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高分子難燃化技術の必須基礎知識と最近の動向

高分子難燃化技術の必須基礎知識と最近の動向

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、高分子難燃化技術について取り上げ、難燃化の基礎から配合設計手法、混練プロセスまで解説いたします。

開催日

  • 2021年7月26日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 各種産業分野の技術者、研究者、開発者、営業担当者など
    • 電気電子機器
    • 建築
    • 自動車
    • 繊維
    • 高分子材料 等
  • 難燃剤、難燃化技術の基礎を学びたい担当者
  • 難燃剤、難燃化技術を学び直したい中堅担当者

修得知識

  • 高分子材料の難燃化技術
  • 関連するプロセシング知識

プログラム

 1970年から1980年代にかけて高分子材料の難燃化技術が大きく進歩し、20世紀に高分子の難燃化手法は、ほぼ出そろった。最近では、環境問題に対応するためノンハロゲンによる難燃化技術に注目が集まっている。ところで、すでに知られている技術で大抵の高分子材料を難燃化できるが、高分子材料の難燃性以外の機能性とのバランスをとろうとすると、この問題は難しくなる。
 本セミナーでは難燃化技術の体系だけでなく高分子材料を扱う時の実務に必要な基礎的知識から配合設計手法、混練プロセスまで難燃化技術の視点で解説するとともに問題解決手法まで紹介する。すなわち、最近話題となっているマテリアルインフォマティクスについて触れるとともに、高分子の難燃化技術のように科学の形式知による問題解決が難しい分野における開発手法についてタグチメソッドや多変量解析などの手法を開発事例の中で紹介する。

  1. 高分子の難燃化技術概論
    1. 歴史から見た高分子の難燃化技術
    2. 高分子の難燃化技術の特許動向
    3. 環境問題と難燃化技術
  2. 高分子の燃焼と難燃化技術
    1. 高分子の燃焼
      1. 高分子の基礎事項
      2. 高分子の構造と難燃性
      3. 事例:フェノール樹脂の難燃性
    2. 高分子の難燃化手法と配合設計
      1. 炭化促進型難燃化手法
      2. 事例:軟質ポリウレタン発泡体の難燃化
      3. 事例:PC/ABSの難燃化
      4. 臭素系難燃剤について
      5. 溶融型難燃化手法
      6. 事例:射出成型性が向上したPETの難燃化
  3. 高分子の難燃性評価技術
    1. 主な燃焼試験法とその特徴
      1. 酸素指数測定装置
      2. UL燃焼試験
      3. コーンカロリメーター
    2. その他の評価法
  4. 難燃化技術とプロセシング
    1. 高分子のプロセシング概論
      1. 混練技術概論
      2. カオス混合技術
    2. 情報化時代の材料設計
      1. 伝統的配合設計
      2. データマイニング
  5. まとめ
    1. 難燃化技術と問題解決手法
    2. マテリアルインフォマティクス
    3. タグチメソッド、多変量解析

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
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  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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