技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と有機系熱電変換材料/デバイス研究の最新動向

フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と有機系熱電変換材料/デバイス研究の最新動向

~熱電変換の基礎知識、様々な熱電機構、熱伝導率測定における注意点、新概念の熱電変換材料や素子など~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、熱電変換の基礎、ウェアラブル用途などに要求される条件、有機系熱電材料に特有のメカニズム、熱電および熱伝導率測定の注意点などの基礎的知識を解説した後、我々が狙っている従来概念を超える「やわらかい」熱電材料/素子について、そのコンセプトといくつかの最新成果を紹介いたします。

開催日

  • 2022年4月28日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 熱電変換に関連する技術者
    • エネルギーハーベスティング
    • 廃熱利用
    • 熱電材料
    • 熱電鉱物
    • インクジェット印刷
    • 熱電インク など

修得知識

  • 熱電変換の基礎知識
  • 様々な熱電機構
  • フレキシブル熱電材料に要求される性能
  • 薄膜/微小量での熱電特性評価における注意点
  • 熱伝導率測定における注意点
  • 有望な熱電変換材料と展望

プログラム

 IoTの末端に位置する様々な孤立電子機器において、電力自給のためのエナジーハーベスティングデバイスは重要な要素である。人間が生活する限りは少なからぬ熱流が生じており、衣服や人間の住環境には必然的に内外温度差が生じている。これを利用すべく、人体や身の回りの排熱を利用するエナジーハーベスティングデバイスの研究が世界的に盛んになってきている。
 本セミナーでは、熱電変換の物理的基礎、デバイスの特性を決める要因、ウェアラブル用途などに要求される条件、有機系熱電材料に特有のメカニズム、実際の熱電特性や熱伝導率測定における注意点などの基礎的知識を解説した後、我々が狙っている従来概念を超える「やわらかい」熱電材料/素子について、そのコンセプトといくつかの最新成果を紹介する。

  1. 熱電変換デバイスの基礎
    1. エナジーハーベスティングと熱電変換
    2. 熱電変換の実用例
    3. 熱電変換デバイスの基本構造
    4. 熱電変換デバイスの基本設計思想と材料への要求
    5. パワーファクターと無次元性能指数
  2. ゼーベック効果の基礎
    1. ゼーベック効果概要
    2. ゼーベック効果の物理的な中身
    3. ゼーベック効果の理論式 (線形応答理論より)
    4. 様々な近似理論式
    5. やや特殊な例
  3. 熱電変換材料研究の現状概観
    1. 熱電変換技術の特許動向概要
    2. 無機熱電変換材料の現状
    3. 古典的材料設計指針
    4. 低次元化やナノ構造形成のメリットと限界
  4. フレキシブル熱電変換素子実現に向けて
    1. フレキシブル熱電変換デバイスの必要性
    2. どの程度の電力を供給できるか
    3. 有機系熱電材料/デバイスの報告例
    4. フレキシブル熱電変換素子特有の要求事項
  5. 有機系熱電材料の評価法
    1. 市販熱電特性評価装置の例
    2. 熱電特性評価の一般的注意点
    3. 有機熱電材料評価のための要求事項
    4. 熱伝導率測定法の比較
    5. 市販熱伝導率評価装置の例
    6. 熱伝導率測定の一般的注意点
    7. いくつかの方法の紹介
  6. 有機系熱電材料の広範囲サーベイ結果
    1. 広範囲有機系熱電材料探索結果と考察
    2. 有望と思われる材料系は?
  7. 当グループの材料戦略1: 低分子系有機半導体における巨大ゼーベック効果
    1. 有機半導体における巨大ゼーベック効果の発見
    2. 巨大ゼーベック効果の普遍性
    3. 巨大ゼーベック効果発現の条件および物理機構考察
    4. 巨大ゼーベック効果に実用性はあるか?
  8. 有望な材料系1:不均一系材料
    1. 不均一系熱電材料とは?
    2. コアシェル型単分子接合を利用した不均一系熱電材料設計
    3. CNT/タンパク質複合材料による断熱性熱電材料の創出
    4. CNT複合材料の紡糸と布状熱電変換デバイス
  9. 熱電派生研究:高熱伝導性CNT複合材料

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/16 FT合成による液体燃料の製造とその触媒技術 オンライン
2025/1/17 アンモニア利用の最新動向と利用技術 オンライン
2025/1/21 フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と最新技術動向 オンライン
2025/1/21 核融合発電の産業化に向けたイノベーション技術と応用 オンライン
2025/1/23 水電解・グリーン水素製造の国内外の動向・課題および将来展望 オンライン
2025/1/23 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の現状と将来および技術動向 オンライン
2025/1/23 バイオマスとSAF (持続可能な航空燃料) を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン
2025/1/27 フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と最新技術動向 オンライン
2025/1/28 二酸化炭素の有効利用技術とその最新動向 会場・オンライン
2025/1/29 水電解・グリーン水素製造の国内外の動向・課題および将来展望 オンライン
2025/1/29 カーボンニュートラル (CN) 社会と新しい再生可能エネルギーの技術動向 オンライン
2025/1/29 バイオマス利用のエタノール製造技術と課題 オンライン
2025/1/29 核融合発電の産業化に向けたイノベーション技術と応用 オンライン
2025/1/30 アンモニア利用の最新動向と利用技術 オンライン
2025/1/31 非鉛系ペロブスカイト太陽電池の高耐久、高効率化 オンライン
2025/2/6 ペロブスカイト化合物の構造、特性、太陽電池などへの応用、今後の展望 オンライン
2025/2/12 脱炭素で注目の水素エネルギーその活用のための「水素取り扱いの基礎」 東京都 会場・オンライン
2025/2/13 リチウムイオン電池におけるドライプロセスの現状とバインダーの技術展望 オンライン
2025/2/18 ペロブスカイト太陽電池の製造技術と軽量モジュールの社会実装に向けた課題 東京都 会場・オンライン
2025/2/28 二酸化炭素を原料とした液体合成燃料の製造技術と最新動向 オンライン