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電鋳の基礎技術と最新状況と新たな可能性

電鋳の基礎技術と最新状況と新たな可能性

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、電鋳の基礎から解説し、ニッケル合金、貴金属電鋳によるMEMS部品生産の事例 (薬品、装置)について詳解いたします。

開催日

  • 2022年1月28日(金) 13時00分 17時00分

受講対象者

  • 電鋳、めっき関係に携わる研究者、生産技術者

プログラム

 電鋳技術は古くから利用されており、金属のコピーといわれるレコード用スタンパーから、フォトリソ技術の融合によりDVD, BDのスタンパー、メタルマスク、印刷用メッシュ等の微細加工に普及してきた。近年では、通常の機械加工では製造が困難な高精度、超微細部品にその電鋳技術と微細加工技術の組み合わせによるMEMS部品やインクジェットノズル、噴射ノズル等の量産が始まっている。
 今回の講演では、現場事象として、光ディスクマスタリング (ニッケル電鋳スタンパー製造) における、トラブルシューティングを通じ、ニッケル電鋳の基礎技術から、解決に至る工程を事例とともに紹介する。また、最新電鋳事情としてニッケル合金、貴金属電鋳によるMEMS部品生産の事例 (薬品、装置) の一部を解説し、電鋳技術による新たな可能性を紹介する。

  1. はじめに
  2. 電鋳の特徴
  3. 光ディスクスタンパーのトラブルシューティング
    1. ニッケル電鋳によるスタンパー種類
    2. 裏面突起による不良とは
    3. 突起削減試験
      1. 仕上げ電鋳条件による試験・結果
      2. アンモニア濃度管理による突起削減試験・結果
      3. 光沢剤添加試験・結果
      4. フィルター見直し試験・結果
      5. ピット防止剤の選定及び濃度管理試験・結果
      6. 最終決定条件によるロングランテスト結果
  4. ニッケル合金による電鋳部品
    1. 中空微細部品の製造工程
    2. ニッケル合金の特徴
  5. ロジウムによる電鋳部品
    1. ロジウムの特徴
    2. ロジウムによるMEMS部品
    3. ロジウム電鋳の課題と対策
    4. ロジウム電鋳に適したウエファー用めっき装置
  6. 電鋳による新たな可能性について
  7. 超精密電鋳金型の離型性向上について
  8. おわりに
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 35,000円(税別) / 38,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
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  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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