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高吸水性樹脂 (SAP) の基礎と応用・今後の課題

高吸水性樹脂 (SAP) の基礎と応用・今後の課題

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、高吸水性樹脂の吸水メカニズム、製造方法、評価方法などの基礎技術から市場動向・今後の課題について最新のトピックスを踏まえてわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2021年10月28日(木) 13時00分 16時00分

修得知識

  • 高吸水性樹脂の基礎
  • 高吸水性樹脂の開発の歴史
  • 高吸水性樹脂の吸水メカニズム
  • 高吸水性樹脂の製造方法
  • 高吸水性樹脂の評価方法
  • 高吸水性樹脂の市場動向
  • 高吸水性樹脂の現状の課題と業界の取り組み状況

プログラム

 高吸水性樹脂 (SAP) は、1978年に日本で世界に先駆けて商業生産が開始された材料です。これまで、紙おむつやナプキンなどの衛生材料を中心に世界各国で需要が急速に拡大してきました。今やこれらの製品は、人々の生活に欠かせないものになっています。また、「水を吸う」といったユニークな特性から、衛生材料以外にも様々な用途が開発されてきました。
 本講義では、SAPの開発の歴史を振り返り、基本的な特性や製造方法、評価手法について概説します。さらには、市場の動向および課題 (廃棄物問題と対策) についても最新のトピックスを踏まえてわかりやすく解説したいと思います。

  1. 高吸水性樹脂 (SAP) の基礎について
    1. 高吸水性樹脂 (SAP) とは?
    2. 他の吸水材料との違い
    3. 吸水の原理
  2. 製法、工業プロセスとSAPの特性
    1. 開発の歴史と経緯
    2. 製造プロセスの変遷と現在の主流プロセス
    3. 吸水機能に及ぼす組成・構造因子
  3. 市場の動向と求められる性能
    1. 紙おむつの普及とSAPの市場動向
    2. SAPの基本性能・物性
    3. 紙おむつの潮流
    4. 評価方法
  4. 機能を活かした様々な応用用途の事例
    1. 吸水・保水機能の応用例
    2. ゲル化機能の応用例
    3. 増粘機能の応用例
    4. 吸放出機能の応用例
    5. 膨張・止水機能の応用例
  5. 今後の課題と対策
    1. おむつを取り巻く現状と課題
    2. 国内外の対策

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

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  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
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  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
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  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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