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電気化学測定の基礎と解析データの解釈のポイント

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電気化学測定の基礎と解析データの解釈のポイント

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、電気化学の基礎中の基礎から解説いたします。
また、測定装置の使い方、測定方法、解析方法、データの応用事例を詳解いたします。

開催日

  • 2020年7月9日(木) 10時00分 17時00分

修得知識

  • 電気化学の基礎概念
  • 電気化学測定法の原理
  • 測定装置の使い方
  • 測定データの見方・考え方

プログラム

 電気化学は電気と化学を扱う分野です。化学の人には電気は苦手で、電気の人には化学が苦手で、非常に始めるのに敷居の高い分野と思われがちですが、応用範囲は広く、これからの研究開発には不可欠な分野であります。これから、燃料電池、リチウムイオン電池、腐食、センサーなどの研究を始める人たちに十分に役に立つように電池化学の基礎の基礎から講義します。様々な研究に必要な電気化学測定法も解説し、押さえておかなければならない基本原理が身につけられるように詳しく説明します。電気化学の基礎がわかれば様々な研究にスムーズに入ることができます。どうも電気化学が苦手だなと思っている方、是非ご参加ください。一度、電気化学を志して、つまずいてしまった方も、もう一度、このセミナーを通して再チャレンジしてみてください。とことん解説します。

  1. 電気化学の基礎
    1. 電池・電気分解から始める電気化学の基礎の基礎
    2. 電気化学反応の速度論/バトラー・ボルマーの式の中身を理解する
    3. 電気化学反応の中身:電子移動過程と物質移動過程
    4. 電極/溶液界面の構造:電気二重層の概念
    5. 電気化学測定装置の基礎
  2. 定電流法・定電位法・サイクリックボルタンメトリー
    1. 速度論の基礎の基礎:ターフェル式の利用
    2. 定電位ステップで物質の拡散係数を見積もる
    3. 定電流ステップで物質の濃度を測定する
    4. パルスボルタンメトリーで電極反応を詳しく解析する
    5. 電気化学反応の可逆系と非可逆系でのボルタモグラムの違いを理解する
    6. 電気化学反応の精密解析法の理解
    7. 均一系化学反応が組み合わさった場合の電気化学反応がどのようなボルタモグラムを示すか
    8. 測定法の注意事項
    9. 回転電極法を用いた速度論的解析
  3. 様々な応用範囲を対象にした電気化学測定
    1. 腐食反応を対象にした電気化学測定
    2. 電池反応を対象にした電気化学測定
    3. その他
  4. 交流インピーダンス法の基礎と実際の応用例
    1. 基礎概念
    2. 測定法の基礎
    3. 実験結果の読み方
    4. 様々な応用での実験方法と実験結果の読み
    • 質疑応答

講師

  • 松本 太
    神奈川大学 工学部 物質生命化学科
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

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