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濡れ性の基礎と撥水性や親水性を生かした新しい表面利用技術

濡れ性の基礎と撥水性や親水性を生かした新しい表面利用技術

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、濡れ性の諸課題を解決する際に、「原理」と「表面の形成方法」の間に存在する解決課題にも踏み込み、理論と実際の間を橋渡しするような基礎的な知見も提供いたします。
また、「濡れ性制御の原理」の解説から、液体の滑落性に焦点を当てた「表面形成プロセス」に触れた上で、原理から考えられる「超撥水性や超親水性を生かしたアプリケーションの事例」を紹介いたします。

開催日

  • 2021年11月16日(火) 10時30分 16時00分

受講対象者

  • 超撥水の応用分野に関連する技術者
    • ディスプレイ
    • 電極材料
    • 太陽電池
    • 燃料電池
    • 衣料品・繊維
    • ガラス など
  • 超親水の応用分野に関連する技術者
    • ナノエレクトロニクス
    • 医療材料
    • プリント基板
    • LCD
    • 熱交換器
    • 燃料電池
    • 衣料品 など
  • 超親水・超撥水を製品開発に応用したい方
    • 防汚
    • 防雪
    • 防氷
    • 防曇
    • セルフクリーニング など

修得知識

  • 超撥水性表面・超親水性表面 (濡れ性制御技術) の基礎
  • 超撥水性表面及び超親水性表面の原理
  • 液体の滑落性に焦点を当てた濡れ性制御技術
  • それぞれの原理から考えられる超撥水性や超親水性を生かした新しい表面利用技術

プログラム

 濡れ性制御技術は、エレクトロニクス機器・屋内外建材・輸送機器・スポーツ用品等、身近な生活から産業生産の至る所で広く利用されている。しかしながら、受講者の方々がそれぞれ持っている諸課題を解決するには、単純に「ヤングの式等」の一般的な理論に沿わないことも多い。
 本講演では、それらの諸課題を解決する際に、「原理」と「表面の形成方法」の間に存在する解決課題にも踏み込み、理論と実際の間を橋渡しするような基礎的な知見も提供していきたい。故に、「濡れ性制御の原理」の解説から、液体の滑落性に焦点を当てた「表面形成プロセス」に触れた上で、原理から考えられる「超撥水性や超親水性を生かしたアプリケーションの事例」を紹介する。

  1. 表面濡れ性に関する基礎
    1. 撥水性と親水性の定義
    2. 接触角に関する基礎方程式
      • Young’smodel・Wenzel’smodel・Cassie’smodel
    3. 基礎方程式からみた、超撥水性表面と超親水性表面の理解
    4. 液滴の転落角 (付着性) に関する基礎方程式
      • 付着エネルギー (Furmidgemodel・Contactanglehysteresis)
    5. 接触角・転落角の評価方法
    6. 固体表面エネルギーとZismanプロット
  2. 液体の滑落性に焦点を当てた濡れ性制御技術
    1. 動的撥水性評価の重要性
      • フッ素系の撥水剤とアルキル系の撥水剤の例
      • 必ずしも、接触角:高 ⇒ 転落速度:高 ではない。
    2. 液滴が傾斜表面上を転落する際の内部流動状態
    3. 液滴の接触角と液滴の転落速度の関係
      • では、接触角:高 ⇒ 転落速度:高 になる条件とは?
    4. 表面粗さの違いによる液滴の滑落性の違い
    5. 表面のパターン構造の違いによる液滴の転落性の違い
    6. 液体の滑落性を向上させる「表面形成プロセス」の工学的ポイント
  3. 高耐久性超撥水性の材料設計
    1. 超撥水性表面上での水滴の転落速度の基礎方程式
    2. 超撥水性表面を高耐久性化する際の課題
    3. 有機モノリス構造体を用いた高耐久性超撥水性表面の設計コンセプト
    4. 有機モノリス構造体を用いた高耐久性超撥水性表面の機能
  4. 表面濡れ性と環境衛生材料
    1. 新型コロナウイルス (SARS – CoV – 2) において想定される感染経路と「環境衛生材料」が貢献できる領域の関係
    2. TiO2光触媒が有する光誘起超親水性と酸化分解反応
    3. TiO2光触媒の抗ウイルス・抗菌性
    4. 撥水性と抗ウイルス・抗菌性を両立させた最近の試み
  5. 各種濡れ性のアプリケーションと、その表面設計コンセプト
    1. 超撥水性と超親水性における流体摩擦の低減効果
      • →流体摩擦の低減に有利なのは撥水性? それとも、親水性?
    2. 防汚性を目指すための撥水性表面
      • →防汚性を目指すために有利な設計方針とは?
        フッ素系? それとも、アルキル系?
      • 防汚性の評価法
    3. 防曇性を目指す材料設計指針のための結露の理解 (水滴の除去・濡れ広がり)
      • 水滴の除去性と濡れ広がりの理解
      • 撥水性表面上での結露
      • 親水性表面上での結露
        →では、結露の抑制には、撥水性と親水性はどちらが有利なのか?
      • 防曇性の評価法
      • 防曇性からみた表面設計コンセプト紹介 (超親水性表面や多孔質材料を中心に)
      • エレクトロウェッティングを用いた水滴除去

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 180,000円(税別) / 198,000円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

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ライブ配信セミナーをご希望の場合、以下の流れ・受講内容となります。

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

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アーカイブ配信セミナーをご希望の場合、以下の流れ・受講内容となります。

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • 開催終了後に、視聴方法をメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2021年11月19日〜30日です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
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本セミナーは終了いたしました。

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