等)
      • LDPE
      • HDPE
      • バイオPE
      • PP
      • PLA
      • PA11
      • PA12
      • POM
      • PA6
      • PA MXD6
      • PA MXD10
      • PBT
      • PVC他
    5. 材料メーカーにおける変性パルプ及びCNF/樹脂マスターバッチ (MB) のサンプル供給と商業生産開始
  3. CO2削減への寄与、LCA効果からみたCNF材の利用
    1. カーボンニュートラル、マテリアルリサイクルが見込めるCNF/熱可塑性樹脂
    2. LCAからみたCNF導入によるCO2削減効果
    3. 海洋プラスチック問題からみたCNF/生分解性樹脂ナノコンポジットの開発
  4. 変性CNF/熱可塑性樹脂の射出成形並びに微細発泡成形
    1. CNF/熱可塑性樹脂の射出成形技術
    2. CNF/熱可塑性樹脂複合材射出成形及び金型設計のポイント
    3. 超臨界CO2バッチ発泡法による微細発泡基礎技術の開発
      • 微細発泡成形におけるCNF複合化の効果
    4. 変性CNFナノコンポジットを用いた超臨界N2射出発泡成形
    5. 大型射出発泡成形品の試作
    6. ポリエチレン/化学バッチ発泡品の試作
  5. 2022年12月に公表された最新のCNF安全性評価手法並びに評価データの紹介
  6. CNF材料の社会実装化動向
    1. 2020年4月設立産業界主導「ナノセルロースジャパン (NCJ) 」とその活動
    2. 地域におけるCNFに関する取組みの活発化
  7. CNF材料を使いこなす/どのように自社製品に取込んで行くかのポイント
    1. 先ずCNF材料を良く知る
    2. どのCNF材料から触るか、取り寄せるか?
    3. 触ってみたがうまく行かない。言われている程でもない。何故?
    4. 応用展開における3つの方向性と実際例について
  8. CNFを使った応用・実用化・事業化事例のご紹介
    1. 商品化・製品化事例
      1. 水性ゲルインク・ボールペン
      2. 消臭機能増大・大人用紙おむつ
      3. トイレクリーナー
      4. スピーカーコーン (バクテリアセルロース応用又はCNF応用)
      5. 食品 (どら焼き等) における食感維持/改良
        • 伸び抑制
        • 保形性
        • 離水抑制
        • パンク抑制
        • 温度耐性
        • 電子レンジ加熱耐性
        • 歯切れ向上
        • 老化抑制 等
      6. 化粧品のゲル化剤等
      7. ランニングシューズのミッドソール材 (CNF/オレフィン)
      8. 生コンクリート圧送先行剤
      9. 透光性磁器鋳込み成型時の脱型助剤及び製品表面のマット化
      10. 自動車タイヤ
      11. 卓球ラケット
      12. CNF配合漆喰
      13. CNF配合研削用砥石
      14. グラスライニング剤
      15. スキー用粉末ワックス
      16. 製品運搬コンテナ (CNF/PP)
      17. 旅行グッズ3点セット (CNF/PP)
    2. 試作例及び製品化例
      1. CNF/プラスチック複合材
        1. モーターボートインパネ (CNF/PLA)
        2. 化粧品ケース (CNF/PLA)
        3. 電気・電子部材カバー (CNF/PP)
        4. リレー装置カバー (CNF/PP)
        5. 照明器具カバー (CNF/PP)
        6. 自動車エンジンカバー (CNF/PA6)
        7. 大型成形品 (同上エンジンカバー) 無電解メッキ品
        8. 自動車ドアトリム (CNF/PP)
        9. 自動車リクラカバー (CNF/PP)
        10. 自動車トランクリッド/アッパー (CNF100%材)
        11. 自動車トランクリッド/ロアー (CNF/PA6)
        12. 自動車インテークマニホールド (CNF/PA6)
        13. 自動車デッキボード (CNF/PP)
        14. シューズキーパー (CNF/PP)
        15. ミニバスケット (CNF/PP)
        16. ペンスタンド (CNF/PP)
        17. トラッシュビン (CNF/PP)
      2. CNF/ゴム複合材、その他
        1. スポーツシューズ・アウターソール
        2. ウエットスーツ
        3. ベアリンググリース・増稠剤
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 35,000円(税別) / 38,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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