技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

環境モニタリングにおけるポイント設定根拠・手順・SOP記載とアラート・アクションレベル設定の妥当性

環境モニタリングにおけるポイント設定根拠・手順・SOP記載とアラート・アクションレベル設定の妥当性

~Annex1改正案が求める「汚染管理戦略 (CCS) 」の構築~
オンライン 開催

このセミナーは2022年5月に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、お申し込み日より10営業日の間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2022年12月26日まで受け付けいたします。
(収録日:2022年5月24日 ※映像時間:約4時間31分)

概要

汚染管理戦略 (CCS) は、(1)適切な施設の設計 (ハード対応)、(2)適切な製造/品質/衛生管理の手順設定と教育訓練の実施 (ソフト対応)、(3)それらが適切であることを継続モニタリングする (検証) という3本柱が必要となります。
本セミナーでは、この3本柱の具体例を紹介すると共に、「検証」の重要な手段である環境モニタリングには、弱点や注意点があること、それを知っておかないと不適切な判断を招きかねないことも併せて紹介いたします。

開催日

  • 2022年12月26日(月) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 無菌環境に関する要請事項
  • 環境モニタリングの方法と注意すべきこと
  • 環境清浄度以外に日常モニタリング (点検) すること
  • 作業者保護のために実施すべきこと

プログラム

 行政の示すルールを順守するだけで、製品の汚染・交叉汚染を防止できるわけではない。結局は企業自らが汚染管理戦略 (CCS) を構築する必要がある。CCSは、適切な施設の設計 (ハード対応) 、適切な製造/品質/衛生管理の手順設定と教育訓練の実施 (ソフト対応) 、それらが適切であることを継続モニタリングする (検証) という3本柱が必要である。
 本講では、3本柱の具体例を紹介すると共に、「検証」の重要な手段である環境モニタリングには弱点や注意点があること、それを知っておかないと不適切な判断を招きかねないことも併せて紹介する。

  1. はじめに
  2. Annex1改正案が求める医薬品品質システム、品質リスクマネジメントとは
    1. 医薬品品質システムには3つの目的がある
    2. 責任役員に求められている責務
    3. 品質システムの「品質」とはQuality Culture (企業体質) を指す
    4. Quality Cultureは「重要業績指標 (KPI) 」を見ればわかる
    5. そもそも「リスク」とは
    6. 品質リスクマネジメント手法とはOODAループ思考である
    7. リスクマネジメントはゼロか100かの二者択一ではない
  3. Annex1改正案が求める「汚染管理戦略 (CCS) 」とは
    1. 汚染管理戦略の3本柱
    2. 汚染管理戦略の事例
    3. 動作発塵=微小粒子だと侮ってはいけない
    4. 微粒子は凝集する、粒子が巨大化すれば菌数も増加
    5. 無塵衣はクリーニングしても異物が残留している
    6. 微粒子モニタリングはステップを踏んで実施
  4. 要請される環境清浄度と環境モニタリングの目的
    1. 清浄度の認証 (証明) に使用される微粒子数の規格
    2. 日常の環境モニタリング時に推奨されるご粒子のアラート値
    3. サンプリングポイント数とサンプリング量の考え方
    4. 作業内容と要請される環境清浄度
  5. 日常モニタリング計画はリスクマネジメント結果に基づく
    1. まずスモークスタディで気流を知る
    2. 日常的なモニタリングポイントの事例
    3. モニタリングの頻度設定
    4. 浮遊微粒子測定の留意点
    5. アラート/アクションレベルを設定
    6. 処置手順を定めておく
    7. アラートレベルからの逸脱があれば
  6. 微生物数のモニタリング
    1. 微生物モニタリングの注意事項
    2. 微生物数の管理値設定例
    3. 衝突式サンプリング方法
    4. 付着菌数のモニタリング方法
    5. 落下菌数のモニタリング方法
    6. 迅速法による微生物モニタリング
    7. 微生物の迅速同定法
  7. 環境モニタリングを過信しない
    1. 環境モニタリングは、CCSの単なる一手段に過ぎない
    2. 環境モニタリングの限界を知る
    3. 浮遊菌サンプリングの問題点
    4. 付着菌モニタリングの限界
    5. 落下菌試験の問題点
    6. 沈降性微粒子は計測できない
    7. 留意すべきは想定外の環境汚染源
  8. 無菌作業者の教育と適格性評価
    1. 無菌作業の不適格者と適格者
    2. 更衣手順の教育例
    3. 入室前のチェック事項を教える
    4. 過剰な手洗いを強要しない
    5. プロセスシミュレーション (PST) で適格性を評価
    6. PSTの実施要領
  9. 作業者保護の視点
    1. 職業曝露限界 (OEL) の算出
    2. 浮遊微粒子数≠作業員への影響
    3. 吸気の測定 (SMEPACの手法)
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、すぐに視聴可能なため、本セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 3営業日後までに、メールをお送りいたします。
  • 視聴期間は申込日より10営業日の間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/21 相場観をふまえた医薬品ライセンス契約とライセンスフィー設定の課題 オンライン
2025/1/22 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/24 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン
2025/1/24 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2025/1/24 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン
2025/1/24 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 東京都 会場・オンライン
2025/1/27 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/1/27 洗浄バリデーションでの洗浄方法選択、残留限度値とホールドタイム設定 オンライン
2025/1/28 遺伝子治療薬の開発・薬事戦略と承認取得 オンライン
2025/1/28 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/29 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 東京都 会場・オンライン
2025/1/30 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2025/1/30 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2025/1/30 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/1/30 導入品 (アカデミアへの委託試験も含む) の信頼性基準対応と信頼性基準試験の生データの取扱い オンライン
2025/1/31 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン

関連する出版物