技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ASEAN/BRICsにおける薬事規制・薬価/保険制度の特徴と最新市場動向

ASEAN/BRICsにおける薬事規制・薬価/保険制度の特徴と最新市場動向

~販売先/提携先検討にあたっての必須情報と各国独特の規制把握と薬事戦略~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、2022年8月3日 に配信開始を予定しております。

概要

本セミナーでは、近年、医薬品市場の成長著しいASEAN主要国であるインドネシア / フィリピン / タイ / ベトナム/ マレーシアおよびBRICs諸国 (中国、ブラジル、ロシア、インド) の医療保険・薬価制度の概要、医薬品市場規模とその構造、薬価戦略のポイント等について、最近の制度改正の内容等も交えながら分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2022年7月25日(月) 10時30分 16時30分
  • 2022年7月26日(火) 10時30分 16時30分

プログラム

2022年7月25日「ASEAN主要国の医療・薬価制度の概要と薬価戦略のポイント」

 本セミナーでは、近年、医薬品市場の成長著しいASEAN主要国であるインドネシア / フィリピン / タイ / ベトナム/ マレーシア等の医薬品市場の特性、薬価制度と保険償還システムについて、最新動向も交えて、分かりやすく解説する。

  1. インドネシア
    • 医療保険制度
      • 様々な公的医療保険 (ASKES,JAMSOSTEK,JAMKESMASなど) とBPJS Health設置による統一医療保険制度 (SJSN) の開始
    • 保険給付システム
    • 医療提供体制
    • 医薬品市場規模と市場構造
    • 薬価制度と保険償還システム
      • 国家医薬品リストFORNAS
      • 政府のOGBリスト、価格規制、薬価水準など
    • 輸入薬の承認・登録等に関する規定、海外からの直接投資枠の制限
    • 最近の動向~社会保障制度改革への政府の対応など~
  2. フィリピン
    • 医療保険制度~公的医療保険フィルヘルス~
    • 保険給付システム・医療提供体制
    • 医薬品市場規模と市場構造
    • 薬価制度と保険償還システム~国家必須医薬品リスト、価格規制、薬価水準など
    • 政府による医薬品の並行輸入実施
    • 最近の動向
      • 2019年2月成立のユニバーサルヘルスケア法
      • 2020年2月の新たな薬価規制に関する大統領令の発行など
  3. タイ
    • 医療保険制度: 3つの公的医療保険
      • 公務員医療給付制度
      • 社会保険制度
      • 国民医療保障制度
    • 保険給付システム
    • 医療提供体制
    • 医薬品市場規模と市場構造
    • 薬価制度と保険償還システム
      • 国家必須医薬品リスト
      • HITAPによる薬剤経済評価、価格規制、薬価水準など
    • 特許薬に対する強制実施権の発動
    • 最近の動向 – 2019年10月施行の薬事法改正など –
  4. ベトナム
    • 医療保険制度 – 強制加入型の社会医療保険SHIと民間保険 –
    • 保険給付システム
    • 医療提供体制
    • 医薬品市場規模と市場構造
    • 薬価制度と保険償還システム
      • SHIのポジティブリスト (National Drug List)
      • 必須医薬品リスト
      • 価格規制
      • 薬価水準など
    • 医薬品の国内での流通制限について
    • 最近の動向
      • 政府の「医薬品国内生産重視」政策
      • 2017年1月施行の薬事法改正など
  5. マレーシア
    • 医療保険制度 – ユニバーサル・ヘルスケア –
    • 保険給付システム
    • 医薬品市場規模と市場構造
      • 市場規模
      • GEの市場シェア
      • 薬価水準など
    • 薬価制度と薬剤給付システム
      • MOH Drugフォーミュラリ、
      • 特別承認制度
      • 国家必須医薬品リストNEDL
      • 政府の薬剤調達
      • 価格規制など
    • 最近の動向
      • PAS (Patient Access Scheme) 制度の導入など
  6. まとめ
    • ASEAN諸国の市場特性と留意点
    • 薬価戦略のポイント
    • 質疑応答

2022年7月26日「BRICs諸国の医療・薬価制度の概要と薬価戦略のポイント」

 本セミナーでは、BRICs諸国 (中国、ブラジル、ロシア、インド) の医療保険・薬価制度の概要、医薬品市場規模とその構造、薬価戦略のポイント等について、最近の制度改正の内容等も交えながら分かりやすく解説する。

  1. 中国
    • 医療保険制度~都市従業員基本医療保険制度と都市・農村部基本医療保険制度
    • 保険給付システム
    • 医療提供体制
    • 医薬品市場規模と市場構造
    • 薬剤の保険償還制度
      • 保険償還薬甲リスト・乙リストと収載プロセス
      • 国家基本薬物目録
    • 薬価制度と薬価設定の実際
      • 新薬・GEの薬価算定方法
      • 自由価格制度と国家価格交渉、薬価水準など
    • 医薬品集中入札制度
    • 最新の動向
      • 医薬品流通の両票制の導入
      • 政府と製薬企業による価格交渉の動向
      • 「帯量採購」制度の導入とその後の動向
      • 最新版の国家医療保険薬品リスト公表など
  2. ブラジル
    • 医薬品市場規模とその特性
    • 医療保険制度 – 「SUS統一公的医療保険制度」と民間保険 –
    • 3種類の公的薬剤給付プログラムとブラジル国民薬局
      • 必須医薬品リスト「RENAME」
    • 薬価制度
      • 新薬・GEの薬価算定方法
      • 価格調整係数CAP
      • 上限政府販売価格PMVG
      • 薬価水準など
    • 最近の動向 (ANVISAによる医薬品特許の事前承認制度を巡る動向など)
  3. ロシア
    • 医薬品市場規模とその特性
    • 医療保険制度 – 強制医療保険OMSと任意医療保険DMS –
    • 薬剤給付プログラム
      • 特定高額疾患患者に対する薬剤給付プログラムVZNと公的薬剤給付制度ONLS
    • 薬価制度
      • 必須医薬品リストZhNVLS
      • 価格規制と上限出荷価格登録
      • 卸・薬局の公定マージン
    • 薬剤の公的調達
      • 病院調達
      • 政府による薬剤購入
    • 最近の動向 (薬剤償還制度導入に向けた動きなど)
  4. インド
    • 医薬品市場規模とその特性
    • 医療保険制度 – 公的医療保険制度と民間保険 –
    • 保険給付システム
    • 薬価制度
      • 医薬品価格規制令DPCO
      • 価格規制の対象となる薬剤リスト
      • 薬価設定の具体的なプロセス
      • NPPAによる薬価監視システム、薬価水準など
    • 知的財産権保護の問題
  5. まとめ
    • BRICsの市場特性と留意点
    • 薬価戦略のポイント
    • 質疑応答

講師

  • 松原 喜代吉
    有限会社オフィス・メディサーチ
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 61,750円 (税別) / 67,920円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 61,750円(税別) / 67,920円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は印刷・送付いたします。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/1 専門の知識をもたない初級担当者のためのCTD-Qのまとめ方 (入門講座) オンライン
2024/4/2 メディカルライティング講座 (初級・中級) オンライン
2024/4/2 メディカルライティング講座 (初級) オンライン
2024/4/3 洗浄バリデーションの基礎とQ&Aから見る注意点 オンライン
2024/4/3 眼科DDS開発動向とその低侵襲化技術 オンライン
2024/4/3 動物用医薬品開発のための承認申請のポイントと再審査申請及び当局対応 オンライン
2024/4/3 無菌製剤工場の製造プロセスと設備・施設設計のポイントと注意点 オンライン
2024/4/4 医薬品開発における事業性評価・TPP運用 オンライン
2024/4/4 吸入粉末剤開発・評価のノウハウと核酸創薬への展開 オンライン
2024/4/4 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/4/5 バイオ医薬品におけるダウンストリーム工程開発と製造のためのバリデーションの注意点 オンライン
2024/4/5 希少疾患における事業性評価の考え方と注意すべきパラメーター オンライン
2024/4/5 GMP文書および記録作成と手順書改訂時における具体的な品質照査 (レビュー) オンライン
2024/4/5 リアルワールドデータ (RWD) と分散型臨床試験 (DCT) /デジタルバイオマーカー (dBM) の活用・事例 オンライン
2024/4/5 改訂版ICH Q5A (R2) に求められる試験概要と次世代シーケンシング (NGS) を利用した細胞培養管理 オンライン
2024/4/8 医薬品開発における安定性試験の実施計画と有効期間の設定、データの取り方、まとめ方 オンライン
2024/4/8 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/4/8 医薬品開発における臨床薬理試験の計画作成と進め方 オンライン
2024/4/8 医薬品、原薬製造プロセスにおけるGMP製造に対応したフロー合成/連続生産とスケールアップ実用化 オンライン
2024/4/9 体外診断用医薬品の性能評価に必須の統計解析基礎講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/11 アリババ (阿里巴巴 Alibaba) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版) (CD-ROM版)
2024/3/11 アリババ (阿里巴巴 Alibaba) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/23 東南アジアの食品包装材料・日本とアジアのバリアー包装材料 実態と将来展望 (書籍版 + CD版)
2022/6/23 東南アジアの食品包装材料・日本とアジアのバリアー包装材料 実態と将来展望
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善