技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

磁性材料を活用した新しい熱電応用と今後の展望

オンデマンドセミナー

磁性材料を活用した新しい熱電応用と今後の展望

~異常ネルンスト効果・横型熱電効果の可能性~
オンライン 開催

このセミナーは2021年6月に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、お申し込み日より14日間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2021年11月29日まで受け付けいたします。
(収録日:2021年6月25日 ※映像時間:約1時間29分)

申込期間

  • 2021年11月29日(月) 13時00分16時15分

受講対象者

  • スピンゼーベック効果や異常ネルンスト効果に関心のある方
  • 熱電 – 伝熱分野の研究開発に取り組む方

修得知識

  • 異常ネルンスト効果を中心に横型熱電効果の応用上の利点や研究の現状、実際の応用との距離感や今後の可能性
  • ナノ構造を用いた熱電性能向上の方法論

プログラム

第1部 磁性材料を活用した新しい熱電応用と今後の展望

~異常ネルンスト効果・横型熱電効果の可能性~

 近年、磁性材料において発現する異常ネルンスト効果などの”横型“熱電効果が新しい学術と新規な熱電応用の観点から注目を集めている。与えた温度勾配と直交方向に電界を生む横型熱電効果は、ゼーベック効果のような”縦型”効果では実現し得ない大きな応用上の自由度を生み出す。しかし、大学などの学術研究者が語るこれらの新しい現象やその応用は、真の実用とのギャップまでの話が欠落してることが多く、産業界の方々の中には、その可能性を図りかねている方も多いと感じられる。
 本セミナーにおいては、磁性材料を用いた横型熱電現象の基本からその応用、近年の材料開発の現状、そして社会実装への道筋と実現の可能性、今後の展開などについて、横型熱電効果による社会貢献を目指す材料研究者としての立場から、できるだけ丁寧にご紹介させて頂く。

  1. 磁性材料を用いた横型熱電効果の基礎
    1. ゼーベック効果と異常ネルンスト効果、スピンゼーベック効果の比較
    2. 異常ネルンスト効果の起源
  2. 異常ネルンスト効果を用いた新しい熱電発電応用
    1. 異常ネルンスト効果を用いた熱電発電技術の利点、課題
    2. 異常ネルンスト効果を用いた熱流センサーの利点、課題
  3. 異常ネルンスト効果の熱電能増大を目指した材料開発
    1. 大きな異常ネルンスト効果を得るための材料探索指針
    2. ホイスラー合金系材料における異常ネルンスト効果
    3. Fe系合金材料における異常ネルンスト効果
    4. コンビナトリアル成膜技術を活用した超高効率材料開拓
  4. 異常ネルンスト効果を用いた応用デバイス
    1. 試作熱電発電モデュールの性能評価
    2. 試作熱流センサーの性能評価
  5. 今後の展開
    1. 熱電材料と磁性材料の複合構造 : ゼーベック駆動横型熱電効果とは?
    • 質疑応答

講師

  • 桜庭 裕弥
    物質・材料研究機構 磁性・スピントロニクス材料研究拠点
    グループリーダー

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 23,700円 (税別) / 26,070円 (税込)
複数名
: 12,500円 (税別) / 13,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 12,500円(税別) / 13,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 23,700円(税別) / 26,070円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 25,000円(税別) / 27,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 37,500円(税別) / 41,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、すぐに視聴可能なため、本セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 3営業日後までに、メールをお送りいたします。
  • 視聴期間は申込日より14日間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/17 化学工場配属者が知っておきたい化学工学必須知識 オンライン
2025/12/18 グリーン水素と水電解 Power-to-Gas コストの方向性と電極触媒 東京都 オンライン
2025/12/23 熱伝導率測定の種類とメカニズム、用途別の選択法と使い方 オンライン
2025/12/23 高熱伝導材料の開発と厚み方向への熱伝導性向上 オンライン
2025/12/24 データセンターの冷却技術の最新動向 オンライン
2026/1/8 伝熱の基礎と材料内部の伝熱メカニズム、熱物性の制御 オンライン
2026/1/15 産業分野の排熱回収技術とバイナリー発電の原理、特徴、適用例 オンライン
2026/1/16 フロー合成プロセス設計における化学工学・データ解析と条件最適化 オンライン
2026/1/16 これからの自動車熱マネジメント技術 オンライン
2026/1/16 産業分野の排熱回収技術とバイナリー発電の原理、特徴、適用例 オンライン
2026/1/19 パワーモジュールの高放熱化技術と高熱伝導材料の開発動向 オンライン
2026/1/19 負熱膨張材料の開発と熱膨張制御での応用 オンライン
2026/1/19 高発熱AIサーバー冷却の設計と実装課題 オンライン
2026/1/20 次世代革新炉の最新動向と現状の課題・今後の展望 オンライン
2026/1/20 バイオマス利用のバイオエタノール製造 オンライン
2026/1/21 脱炭素で注目の水素エネルギー、その活用のための「高圧水素取り扱いの基礎」 東京都 会場・オンライン
2026/1/22 バイオマス利用のバイオエタノール製造 オンライン
2026/1/22 核融合発電 (フュージョン) の基礎と産業化に向けた革新技術動向 オンライン
2026/1/23 熱分析の基礎と測定・データ解析 オンライン
2026/1/23 アンモニア・水素混焼に対応するNOx低減と脱硝技術の最前線 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/3/1 コージェネレーションシステム 技術開発実態分析調査報告書
2014/3/1 コージェネレーションシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/28 2014年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2014/2/20 電力監視装置 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/20 電力監視装置 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/24 2014年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2014/1/20 太陽電池 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/20 太陽電池 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/12/13 2014年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2013/12/10 太陽光発電向けパワーコンディショナ 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/12/10 太陽光発電向けパワーコンディショナ 技術開発実態分析調査報告書
2013/11/8 2014年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2013/9/27 リチウムイオン2次電池の革新技術と次世代2次電池の最新技術
2013/8/1 高効率蓄熱技術の開発
2013/7/29 2013年版 スマートメーター市場の実態と将来展望
2013/7/10 多様な熱源に対応する熱電発電システム技術
2013/6/25 ヒートポンプ〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/25 ヒートポンプ〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/21 2013年版 風力発電市場・技術の実態と将来展望
2013/5/29 化学品生産 / 石油からシェールガスへの転換