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研究開発者が知っておくべき化学物質規制と製品含有化学物質管理

研究開発者が知っておくべき化学物質規制と製品含有化学物質管理

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、世界主要各国の化学物質規制、調査方法、管理方法を基礎から分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2021年4月26日(月) 13時00分 17時00分

プログラム

 SDGsの広がりに伴い、持続可能な世界を実現するために、有害性のある/なしに関わらず化学物質についての規制が広がっています。
 REACHやRoHSといった欧州発の化学物質規制は、グローバル市場において事実上のデファクトスタンダードになっていますし、フタル酸エステル類やビスフェノールAなどは、いくら日本の工業会などが有害性の低さをアピールしても、使用や含有を禁止する動きが進んでいます。最近では、鉛化合物やカドミウム化合物といった明らかに毒性のありそうなものだけではなく、EDTAやセルソルブ系の溶剤、ヘキサンなどといった、研究室などでよく見かける化学物質も規制や制限が始まっています。
 貴社の製品が規制に該当する化学物質を含んでいた場合には、代替品・改良品の提供が必要になったり、最悪の場合は他社の製品に置き換えられてしまったりすることもあります。また、せっかく開発した新製品が無駄になることも考えられることから、研究開発部門であっても化学物質規制と無関係ではいられません。
 このセミナーでは、主に企業の研究開発や製品企画の担当者の皆様に、主な化学物質の規制及びそれらの調査方法、並びに製品含有化学物質の管理方法についてわかりやすくお伝えします。またそれにより企業の皆さまは規制対応の事前検討や準備を進めることができ、規制発効の際に慌てずに対応することができるようになります。

  1. はじめに ~化学物質の規制動向を把握しておく必要性
  2. 化学物質管理のこれまで
    • ハザード管理の時代
    • Agenda21、WSSD、GHS
  3. 主要各国の現在の規制
    1. 欧州 (EU)
      • REACH
      • SVHC
      • CLP
      • WEEE指令/RoHS指令
      • 玩具指令
      • 欧州固有の注意点
    2. 北米
      • TSCA
      • 労働安全衛生法 (OSHA)
      • 北米固有の注意点
    3. 東南アジア
      • 中国
        • 新化学物質環境管理弁法 (C-REACH)
        • 危険化学品安全管理条例
        • 電器電子製品有害物質使用制限管理弁法 (C-RoHS)
      • 韓国
        • 化学物質管理法
        • 化学物質登録・評価法 (K – REACH)
        • 電気・電子製品および自動車の資源循環に関する法律 (K – RoHS)
        • 韓国の傾向
      • 台湾
        • 毒性化学物質管理法
        • 職業安全衛生法
        • 台湾工業規格 (CNS15663) (RoHS相当)
        • 台湾の傾向
      • その他の東南アジア諸国
    4. 日本
      • 化審法 (J-REACH)
      • 資源有効利用促進法 (J-Moss)
  4. 新たな規制の動き
    • 内分泌撹乱物質
    • ナノマテリアル
    • 化学物質の混合毒性
    • マイクロプラスチック
    • 残留有機汚染物質
    • バイオサイド
    • 海洋廃棄プラスチック
    • 環境残留性がある医薬汚染物質
    • 今後予想される世界の変化
  5. 化学物質規制動向の調査方法
    • 欧州 (EU)
    • 北米
    • 東南アジア
    • 日本
  6. 製品含有化学物質の管理方法
    • 企業の中での役割分担イメージ
    • 体制作り
    • JIS Z 7201:2017
    • 製品含有化学物質管理ガイドライン 第4.0版
  7. さいごに
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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