技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ラマン分光法の使いこなし方

製剤開発、品質・プロセス管理での

ラマン分光法の使いこなし方

~Zoomを使ったライブ配信セミナー~
オンライン 開催

開催日

  • 2020年6月30日(火) 10時00分 17時00分

修得知識

  • 近赤外レーザー/低波数ラマン分光法の特徴、応用例
  • 晶析反応、結晶転移、 共結晶の分散状態、マッピング測定、含量均一性の評価例

プログラム

 2014年5月に日本のPIC/S加盟は承認さ、PIC/Sが要求する製剤原料に対する受入時の確認試験の検討および運用が着実に進みつつある。さらに、2019年に第十七改正日本薬局方第二追補一般試験法へラマン分光法が新たに収載され、実用性に対する期待がさらに高まっている。
 そこで、本講演ではラマン分光法の特徴の1つである非接触・非破壊分析を使った分析例の紹介や原薬の結晶多形の識別などのラマン分光法の代表的な応用例をラマン分光法の原理などと合わせて詳しく解説する。またラマン分光法を用いた晶析反応、マッピング測定、含量均一性評価などの分析例も紹介する。最後にラマン分光法を用いたPIC/S準拠の分析法確 立や同バリデーションのポイントを実試料を用いた例を使って解説する。

  1. ラマン分光法の概説
    1. 特徴・原理
    2. その他分光法と比較
    3. 応用例
  2. 近赤外レーザーを用いたラマン分光法
    1. 特徴
    2. 応用例
      1. 蛍光発光影響の軽減
      2. 無機物測定例
      3. 遮光入り液体試料測定例
      4. 医療用漢方製剤測定例
  3. 低波数ラマン分光法 (テラヘルツ分光法)
    1. 特徴
    2. 応用例
      1. カルバマゼピン (CBZ) 結晶多形識別
      2. 錠剤中の共結晶の分散状態の評価
  4. PIC/Sに対応する分析法設定および分析法バリデーション
    1. 分析法設定についての留意点
    2. ICH Q2が求める特異性評価の解説
    3. 各種原料を用いた分析法設定実例紹介
    4. 分析法バリデーション (室内再現精度など)
  5. 代替え検討・評価方法について
    1. 赤外分光法からラマン分光法への移行
  6. ラマン分光法を用いた原薬・製剤の分析実例紹介
    1. 錠剤表面のマッピング
    2. 非接触による錠剤の含量均一性評価
    3. 配合錠中の有効成分の含量医均一性評価
    4. 低波数ラマン分光法を用いた共結晶の分散状態の評価
    5. インドメタシンの結晶転移の評価
  7. 質疑応答:
    • セミナー参加者の皆様へ:事前のご質問を御受けいたします
    • 当日回答を準備いたします.
    • その際、質問者所属などの紹介は「可」または「不可」を明記してください.

講師

  • 久田 浩史
    株式会社 テックアナリシス
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/21 医薬品の知財制度と特許戦略 入門講座 オンライン
2025/4/21 医薬品事業開発における導出/導入・契約、交渉業務の基礎 オンライン
2025/4/21 細胞加工製品及び遺伝子治療用製品の輸送方法の開発、安定性試験 オンライン
2025/4/22 点鼻・経鼻製剤の現状と展望 (全3コース) オンライン
2025/4/22 点鼻・経鼻製剤の現状と展望 (基礎と応用 / Nose-to-Brainデリバリー) オンライン
2025/4/22 GAMP 5 2nd Editon 徹底解説セミナー オンライン
2025/4/22 OOS/OOTの正しい理解と判断のポイント オンライン
2025/4/22 E&L試験の進め方および国内外の規制動向 オンライン
2025/4/23 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 オンライン
2025/4/23 データインテグリティを踏まえたGMP文書・SOP・記録の作成と運用管理 オンライン
2025/4/23 分析法バリデーション 入門講座 オンライン
2025/4/23 「洗浄バリデーション」「マルチパーパス設備洗浄評価基準」コース オンライン
2025/4/23 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション 業務者教育コース オンライン
2025/4/23 無菌製剤工場の製造プロセスと設備・施設設計のポイントと注意点 オンライン
2025/4/23 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション 業務者教育コース Aコース (初心者コース) オンライン
2025/4/23 治験・市販後でのアジアPV規制の比較・最新動向と当局/医療機関への報告要件の違い オンライン
2025/4/23 高薬理活性物質を扱うマルチパーパス設備での洗浄評価基準と洗浄管理の留意点 オンライン
2025/4/24 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者の製造・品質管理の要求事項/監査 (書面・実地) のポイントと監査時のチェックリスト・着眼点 オンライン
2025/4/24 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2025/4/24 希少疾病用医薬品 (オーファンドラッグ) の薬価算定の実際と薬価戦略 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)