技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

全固体電池の基礎と実用化に向けた最新技術・研究動向

全固体電池の基礎と実用化に向けた最新技術・研究動向

~固体界面構築の考え方と評価解析手法~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、全固体電池材料の基礎と実用化に向けた研究動向を概説いたします。
硫化物系・酸化物系固体電解質を用いた全固体リチウム二次電池や全固体リチウム – 硫黄電池、全固体ナトリウム電池の研究成果も含めて紹介いたします。

開催日

  • 2021年3月29日(月) 10時00分 16時00分

受講対象者

  • 全固体電池の材料研究の経緯を把握したい方
  • 新たに全固体電池の研究を始めたい方
  • 全固体電池の合成法、評価解析手法を学びたい方

修得知識

  • 全固体電池材料の考え方
  • 固体電解質の導電率測定
  • 全固体電池の技術動向
  • 固体-固体界面構築の考え方

プログラム

 本セミナーでは、全固体電池材料の基礎と実用化に向けた研究動向を概説します。メカノケミカル法や液相合成法を用いた硫化物系固体電解質の合成、常温加圧焼結現象を用いた全固体電池の構築、電気化学的手法を用いた全固体電池材料の解析、シート型全固体電池の試作など、材料化学の観点から硫化物系固体電解質を用いた全固体リチウム二次電池の研究を概説します。
 全固体リチウム – 硫黄電池、酸化物型全固体電池、全固体ナトリウム電池の最先端研究については、講師の研究成果を紹介します。

  1. 全固体リチウム二次電池の考え方
    1. リチウムイオン電池の基礎
      1. 充放電曲線の読み方
      2. サイクル特性の図の読み方
    2. 全固体リチウム二次電池の構造
    3. 全固体電池の種類と特徴
    4. 全固体電池の動向
  2. 固体電解質の考え方
    1. 無機固体電解質の種類と特徴
    2. ガラス、超イオン伝導性結晶、ガラスセラミックス
    3. 固体電解質のイオン伝導度測定 (演習)
  3. 硫化物系固体電解質の合成法
    1. 固相反応法
    2. メカノケミカル法
    3. 液相法
  4. 固体界面構築の考え方と評価解析事例の紹介
    1. 錠剤型全固体電池 (全固体ハーフセル) の作製方法と使用材料
    2. 全固体電池の内部抵抗解析 (電気化学インピーダンス法)
    3. 電極 – 電解質間の電極反応の高速化 ~固体界面での副反応とその抑制~ (TEM)
    4. 理想的な電極構造についての基本的な考え方
    5. 固体電解質の機械的特性
      1. 固体電解質の成形I
        • 軟化融着
      2. 弾性率測定
        • 超音波パルス法
        • 圧縮試験
      3. 固体電解質の成形II
        • 常温加圧焼結
        • 断面SEM観察
    6. 常温加圧焼結による室温プロセスによる全固体電池の作製
    7. 電極複合体のイオン及び電子伝導度測定
      • 直流分極法
      • 交流インピーダンス法
  5. シート型全固体電池の試作
    1. 電極および固体電解質のシート化手法と注意点
    2. シート型全固体電池の試作
  6. 酸化物系固体電解質を用いた全固体電池
    1. 高成形性酸化物系固体電解質
    2. 高成形性酸化物系電極活物質
  7. 全固体リチウム – 硫黄二次電池の材料開発
    1. 硫黄 – 炭素複合体
    2. 硫化リチウム系正極活物質
    3. 遷移金属多硫化物
    4. 電極 – 電解質二元機能物質
    5. 全固体電池における金属リチウム負極
  8. 全固体ナトリウム二次電池
    1. ナトリウムイオン伝導性固体電解質
    2. 全固体ナトリウム – 硫黄電池
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 35,000円(税別) / 38,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/27 PFASフリー燃料電池電解質膜の開発 オンライン
2024/12/5 燃料電池、水素、アンモニアの最新動向と今後のビジネスチャンス オンライン
2024/12/6 全固体電池における技術・研究開発の現状と今後の動向 オンライン
2024/12/10 リチウムイオン電池のウェットプロセスとドライプロセス オンライン
2024/12/11 導電性カーボンブラックの配合・分散技術と電池特性への影響 オンライン
2024/12/18 導電性カーボンブラックの配合・分散技術と電池特性への影響 オンライン
2024/12/19 全固体電池および固体電解質の研究動向と今後の課題・展望 オンライン
2024/12/20 導電性カーボンブラックの特性、選定、分散技術 オンライン
2024/12/23 固体酸化物形燃料電池の材料技術、セル作製と可逆動作セルの開発 オンライン
2025/1/9 燃料電池、水素・アンモニアエネルギーの最新動向と今後日本企業がとるべき事業戦略 オンライン
2025/1/10 導電性カーボンブラックの特性、選定、分散技術 オンライン
2025/1/15 電気化学反応と電極反応のメカニズム、電気化学測定法および電極・溶液界面の解析技術 オンライン
2025/1/21 固体酸化物形セルを用いた水素製造・利用技術の基礎と最新動向 オンライン
2025/1/21 全固体リチウム二次電池の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/1/31 EV用リチウムイオン電池のリユース・リサイクル技術の動向と課題、今後の展望 オンライン
2025/2/4 全固体リチウム二次電池の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/2/12 EV用リチウムイオン電池のリユース・リサイクル技術の動向と課題、今後の展望 オンライン
2025/3/26 有機系材料を用いたナトリウムイオン電池の特性と最新研究動向 オンライン