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小型・高機能触覚センサ技術と医療・ヘルスケア・感性計測への応用展開

小型・高機能触覚センサ技術と医療・ヘルスケア・感性計測への応用展開

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、センサの検出原理や基礎技術から解説し、MEMS技術を用いた小型化、高性能化のための最新の事例について詳解いたします。

開催日

  • 2021年5月27日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

 少子高齢化による労働力不足やアフターコロナ時代への対応のためには、作業の自動化や協業ロボットの導入が不可欠ですが、従来の製造業における産業用ロボットとは異なり、特にこれまで人の五感や感性、経験に頼ってきた農林水産業、食品産業、土木、医療・福祉などの分野では、作業のデータ化・自動化やロボットでの代替には困難が伴います。そこで、人の五感に相当するセンシング・再現する技術が期待されていますが、中でも触覚に関する技術は近年注目が高まっています。しかし、視覚や聴覚のような標準的なセンシング技術はまだ確立しておらず、小型化・低価格化の面で有利なMEMS技術を用いた触覚センサデバイスの研究が盛んになっています。
 本セミナーでは、それらの研究動向について解説するとともに、講師らが取り組んできた触覚センシングデバイスとその応用例について具体例を交えて詳細に解説します。また、実際に試用してみたいという方のためにサンプルを提供し共同で研究開発できる体制も整えていますので、ご相談・議論ができる時間も設けます。

  1. これからの社会と新しいセンサ技術
    1. 超少子・高齢化社会、アフターコロナ時代における医療・ヘルスケア・感性計測と五感センサの役割
    2. 五感センシングの現状と課題
    3. MEMSによる五感センサの小型・低コスト化
  2. MEMSデバイスとセンシング
    1. MEMSの特徴と利点
    2. MEMSセンサデバイスの現状
    3. MEMSセンサの原理
    4. MEMSデバイスの設計
    5. MEMSの作製プロセス
    6. MEMSセンサデバイスの実際と実装・評価
  3. 触覚とそのセンシング技術
    1. 人の触覚について
    2. これまでの触覚センサ技術
    3. MEMSを用いた触覚センサの技術動向
    4. エラストマ封止型MEMS触覚センサの研究開発
      1. 基本構造と検知原理
      2. 他方式との比較
      3. センサの設計と動作解析
      4. 多軸力検知手法
      5. 触覚センサの複合機能化
      6. センサの実装とプロトタイピング
  4. 触覚センサの感性・医療・ヘルスケア計測への応用展開
    1. 物体の把持状態のセンシング
      1. 従来のロボットにおける把持
      2. 柔軟物の把持を可能にする触覚センサによる把持制御
      3. 人による把持感覚とその計測技術
      4. 触覚センサを用いた工具・医療器具の把持状態計測
    2. 触覚センサによる物体の質感計測
      1. 質感デザインの発展と重要性
      2. 従来の質感評価手法と課題
      3. 触覚センサを用いたアクティブタッチ計測
      4. 複合機能化触覚センサによるマルチモーダル質感計測
      5. 触覚センシングと人による官能評価の比較
      6. 皮膚の触診・口腔ケアのデータ化
      7. 触覚センサ・ディスプレイシステムによる触感の再現
  5. まとめと今後の展望
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
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  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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