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導電性炭素材料の基礎と分散・活用技術

導電性炭素材料の基礎と分散・活用技術

~カーボンナノチューブ、グラフェン、カーボンブラック~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、導電性炭素材料の種類や特徴などの基礎から解説し、導電性炭素材料の素材の特徴を活かすための分散・活用技術について詳解いたします。

開催日

  • 2021年5月13日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 導電性炭素材料に関連する技術者、品質担当者、管理者
    • リチウムイオン二次電池
    • 鉛蓄電池
    • 電気二重層キャパシター
    • 燃料電池
    • 電子機器
    • CVケーブル
    • 導電性シリコーン
    • ICトレー
    • シート
  • 導電性炭素材料の製造に関連する技術者
    • 混練
    • 表面処理
    • 評価 など

プログラム

 導電性炭素材料の用途は、最先端の導電性樹脂複合材料分野や高性能な二次電池分野など多岐に渡ります。近年着目されているカーボンナノチューブやグラフェンあるいは古くから実用化されているカーボンブラックなどの導電性炭素材料にはどのような特徴があるのでしょうか?これらの素材を目的とする用途に応じて使いこなすことが、特徴ある製品やノウハウを生み出すポイントとなります。
 本講では、まず、導電性炭素材料の種類や特徴といった基礎を学びます。更に、これらの素材の特徴を活かすための分散・活用技術について学習します。
 導電性炭素材料メーカーやユーザーの開発・営業・企画担当者様向けに、導電性炭素材料に関する技術的内容や市場トレンドを分かりやすく、かつ詳細に解説します。

緒言

  • 情報交流 (人脈力) の重要性
    • 企業主体から個人能力への変換
    • 政府による副業の推進
    • 個人の能力とは?

第1部 導電性炭素材料とは?

  1. ナノカーボンの市場と種類、製法、構造、特徴
    1. 導電性炭素材料の種類
    2. カーボンナノチューブ (CNT)
      • CNT種類と製造メーカー
      • 構造、製法
      • 単層カーボンナノチューブ (SWCNT)
      • 多層カーボンナノチューブ (MWCNT)
      • 気相成長法炭素繊維 (VGCF)
    3. グラフェン
      • グラフェンの種類と製造メーカー
      • 構造、製法
      • 多層グラフェン
      • 単層グラフェン
    4. ナノカーボン市場
  2. 導電性カーボンブラックについて
    1. 種類、製法、生成機構、原料
    2. 構造
      • アグリゲート、アグロメレート、凝集体
      • カーボンブラックの三大表面特性
      • 物理化学的性質の測定方法
      • オイル吸収量、凝集体径、粉体抵抗値
    3. 導電機構
      • 構造と導電性の関係
      • 添加量と体積抵抗率
    4. 種類
      • ケッチェンブラック
      • アセチレンブラック
      • オイルファーネスブラック
  3. その他の導電性炭素材料
    1. グラファイト (黒鉛)
      • 人造黒鉛、鱗片状黒鉛
    2. 炭素繊維
      • PAN系
      • ピッチ系
    3. 各種導電性炭素材料の形状と特徴
  4. 導電性フィラーの位置づけとターゲット市場
    1. 導電性フィラーの位置づけ
    2. 用途
      • エレクトロニクス分野
      • パワーソース分野
    3. 蓄電池市場の現状と将来予測

第2部 導電性炭素材料の分散・活用技術

  1. 導電性コントロール (高導電化) 技術
    1. 分散状態 (凝集塊量) と導電性
    2. 樹脂の影響
      • 単一樹脂系
      • 二成分樹脂系
    3. 無機フィラーの影響
    4. 成形条件の影響
  2. 最適分散化技術と分散状態評価方法
    1. 分散、導電化機構
    2. プレミックス
    3. 分散剤、分散機の選定と事例
    4. 分散エネルギーと導電性
    5. 分散状態評価方法
  3. 導電性炭素材料の高性能化 (炭素材料改質技術)
    1. 表面官能基付与
    2. 結晶性の増大
    • 質疑応答

講師

  • 前野 聖二
    ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社 研究開発本部
    副主席研究員 テクニカル・コーディネーター

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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