技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポートフォリオマネジメントの最適化と事業価値評価

ポートフォリオマネジメントの最適化と事業価値評価

~プロジェクトのGo/No Go判断、資源配分の優先順位付け、意思決定の仕組みは~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、プロジェクトの事業価値評価のため各プロセスの考え方と手法を解説いたします。

開催日

  • 2021年6月29日(火) 10時30分 16時00分

プログラム

第1部. 研究開発プロジェクトの事業価値評価

(2021年6月29日 10:30〜12:45) 休憩15分を含む

 ポートフォリオマネジメントにおいて重要な役割をもつ研究開発プロジェクトの事業価値評価について、各プロセスの考え方、主な手法を解説します。

  1. 事業価値評価の目的とプロセス
  2. 各プロセスの考え方と手法
    1. TPP (ターゲット・プロダクト・プロファイル) の設定
      • 対象疾患
      • 競合状況
      • 有効性・安全性
    2. 成功確率の設定
      • 疾患領域による成功確率
      • モダリティによる成功確率
    3. 価格の推計
      • 承認時薬価の想定
      • 再算定の想定・費用対効果分析
    4. 市場浸透率の推計
      • 既存データを用いた浸透率・浸透カーブの推計
      • モデリングによる推計
    5. 費用の設定とファイナンス指標
      • 開発費・製造費・販売費の設定
      • 割引率等の設定
    • 質疑応答

第2部. ポートフォリオマネジメントの有効な活用

(2021年6月29日 13:45〜16:00) 休憩15分を含む

 この20年の間に、国内製薬会社においても、TPP、LCMや事業性評価指標のNPVとともに、ポートフォリオマネジメントの考え方が浸透してきている。経営ビジョンに基づいたポートフォリオ構築や研究開発の生産性向上のためには、ポートフォリオマネジメントの実行体制・仕組みの導入と最適化が重要であるが、様々な実践上の課題がある。
 これらの課題を整理し、個々の研究開発パイプラインや事業開発機会に対する事業価値評価/代替案の創出や事業価値最大化の切り口で、ポートフォリオ構築や最適化の課題と解決の試みについて論じる。

  1. ポートフォリオマネジメントの課題
    1. ポートフォリオ戦略策定の重要性の認知
    2. ポートフォリオギャップの客観的な認識
    3. 研究開発から事業化段階で異なるポートフォリオマネジメント
    4. 研究開発の生産性向上への貢献
    5. 組織体制と意思決定
  2. ポートフォリオマネジメントにおける事業価値評価と製品戦略
    1. 開発戦略と事業価値評価の核となるTPPの策定
    2. ポートフォリオを構成する個別プロジェクトの事業価値評価の高質化
    3. 事業価値最大化策と戦略代替案の作成の進め方
    4. ポートフォリオ評価手法と資源配分の優先順位付け
    5. ポートフォリオ評価の観点からの個別プロジェクトのGo/No Go判断
  3. ポートフォリオマネジメントの最適化
    1. 研究重点領域/疾患の選定
    2. シャドーパイプラインに基づく事業開発戦略
    3. ポートフォリオマネジメント機能の役割と成果責任
    4. 意思決定の仕組み
    5. 資源配分の優先順位付けからポートフォリオ価値最大化へ向けて
    • 質疑応答

講師

  • 岩本 由美子
    PwCコンサルティング合同会社 ヘルス・インダストリー・アドバイザリー
    シニアマネージャー
  • 松本 明男
    メド・スパーク・コンサルティング
    代表

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/7 GMP査察の指摘事項をふまえたQA・バリデーションの考え方と対応/回答時の留意点 オンライン
2024/5/7 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/5/7 安全性定期報告書等の作成にむけた安全性集積データの見方・評価と文章作成のコツ オンライン
2024/5/7 非GLP試験の書面調査と過剰に陥らない効率的な信頼性確保の基準 オンライン
2024/5/8 国内外査察指摘をふまえたGMP記録の残し方・管理と逸脱・OOS・OOT発生時の対応 (処理手順/フロー/線引き) オンライン
2024/5/8 リアルワールドデータ (RWD) を活用するための薬剤疫学基礎セミナー オンライン
2024/5/8 中東主要国の薬事規制比較と現地対応手法 オンライン
2024/5/8 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/5/8 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/5/9 薬価申請・原価計算方法と交渉で有効なデータ取得ならびに資料作成の重要ポイント オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 滅菌バリデーションの深堀と見落としがちな滅菌バリデーションの留意点、最新米国FDA等EO環境問題と代替滅菌プログラム動向、無菌性保証とパラメトリックリリース (PIC/S ANNEX17) とその推奨 オンライン
2024/5/9 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン
2024/5/10 データインテグリティに対応した紙ベースのGMP文書・記録の作成、保管、管理、廃棄のポイント オンライン
2024/5/10 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と規格設定 オンライン
2024/5/10 ICH M7ガイドラインに則ったニトロソアミン類不純物の評価・管理に関する最新動向と当局の考え方 オンライン
2024/5/14 入門者のための基本から学ぶGMP オンライン
2024/5/14 化学プロセスのスケールアップ、コスト試算および事業採算性検討 オンライン
2024/5/14 診断薬業界に求められるビジネスモデルと事業・製品戦略 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発