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新規医薬品の将来患者数予測および市場規模推計と受容性検証

新規医薬品の将来患者数予測および市場規模推計と受容性検証

~新規モダリティや希少疾患など、新しい製品カテゴリの市場をいかに推計、検証するか~
オンライン 開催

開催日

  • 2022年8月26日(金) 10時00分 17時00分

プログラム

第1部 デスクリサーチによる患者数・市場規模の推計

(2022年8月26日 10:00〜12:00)

 患者数予測と薬価戦略は、将来的な売上予測だけではなく、臨床開発の計画やマーケットアクセス戦略にも重要となっている。
 本講演では、デスクサーチや既存の疫学・レセプトデータおよびNDBオープンデータなど様々な入手可能な情報を活用した患者数予測や、現行の薬価制度とマーケットアクセスを考慮した今後の薬価戦略を概説する。

  1. 患者数将来予測の重要性
  2. 疫学文献や人口動態を用いた有病率・患者数の推計方法
    1. 文献検索の方法
    2. 文献情報の統合
    3. 有病率・患者数推計
    4. 人口動態を用いた将来予測方法
  3. データベースを用いた患者数予測
    1. 日本で使用可能なデータの種類と特徴
      • 疫学データ
      • 医療データ (レセプト・薬局・病院)
      • NDBオープンデータ
    2. NDBオープンデータによる患者数と売り上げ推計
    3. 売上予測における患者数推計の留意点
  4. 薬価制度と薬価戦略
    1. 医薬品承認から薬価収載まで
    2. 薬価算定の方法
    3. 医薬品と医療技術評価
    4. マーケットアクセスを考慮した薬価戦略
    • 質疑応答

第2部 不確実性を織り込んだ新規医薬品の市場の規模/製品売上予測

(2022年8月26日 12:45〜14:45)

 近年、これまで治療が困難であった疾患や症状に対して、また創薬ターゲットへの新たなアプローチとして、改変抗体、核酸医薬、遺伝子治療、細胞治療などの新規モダリティによる医薬品が数多く開発されるようになってきた。新規モダリティのオリジネーターはアカデミアやスタートアップ企業も多く、新規参入、導入、M&Aを模索する製薬企業側としても、これまで経験したことのない疾患や市場について、より早期の研究開発ステージからビジネス評価を行う必要に迫られている。
 本セミナーでは、市場規模や売上予測の概念、実施方法を解説すると共に、これまで経験したことのない市場、治療薬のない市場やモダリティなどの不確実性の高い新規医薬品の評価に対するアプローチや重要なポイントについて、事例を交えて解説する。

  1. 中外製薬 株式会社 とは?
    • 中外製薬の特徴
    • 中外製薬の事業モデル
  2. 売上予測の概念
    • 売上予測の4つの目的とタイミング
    • 売上予測を行うための典型的なモデル
    • 疫学/需要モデルの構成要素と情報源
    • 売上予測の研究開発ステージと粒度
  3. 市場規模/売上予測が難しくなっている理由
    • 治療モダリティ (治療手段) の変遷
    • 希少疾患ビジネスへの期待と不安
    • 新規モダリティのビジネス評価のタイミング
    • 不確実性の高い評価で悩まされる認知バイアス
  4. 不確実性の高い市場規模/売上予測へのアプローチ
    • 判らない市場を理解するためのアプローチ
    • TPP作成のタイミングと3つのポイント
    • 新たな治療で市場はどう変わるか
    • 売上構成要素/不確実性要素の留意点と推計方法
  5. 製品チームや経営から信頼の得られるビジネス評価のために
    • 中外製薬でのビジネス評価実施の流れ
    • 売上予測/事業性評価の役割と目指すところ
    • 市場調査と売上予測/事業性評価の関係
    • 質疑応答
      (2022年8月26日 15:00〜17:00)

第3部 開発早期における市場受容性・検証でのマーケットリサーチの活用

 製品導入候補品の事業性と開発リスク評価にあたっては、不確実性の高い遠い将来を見通し、市場のニーズを踏まえた事業性評価を行なわなければ意思決定を誤るリスクは高くなっている。市場の声を的確に捉え、Unmet Medical Needsを踏まえた導入の意思決定と戦略策定を行なっていくという考え方と、マーケットリサーチの最適な活用がますます重要になっている。

  1. 早期開発段階の事業性評価の難しさ
    • 遠い将来の不確実性 – マーケットイベントと市場ランドスケープ変化
  2. 早期開発段階で行う事業性評価におけるマーケットリサーチ
    • 早期開発段階で行うマーケットリサーチの種類
    • 新規市場を知るということ
    • 海外のマーケットリサーチ
    • 現在の市場ランドスケープ
    • アンメットメディカルニーズ
    • 開発品コンセプト・TPPへの評価
  3. マーケットリサーチ企画・設計のポイント
    • マーケットリサーチ企画のポイント
    • マーケットリサーチを起案するプロセス
    • 手法選択・基本設計のポイント
    • 調査票・ディスカッションガイド、提示資料 (製品Xプロファイル等) 等、作成のポイント
    • 売上予測のための質問設計
  4. リサーチ会社との付き合い方
    • 質疑応答

講師

  • 大西 佳恵
    クリエイティブ・スーティカル 株式会社
    日本代表
  • 高山 健次
    中外製薬 株式会社 ビジネスインサイト&ストラテジー部
    ビジネスアナリシスプロフェッショナル
  • 佐々木 岳
    株式会社 シード・プランニング
    専務執行役員

主催

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  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
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  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
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本セミナーは終了いたしました。

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