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自動運転・自動走行・自動飛行体に求められる安全対策技術と法規制

自動運転・自動走行・自動飛行体に求められる安全対策技術と法規制

~完全自律走行・飛行ロボットと人との安全・安心な共存に向けて~
オンライン 開催

受講特典: アーカイブ (見逃し) 配信付き (視聴期間: 2021年6月30日〜7月6日)

概要

本セミナーでは、自動運転車に求められる安全対策技術と法規制について、また、飛行ロボット化するドローンに求められる安全対策技術と法規制について、分かりやすく説明いたします。

開催日

  • 2021年6月29日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 自動運転車の研究開発、製造、販売、社会実装、法規制等に関係している方
  • 「空の産業革命」に向けたドローンの研究開発、製造、販売、社会実装、法規制等に関係している方
  • Society5.0の基盤を成すAI、5G、高精度衛星測位の自動運転車やドローンへの適用に関心のある方

修得知識

  • 自動車の完全自動運転 (無人運転) に向けた5段階
  • 自動車の自動運転に係る技術開発の動向と法規制の動向
  • ソフトウェアが機能と性能を左右するロボットの安全確保上の留意点
  • 「空の産業革命」のロードマップ
  • 第三者の頭上を補助者なしで目視外飛行するドローンに係る技術開発の動向と法規制の動向

プログラム

 近い将来、自動車の一般道における無人運転や、ドローンの都市部上空における補助者無しでの目視外飛行の実現が見込まれます。いわば、完全自律で走行あるいは飛行する「ロボット」が、生身の「人」と近接して共存する時代の到来です。「ロボット」の衝突や墜落などの危険を「人」が察知して回避することは難しいので、「人」に害を及ぼさないよう、「ロボット」側には衝突や墜落を防止する高度な安全対策技術が求められるところです。また、「ロボット」が、完全自律で道路を走行あるいは第三者の頭上を飛行する上で必要となるルールを、道路運送車両法及び道路交通法あるいは航空法において定めることにより、「人」との安全・安心な共存を実現していかなければなりません。
 そこで、本セミナーでは、自動運転車に求められる安全対策技術と法規制について、また、飛行ロボット化するドローンに求められる安全対策技術と法規制について、分かりやすく説明します。

  1. 自動運転車に求められる安全対策技術と法規制
    1. 自動運転車とは 〜 究極はドライバーレスカー
      1. 自動運転のメリット
      2. 自動運転の仕組み
      3. 条件付自動運転対応車に搭載された周辺監視用センサー
    2. 完全自動運転までの5段階
      1. レベル1 (運転支援)
      2. レベル2 (高度運転支援)
      3. レベル3 (条件付自動運転)
      4. レベル4 (高度自動運転) と遠隔監視型自動運転移動サービス
      5. レベル5 (完全自動運転)
    3. 自動運転に向けた法改正等の制度整備
      1. 自動運転の実現に向けたガイドライン等
      2. 2020年の改正道路運送車両法の施行 〜レベル3 (条件付自動運転) を解禁
      3. 「道路運送車両の保安基準」に規定された「自動運行装置」
      4. 2020年の改正道路交通法の施行 〜レベル3 (条件付自動運転) を解禁
    4. 一般道での無人運転
      1. 遠隔監視型自動運転移動サービスの全国展開
      2. 自家用車におけるレベル5 (完全自動運転)
      3. 一般道での無人運転に求められる安全対策技術
  2. ボーイング737MAXの連続墜落事故からの教訓
    1. 連続墜落事故の原因は「操縦特性補助システム」というソフトウェアの誤作動
      1. 「操縦特性補助システム」の役割と機能
      2. 「操縦特性補助システム」の誤作動による墜落
    2. 連続墜落事故から学ぶべき教訓
      1. 目に見えないソフトウェアが制御の機能・性能を大きく左右
      2. ソフトウェアの不具合を事前に完璧に発見することは困難
      3. 利便性と安全性の両面にわたる全体最適化が必要
  3. 飛行ロボット化するドローンに求められる安全対策技術と法規制
    1. ドローンの飛行を規制する航空法
      1. 2015年の首相官邸ドローン落下事件が規制の発端
      2. 2015年の航空法の改正によるドローンの飛行に関する規制
      3. 2019年の航空法の改正によるドローンの飛行に関する規制の追加
    2. ドローンの特徴と飛行方法
      1. ドローンは「無線による操り人形」
      2. 直視による無線操縦
      3. FPVによる無線操縦
      4. GPSによる自律航行
    3. 世界市場を席巻した中国DJI社製ドローンが有する2つの技術的な優位性
      1. 卓越したドローン無線技術
      2. 他に類を見ない障害物探知回避機能
    4. ドローンが担う「空の産業革命」のロードマップ
    5. 「空の産業革命」のレベル3 〜無人地帯で補助者なしの目視外飛行
      1. 2018年の「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領」の改正で解禁
      2. レベル3の主目的は、山間部や離島へのドローンによる長距離荷物輸送
      3. これまでのドローン無線技術では全く不十分
      4. 携帯電話 (これまでは4Gでこれからは5G) の上空利用がキーポイント
    6. 「空の産業革命」のレベル4 〜有人地帯で補助者なしの目視外飛行
      1. 2020年と2021年の航空法の改正による新たな制度設計
      2. レベル4の主目的は、都市部での物流等を支える空の大動脈の形成
      3. これまでの障害物探知回避機能では全く不十分
      4. 自動運転車のような「AIの目」で自律航行できるドローンがキーポイント
      5. 第三者の頭上を飛行するドローンに求められる安全対策技術
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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