技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ダイにおけるスジ発生メカニズムとその対策技術、解析技術

ダイにおけるスジ発生メカニズムとその対策技術、解析技術

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、塗布ムラ、塗布スジ、泡、ブツ・ゴミ、膜厚の不均一など、ダイコート・グラビアコートの不良発生原因と対策方法について詳解いたします。

開催日

  • 2020年7月27日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ダイコーティング、グラビアコーティングに関連する技術者
  • ダイコーティング、グラビアコーティングで課題を抱えている方

修得知識

  • 塗布機器、成形機器由来の発生メカニズム
  • 材料・異物由来の発生メカニズム
  • スジが出来る場所の特定法
  • 機器の清掃や異物付着対策などのポイント

プログラム

第1部 精密塗布におけるダイスジの発生原因とトラブル対策

~実際に現場で役に立つダイスジの解決策~

(2020年7月27日 10:30~14:45)

 精密塗布にはダイ技術が多く利用されており、機能性フイルム等の実用化時には多くの課題・問題が発生する。特に初期段階で必ず解決しなければならない課題がダイスジである。本報では、主にダイスジにポイントを絞り、現場の実用化段階で発生すると思われるダイスジの発生要因等を検討し、その対策方法について述べる。

  1. 精密ダイ技術の位置付け
    1. ダイ技術の位置付け
      • 処方設計
      • 塗布技術
      • 送液技術
    2. よく利用されているダイ技術
    3. ダイ方式の特徴、塗布量Control方法
    4. ダイの設備対応技術
      1. 先端形状の加工仕上げ精度の向上
      2. 先端への超硬合金、HIP技術の導入
  2. ダイコーターの実用化時に現場で発生するダイスジとその解決策
    1. スジの発生原因と対策・解決策
      1. ダイ先端部への泡の付着
        • 塗液の脱泡技術
      2. ダイ先端部へのブツ (異物) のトラップ
        • ダイスリット内部への異物の付着など
      3. ベースから持ち込まれるゴミ (異物) 類のリップ部への付着
      4. ダイ先端部またはスリット部での塗液の乾き
        • ダイ先端部への風の流れ など
      5. ダイ先端エッジ部でのベース削れ
      6. ダイリップ部の欠け (傷)
    2. ダイスジに関する最新の課題・問題点?
      1. ダイ先端部の詳細観察・課題
    • 質疑応答

第2部 塗布プロセス・ダイ内部での流動解析およびスジの形成の解析

(2020年7月27日 15:00〜16:30)

 塗布流動解析 (ダイ内部流動・塗布ビード自由表面流動) によって、各種のスジ故障 (リビュレット・リビング・ストリーク) の予測及び防止設計が可能であり、流動解析の実施方法、結果の評価方法、各種塗布故障の解析再現事例を紹介する。

  1. 塗布とは
    1. 塗布の概念
    2. 塗布故障の種類
    3. 塗布技術研究の概要
  2. 塗布流動解析の分類
    1. 自由表面取り扱いの手法
    2. 商用解析ソフト
    3. フリーの解析ソフト
  3. 塗布流動解析の実施方法
    1. プリ作業 (形状・メッシュ作成)
    2. 計算実行、所用計算時間
    3. ポスト処理 (流動の可視化)
  4. 各種塗布故障の解析による再現
    1. スロット塗布事例
    2. スライドビード塗布事例
    3. スパコンを用いた大規模解析
    • 質疑応答

講師

  • 金子 四郎
    有限会社 金子技術事務所
    代表取締役
  • 小関 洋介
    MPM数値解析センター株式会社
    シニアエンジニア

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 58,000円 (税別) / 63,800円 (税込)
複数名
: 53,000円 (税別) / 58,300円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 53,000円(税別) / 58,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 58,000円(税別) / 63,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 106,000円(税別) / 116,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 159,000円(税別) / 174,900円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/28 ダイコーティングの基礎とトラブル対策 オンライン
2024/11/28 ゾル-ゲル法の基礎と機能性材料作製への応用および新展開 オンライン
2024/11/28 塗布・乾燥工程の基礎と高均質薄膜作製のポイント オンライン
2024/11/28 粒子の分散安定化と塗布・乾燥における課題、添加剤による解決策 オンライン
2024/11/29 紫外線・赤外線・熱線遮蔽材料の設計、応用、遮蔽性評価技術 オンライン
2024/12/3 めっき技術の基礎と高度な品質要求に対応する応用技術 東京都 会場
2024/12/3 フィルムの乾燥技術、乾燥プロセスの最適化とトラブル対策 オンライン
2024/12/3 材料表面への (超) 撥水性・ (超) 親水性の付与技術と制御および分析・評価、応用技術 オンライン
2024/12/4 エポキシ樹脂の基礎および各硬化剤の使い方・選び方 オンライン
2024/12/4 ウェブハンドリング技術の基礎と不具合の対策法 オンライン
2024/12/4 防汚コーティングの基礎知識と評価手法 オンライン
2024/12/5 分子間力や表面張力の考え方、そのコントロールと測定法 オンライン
2024/12/5 乳化重合・ソープフリー乳化重合によるポリマー微粒子の合成と粒子径・形状制御 オンライン
2024/12/6 ゾル-ゲル法の基礎と機能性材料作製への応用および新展開 オンライン
2024/12/6 フッ素フリー撥水材の開発と応用 オンライン
2024/12/9 ウェット塗工における欠陥対策と均一塗布技術 オンライン
2024/12/9 めっき法の基礎および堆積形状・膜物性の添加剤による制御とその低減策 オンライン
2024/12/9 ハードコート剤の開発、材料設計、調製、特性評価、高機能化、応用展開 オンライン
2024/12/10 半導体基板へのめっき処理と密着性の向上、評価 オンライン
2024/12/10 塗装仕上がり/塗膜品質に影響する機構の理解と実際 オンライン

関連する出版物