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微生物が作るヌメリ (バイオフィルム) の形成制御、防止・洗浄技術

アーカイブ配信対応

微生物が作るヌメリ (バイオフィルム) の形成制御、防止・洗浄技術

~微生物やバイオフィルムの基礎と理解 / ヌメリ・バイオフィルム制御の現状 / バイオフィルムの検出法・評価法~
東京都 開催 会場・オンライン 開催

アーカイブ配信は、2020年11月12日ごろ配信開始予定(視聴可能期間:14日間)

開催日

  • 2020年10月30日(金) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 微生物やバイオフィルムの基礎
  • ヌメリ・バイオフィルム制御の現状
  • バイオフィルムの検出法・評価法

プログラム

 微生物が形成するヌメリ (バイオフィルム) は一見単純な汚れと認識されるものの、なかなか完全に除去することは困難である。バイオフィルムには生きた微生物細胞が含有しているため、生長し、場合によっては他の場所にも移動する。つまり、バイオフィルム汚染を根絶するためには、できるだけ早く見つけ出し、除去あるいは殺菌・滅菌する必要がある。
 本講義ではバイオフィルムが形成する環境、バイオフィルムの構造から形成過程、形成制御や洗浄・殺菌について、微生物の専門家でない方にもわかりやすく説明を加えたい。また、バイオフィルムを理解する上で重要となる一般的なバクテリア細胞 (浮遊細胞) の特徴や性質、さらには浮遊細胞の抗菌処理法についても解説したい。
 一方で、バイオフィルムの形成環境によってバイオフィルム対策は異なるものとなるでしょう。個別対策に必要となるバイオフィルムの検出法や評価法についても紹介し、これらを通して、皆様のバイオフィルム対策にお役に立てていただきたいと考えております。

  1. 一般的な微生物細胞およびバイオフィルム
    1. 一般的な微生物制御法
    2. 微生物の分類と特徴
    3. 一般的なバイオフィルム構造
  2. 微生物細胞の生活環
    1. 微生物の生育に必要な環境条件
    2. 細菌細胞の構造
    3. 細菌細胞の特徴とストレス耐性
  3. 微生物細胞やバイオフィルムの検出方法
    1. コロニーカウント法の問題点
    2. 蛍光顕微鏡を用いた細胞検出と生死判定
    3. 微生物の同定法
    4. 次世代シーケンサーを用いた細菌叢解析
    5. バイオフィルム評価法
  4. バイオフィルムについて
    1. バイオフィルムが形成する環境について
    2. バイオフィルム構造
    3. バイオフィルムの環境ストレス耐性
    4. バイオフィルム形成・成熟過程
    5. バイオフィルム形成および崩壊に関わる情報伝達システム
  5. バイオフィルムの制御・防止とその対策
    1. バイオフィルム・細菌細胞の制御・防止技術
    2. バイオフィルム・細菌細胞の制御・防止・洗浄技術の問題点と対策
  6. 今後のバイオフィルム研究とその活用
    • 質疑応答

講師

  • 松村 吉信
    関西大学 化学生命工学部 生命・生物工学科
    教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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複数名
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